・ホームページ開設しましたこのページは、営業部のデスク
 サイドで「わたし」が見たノート
 の日々記録コラムです。
お楽しみに

    研究ノート目次

 
トップページへ
営業部デスクわたしの研究開発ノート

2002年11月30日
雑用に追われてしまいました。あれもこれもしなくちゃいけない。電車で移動。大阪市内をうろうろした後、JRで高槻へ。最前列の車両の最前列に座る。電車の発車が15分遅れ。「ご迷惑おかけいたしています」のアナウンスが流れる。窓から見える路線工事の人の黄色い旗の振り方が どうもいつもに比べて 緊張していてワザとらしい。4人が4人とも みぎひだり揃えて振ってくる。JR吹田の駅を発車してふと前を向くと、誰か傘を置き忘れて降りられたみたいで 空いた座席のところに折りたたみ傘がひとつ取り残されていました。高槻で下りた時にでも運転手さんに渡そうと思いながら、窓の外の冬のどんよりした厚い雨雲を見ていました。間も無く、15分遅れの電車が高槻駅に到着しました。扉が開いて外に降りてから、すぐ横の運転室の扉が開くのを待ちましたが、何故か、もう一人 女性も待っていました。小さな扉が開いて中から紺色のJRの制服制帽に身を固めた男が出てきました。突然、なにかずっとこらえて来たものが堪えられなくなったみたいに「ごめんなさい」と大声で叫びながら その女の人がこちら向きの運転手のほうへ泣き崩れていきました。よほどの事があったのかそのまま崩れ落ちて離れようとしませんでした。15分遅れの電車はすぐ発車しないといけません。見かねた駅員が走ってきて、その女性の肩を担いで必死で何か説得していました。結局、15分遅れの電車はそれ以上遅れることなく発車して 次の駅へ向かいました。ベンチでまだ泣いている女の人に2,3人の客が声を掛けていました。さっきの駅員はどこかへ行ってしまいました。あっという間の出来事でした。

   ゆきわかれ ゆくもいかぬも別れては 知るも知らぬも たかつきの堰


2002年11月29日
4社走行距離92キロ。
続けて3件の問い合わせがありました。1件は西日本新聞で今度、緩衝材 断熱材の特集を組むので取材させて欲しいという電話でしたので「何のことかよく分かりませんから」と お断りしました。どうもよく判りませんが新聞関係の人の電話がこれで2件になりました。いや、元ミニコミ新聞社の方をいれますと5件になりますね。みなさん結構大変みたいですが お身体には気をつけて世のため頑張ってください。わたしも、どちらかと言うとほんの少しだけ自分の為、 寒い中でも走り回っております。
すると、今日も若い使命感と危機意識に燃えた人にばったり出会いました。ガンバレ日本!がんばれ材木屋さん!
「こんなことではハウスに食われてしまうだけや。だから言うてんーですよ。今までやったら 親方がいて代々やってきてる人は、あそこの材木屋さんに任せておけばと信用してもらえるから つまり地場の顔があったからやって行けたけど、今の若い人にはそんな方法は通用せーへん。何か紙に書いてどこかハンコ押したやつ渡せるようでないとあかん。こんな都会で 横のつながりが希薄になって、隣に誰が住んでいるかも解らん様なところで、木造が70年以上もつからって、ハウス住むよりいいからってどうやって信用してもらえますか?こんな湿気の多い国で ハウスより木造がいいのは 誰に聞いてもどこに調べてもらっても いい結果でるに決まってるんです。、、、、、そないにいわはっても、じゃーどーやって判ってもらえると思いますか。材木屋さんの数が京都でもこの2年で半数になってしまったんですよ!せっかくの木造づくりの伝統が台無しになってしまう、、、、」
わかるけど、そないにいわはっても。きっとそのうち今の若い人も振り向く時、チャンスは巡って来るはずです。

     家立ちて きょうも伝統どこえやら 
     そのみちまもる 君ひとり
      きみ しりたもう ことなかれ


2002年11月28日
7社62キロ。「家建てるんじゃねーんだつーねん。ミエ建ててんだよ。こちとらプロやで。安全性、居住性、耐久性なんかはベスト尽くしてあたり前やねー。ほんでも 98パーセント決め手は玄関やなー。玄関回り見て 立派な家ですねーって言われるかどうかが勝負なんやで」という人の考えもありますし、「大阪みたいな狭い箱庭住宅で、両隣壁に挟まれたところに家建てるんやで、住むスペースを4センチ広げられるかどうかの勝負やで」と言われる方もおりまして、夫々がまたそれぞれの哲学持っておられまして、お説ごもっとも!地場で、木材屋を伊達にはやってないなぁと思いました。
   学びて時にこれを習うまた楽しからずや
通信関係に勤める旧知の学友が来ました。メールの送信方法でアドバイスを貰いました。丁寧にソフト面で修正などしてくれて、帰りました。「訪問者増やすには、一番早いのは発泡スチロールに因んだ賞品出して、毎月応募頂いた中から抽選で一人にプレゼントするコーナーつくる事やでー。それがいちばんやでー。けど、仕事に直結するかどうかは未知数やけどなぁ」と、、、。面白そうなので大至急やってみようと思いました。
   友あり遠方より来るまた嬉しからずや


