美術作品展
■フジカット大賞
■2011年 時計台ギャラリー出展作品


今年は震災の影響で次々に大きな美術展の中止や延期がありました。その中で、数少ない展示の場が提供された所には
やはり、自ずと有名な芸術家の作品が集まって来たのかも知れませんね。ご連絡 頂きまして有難う御座いました (札幌 時計台ギャラリー展 2011年 10月 出品作品から)
		 
	
■2011年 時計台ギャラリー出展作品2

『世界の愛へ贈る、心の絆リング』 (HP管理人の勝手な命名)
人間が2足歩行を始め、やがて社会がうまれ、僅かなりと余裕が出来始めた時、真と美の芸術と、
そしてゴールドやプラチナへの憧れも生まれたと言う。そんな白金の塊を インゴッドと呼ぶようになったのは
何故だろうと以前から疑問に思っていた。が、この作品を見てそれが解けたような気がした。
これだけの大きな白金の延べ棒が幾つもあれば、例の金融危機を起こしたユーロの小さな銀行の
一つや二つは救えたのかも知れない。そんな白金の大きな延べ棒を 惜しげもなく打刻して行けば、
作品胴体の大きなリング状のものになるのだろうか。そして、そのリングの上に羽衣を靡かせる
天女の羽のように乗っかるものは何だろう。巻き上がる波しぶきだったのだろうか。それとも、
異常気象を引き起こすという太陽風のコロナの断片だろうか。否、ガスバーナーを最大にした
時のような炎なのだろうか。ちょうど横殴りの激しい風雨に吹き付けられて消えそうになった時、
炎は一瞬、白鳥の羽を広げたような姿をしていたと どこかで見たそんな遠い記憶がある。
では、本当はこの炎は何を表現しているのだろうか。翻って、
今年2011年、世界は将に様々な激しい未曾有の危機に見舞われて来た一年だった。
それでも消えずに残った。だから早く世界は、この大きな指輪をして、
平和になって欲しいと訴えているのだろうかこの作品は。世界中の人々がこの指輪に指を通す時、
炎は静まる。そう思うと何とも実に良い作品だ。
(1/4ブロッくん 硬め 30倍グレード品使用作品)
		 
	
■2011年 時計台ギャラリー出展作品3
■2011年 時計台ギャラリー出展作品4

超硬め15倍グレード品 長手1/8ブロッくんを使用された重厚で且つ優雅な仕上がりになった作品だ。
出来上がりを見ても、これが発泡スチロールだとは誰も思えない意外性のある動きの表現に成功している。
逆に、地球を離れて、この素材以外には到底表現出来ない月世界のような、軽妙で宇宙空間を浮遊するような
線の自由な動きの表現は、実に圧巻だ。そう言えば、今の現代科学は、幾多の困難を乗り越えて、
それでも進歩を続けている。あの繊維が空を飛ぶ飛行機の羽になるとは誰が想像できただろうか。
絹の肌触りを越えた化繊をだれが日常化出来ると思ったことだろうか。同様に、こうして発泡スチロール素材が
現代アートの最先端に躍り出たことは、将に、この表現主のご尽力の賜物に違いない。そして、
これからも新しい表現ジャンルを開拓されていかれるのだろう。確かに完成度の高い、実に良い作品だ。
		 
	
■2010年 第55回 『新道展』
■2010年 第55回 『新道展』2

作品につられて、ふと、誰もがつい見上げてしまうような、あの少し斜め上に向かって広がる樹木色のやさしい視線の先には、
何があるのだろう。きっと、何時も まるで催眠術にでも掛かったかのように予定調和的な燦燦と輝き続ける太陽の陽の光が、
眩しくずっーとその方向の先一点にあって、時間と空間を越えて我々と共存して来たのだろうか。過去より未来永劫、地球の気の遠くなるような
歴史の中で、母なる大地は、その輝きの恩恵を思う存分受けて来た。そして、この大地からは絶えず無数の新しい生命が溢れんばかりの歓喜に包まれて誕生し、
成長を遂げて行く。最近は、自然だけではなく、我々人間も、微力ながら、太陽のエネルギーを取り入れる為に、太陽光発電などで この自然に挑戦し始めた。
「でも待って!太陽の輝きを人間とわたし達とで享受しませんこと」と、高さ2mもあるこの大地から成長した大きな生命体は、宇宙の彼方、
幾千億光年先までも見通せるという いまだ未発表の多高層パラボラアンテナの最新科学技術の成果を、いとも容易に形に取り込んで見せ、
我々に、その視線の先にある何かを語り始めたのかもしれない。確かに、いい作品だ。
(1/4ブロッくん 硬め30倍グレード 4個使用作品)
		 
	
■2010年 第70回 美術文化展

立体の部 出品作品から
平和の一瞬を表現したものだろうか。
数名の小さな妖精達が、輪になって、
中空で楽しく、夢中で踊っているようだ。
勢い良く、長い髪をなびかせ、小さな足首が、
遠心力で跳ね上がっているのだろうか。
小鳥のような歌声も聞こえてきそうだ。
或いは、あの床下の小人達が、つい人
間の視線を忘れて、踊りに興じる瞬間を、
表現したものかも知れない。赤土色に染め
られた姿からすると、荒野の大地に住むと
いう、めったにひと目に悟られることのない
小さな住人達だったのかも知れない。いい作品だ
		 