2002年11月27日
よくあることですが、「午前中に」と訪問すると 「夕方4時か5時に出直してください」と言われ、4時丁度に着いてしまって 少し早いかなと思い、解体が進むエキスポタワーが 冬の夕焼けで黄金色に輝いているのを はるかに遠く見ながら外で待っておりました。 進歩と調和をテーマに世界中から様々な人達を集めた万博のシンボルがまたひとつ消えていく様子に 32年のおのれの半生を重ねてしまい感慨に耽っていました。時計を見るともう4時半です。「あのー」と言うとすぐ「先ほど出かけました。本日は出先からの帰宅予定となっております」と 冷たくあしらわれてしまう。
5時前 少し遅いから失礼かなと思いながら、もう一軒 ディスプレイの会社に立ち寄る。「なぁ、入りいや」と言われてつい長居をしてしまう。世間話がいつもの決まり文句のようにだらだらと続いた後、一服あって、「どや、ほかは」と振ってきたのでどこも同じですよと返すと、実はあの潰れかかったスーパーのおかげで ばったり仕事が来なくなったと漏らす。若い時から 芸術とまではいかなくても好きな芸術の関連産業の一角には位置しているとずっと自分で自負しながらこの仕事を続けてきたのに残念らしい。仕事の合間に趣味で作っている作品が 唯一のはけ口になってしまったが、「こんな逆境じゃー 大傑作になってしまう」と仰るその社長の目が芸術家らしく透き通っているのが大変印象的でした。

     陽は沈み
     陽はまた昇らず
     エキスポと(搭) わすれさられし うたかたのゆめ


2002年11月26日
二三軒営業回りした後 営業会議。
最近、交通渋滞が特に激しいのは、カーナビの普及で今まで車があっても道がわからなくて余り遠乗りしなかった層が積極的にカーナビ使って車で長時間運転するようになったことが確かにあると思いました。今日も点野の近くで事故があったりで渋滞、動けず事態も3回ありました。
次世代基準(住宅の省エネに関する次世代基準)では大阪は床下断熱材は90ミリ厚と決まっておりますが、ぼちぼちそう言った話が出始めてきまして 今日は、ある材木屋さんで「次世代基準やったらどうなるねん」と聞かれました。そこで至急その件を持ち帰り 以前より取り決めていました製法加工工程などを再度詰める事になりました


2002年11月25日
第5週の雨の月曜日。しかも五十日。やはり雨の大阪はそれだけで車の混み要因なのに 今日はまた特別に渋滞が激しい。先日付けたカーナビで抜け道ないかと りルート繰り返しているうちに石切まで来るのに昼前になってしまった。そこからまた リルート繰り返し 近畿道越えるつもりが、ブロッサムにすら近づけづ。帰りも近道探して、旧家街の幅2メートルの一方に迷い込む。お百姓さんに「オーライ、オーライ」してもらって抜ける。1社走行距離59キロ。今日はここまで。


2002年11月24日
重なるものです。実家の近所の人の葬式。
阪急北千里の駅から東へ、阪大工学部への上り坂を上りきったところ ふじしろ幼稚園の前あたりから並木道が大変きれいに紅葉していました 今年は特にきれいでした。道の両側2列並木はよくありますが ここだけカエデの真っ赤に染まった木々が3列に続いています。ヨーロッパ旅行はまだですが、パリの絵画きの誰かが油絵の具で街路樹の絵になるような好きな色を探していたら きっとここが候補に挙がるだろうな そんな予感がしました。並木の下から見ると 3重重ねの赤い並木の赤いカエデの葉が”絵に描いたように”の文字どうりに原色の幾重ものかさね画きが 自然に為されています。自然に出来た瞬間芸です。なんの観光地でもありませんが、神戸や奈良からもひとずてに聞いて集まってきた人の車で一杯でした。道の脇に本格的に三脚広げている人だけでざっと数えて15組ありました。

   あかはなに 送るいのちもいき白く 今宵かだろう 並木道


2002年11月23日
お得意先の社葬。12時より豊中にて。受付の人の話では1100名の参列になったらしい。喪主39歳のご挨拶が まだ若いのにもかかわらずしっかりとしていました。故人はライオンズクラブでもかなりな人だったらしく参列者も層々たるものでした。