	
■2010年 第70回 美術文化展2

四角い箱のようなものの中から吹き上げる
煙のようなものは、一体何だろうか。何年か
前、アメリカでは、よく「グランドゼロ」として、
それ以前とそれ以後の時代を大きく分ける
分水嶺のような表現が、作品群の中にも多く
見られたものだ。あれから早くも9年が過ぎ、時代は確実に動いている。
翻って、作品を見てみよう。どうやら、この無機質な、コンクリートのようにメークされた四角い箱は、
人為的な造型を、そして、その内部から、まるで、以前映画で見た、鉄が生命をもった無機質の生命体の世界があったが、
この四角いコンクリートから吹き上げるのは、実は、無機質な植物生命の、発芽した 双葉 だったのかも知れない。
だとしたならば、作者は、この混沌とした同時代の行く先を確実に捉えきっているのかも知れない予感がする。将にいい作品だ。
		 
	
■09年 第69回 美術文化展 巡回作品展のお知らせ
■09年 第69回 美術文化展 巡回作品展のお知らせ2


これは 弊社発泡スチロールの小さなブロックシリーズから
「1/4ブロッくん』硬め30倍グレード品製(黒い台まですべて発泡スチロール製)のものです。
 そう遠くない未来、何百億光年のはるか宇宙の彼方への旅が、もし可能ならば、我々を取り巻く、
ありとあらゆる困難な問題のすべての源泉が、時間と空間を易々と通り越して、今将に
、ここに始ったのだと、はっきりと、この眼で見ることになるのかも知れない。
もし、そうであるならば、その光の輝きを凝縮したビッグバンの一瞬とは、
すべてを生み出す、まるで母なる北海の巨大なエネルギーの波逆巻ける状態をもって、
表現する以外に有り得ないのかもしれない。その一瞬、そしてその一瞬の天地を突き刺すような躍動。
それは、1000幾百年の都、その京都の眩い新緑に覆われた古寺で、一介の禅僧が
「無重力、無時間、無空間とは何ぞ哉」と言った、人知れず目を閉じて静かに唱えた禅問答に答えるべく、
遠く、そして遥かに遠くまでを、深く瞼を閉じてはいるものの、丸で第3の目をして目視して五感で感じ、
じっと先々を見ている この我々のことなのかも知れません。将に素晴らしい作品に仕上がっております。
このような表現の可能なのが、発泡スチロールの真骨頂ですね
君の名は 宇宙の果てより 萌ゑ出る 新芽若葉の如しか夏来る
		 
	
■08年 第68回 美術文化展 巡回作品展のお知らせ


『雲上に舞う自由の女神』(HP管理人独自の命名です)
これは 弊社発泡スチロール 1/4ブロッくん 硬め30倍グレード品製(すべて発泡スチロール)のものですが、
氷の上で華麗な舞いを繰り広げたアイススケートの演技を思い出したり、、ギリシャ近海から発見された羽をつけた
妖精とだぶってきます。確かに、それは素晴らしく、誇らしくも、且つ、力強く、そして躍動感溢れる、
現代の地上に降りてきた永遠の若さを備えた女神像なのでしょうか。見る者全てに、至高の喜びと平安を惜しむことなく
与えて止まないのでしょう。自由をあなたに、幸福の嵐をすべての人に、と、ひとかきの真綿のような白い羽をそっと
広げるだけで、我々は陶酔の虜になってしまうのでしょうか。
一瞬の動きを表現するには、矢張り、発泡スチロールは最適のようです
		 
	
■08年 第68回 美術文化展 巡回作品展のお知らせ2


この作品も弊社『1/4ブロッくん』をお使いのすべて発泡スチロール製になります
この作品を見ていますと、どうしてもひと言コメントせずにはおけない衝動が心底から湧き上がって来るのは何故でしょうか。
この作品が見上げる中空の先にあるのは、何も無い世界の空洞だけなのです。が、その空洞の異様な大きさが、
そう、例えば古代の埴輪の、顔の特徴が、目の部分が、単に小さな空洞で表現していたのにダブルような気がするのでした。
そして、現代の埴輪は、最早、顔面全てを空洞にしなければならないほど、複雑怪奇な時代に突入して来たのでしょうね。
ここまで大きな目で、我々全てをじっと見ているのが、この平和を祈るかのような謎の立像でしょうか。
だから、この作品が、古代からの伝統と現代に通じる共通性をその巨大なまなざしが持つと考えますと、さらに、深い祈りの像にも見えて来ます。不思議なものです。
主催 損保ジャパン美術財団 /産経新聞
第27回 損保ジャパン美術財団 選抜奨励展
第68回 美術文化展
		 
	
■08年 第68回 美術文化展 巡回作品展のお知らせ3
■08年 第68回 美術文化展 巡回作品展のお知らせ4


「こちらがアルミに変身する前の原型です。1/4ブロッくん 硬め30倍グレード使用 させて頂きました。
御社の招き猫にインスパイアされ、ヒグマ(北海道)を登場させました」作者
素晴らしい、のひと言に尽きますね。有難う御座います。この写真は、家宝として大切に保管させて頂きます。
何十年かしたらとんでもない目の飛び出るような芸術的価値が出てるかも知れません。きっと、そう思いますね
他の展示品は 会場で
		 
	
■07年 第67回 美術文化展
■07年 第67回 美術文化展2
■07年 第67回 美術文化展3
■07年 第67回 美術文化展4
■07年 第67回 美術文化展5
■07年 第67回 美術文化展6
■土のちから展から


慈愛に満ちた天からの恵みを 塔のように盛り上がった大地が、そのトップに大きな皿状のものを広げて受け止めているような形です
この展示作品を拝見する度に、世の中、誠に不思議なご縁というものが、言わずもがな 天網恢恢 疎にして洩らさず 満ち満ちているのに違いない
と 50を回る年齢になって ひしひしと実感できるようになって来ました。
		 
	





