2002年11月22日
4社走行距離127キロ。2件は近場2件は遠方でもっと回る予定でしたが、ギャル運転の赤いスポーツカーと大型ダンプが空港近くで互いに道ゆずらづ渋滞が起きていて、巻き込まれました。その後行った材木屋では、話の途中に社長に電話が入り、「ふん、ふん、オイ ちょっと代われや 、わしや、わしや言うとるやろが、、、おまえなぁお客さんに部材聞かれたんか、バカヤロー答えんかー あるっ言うてるやろがー なんも言わんとって帰えったんか あほたれがー、全部あるわー、絶対請求回すなよ わかってんねんやろなぁ。あほんだらぁー 。それで金取れるかー、おまえと話にならん。ほかにおれへんのかー。   おい+++か、いまのもん一回こっち戻せーや。おまえにも言うとくけどなぁ 家建てへんぞー 小屋裏違うわー 何しにいってんねん。あっほー、肩もつなーいうーとーてやろ。何が大事かわかってんねんやろな それなかったら段取り2時間遅れるんや 仕事なめんなよ」
それからも延々と話が長引きそうでした。もし、受話器がなかったら まるで此方が怒鳴られているようでしたので、受付の人に会釈して帰りました。橋の上を高校生ぐらいが3〜4人、自転車で走っていきます。皆ヘッドホーンつけて無言で何か聞きながら互いの会話はなく 帰りを急いでいます。窓から誰かの顔が下を覗いているのが見えそうな超低高度でジャンボジェットが上昇していきます
      雲垂れて 冬の稲妻 彼方より おどろきなるは おぼえなし


2002年11月21日
お得意先の社長さんが亡くなられる。終日工場内待機。
技術主任と相談。ステンレス棒を円形に曲げて巨大カットに使えないか検討。結果一か八かやって見るべきとなるが、次が出てこない。材料取り寄せに3週間。これじゃぁいけない。困った。急げ、の指示にも動けず。
重なるものです。他のところから大きなロの字加工の依頼が入りました。これは時間を掛けるだけで出来ました。
実は、材木屋が儲かると森林が広がる
森林を守り広げるには森林を間伐や枝落としなどして育てて成熟した木を 高く買ってくれる人がないと その人件費すら出てこない。高く買ってくれるのは誰か?材木屋かパルプメーカーか?いい木を使って自分の家建てたいと思うことはあっても いい紙使ってコピーしたりノート書いたりしたいと思いますか?いい和紙使って筆はしらせたいと思ってもいい洋紙使って絵描きたいと思いますか?いい木がどんどん高く売れたらほっといても皆 森を大切にしますよ、、、と思いました。


2002年11月20日
4社走行距離63キロ。 3件は五十日で留守。1件は少し遠くまで行きました「わしは年輪見ればこの木はたかぁく売れる杉かどうか一発で当てる」「植えて10年は枝落とし続けてないと いいものにならへんで。でないと 、あんなこぶ出てきて 引いたら必ず右左に反れてくる。いい杉はそうならへんから10万が20万でも売れる。それは年輪のここに出るんや!そないいうてもわからへんやろ 種から見てきた杉が いいシボウあるかぁわからへんけど間伐して10年やろぉなぁー、粗切りで 刃立てがあたり前に判るようになって5年、まぁ15年ぐらいやってたらええやろな」「天然の磨き丸太はこのぐらいのんで(直径20センチ) あんた150万しましてんで それがあんたジンゾウいうんが出てきよったさかいに こんなんでも8千円や。倉庫の70万でいれたやつ まだねかしたはる このまま抱いてあの世やで」「ながれ、 なんかなぁ!ハウスに押されっぱなしやなぁ この辺で頑張ってるん 住友林業か近鉄ぐらいやなぁ」「最近は焼き杉がちょっと流行ったからやったけど2年で終わりやったなぁ」「また遊びにこいやぁ。」
木造のほんとうにいい家建てるのには 昔は、いい杉の種植えて芽が出て そうしてから始めたらしい。なんと悠久壮大な話でしたが、杉の種植えから始めた家に住みたいものだと思いました
遅くなって会社に戻ると、大変うれしいFAXがきておりました。このHPをご覧頂いております皆さんの中で、このHPをはじめてから、お問い合わせはいくつかありましたが、中には九州スポーツ新聞社からの取材申し込みとかいろいろでしたが、具体的な製品の引き合いまできましたのは、おかげ様で今回が初めてになります。ありがとうございました。あなた様には正式お客様第1号と認定させていただきます。
重ねてありがとうございます。本当にありがとうございました。それに、ひとつの大きな課題をプレゼントしていただきました。ご希望の巨大な加工品づくりに挑戦させてもらえるという課題です。しかし残念なことにそれほど大きなものは作ったことがありません。既製品でしたら少し小さめのがありましたが、、、、 


2002年11月19日
お客さんから床下断熱材(今では床下、天井の他 壁材にも使えます)についてのお問い合わせがありました
熱で溶けないのか、結露しないのか、の2点でした。メーカーの回答は 「家の建築の工法によって決まる問題です 屋根の鉄板にじかに着けるのでなければ大丈夫です。実際の工法では必ず間にシートや合板などがはいりますので溶けることはありません。」でした。結露については、住宅の高断熱 高気密化の流れの中でみていかないと判らなくなる問題のようです。露点温度の低下や換気、カビの発生などですね。 断熱が完全に施工されているのか 手抜きはないのか とか もあります。 断熱材そのものとしては グラスウールなどのように内部に空気の流れてしまう空間ができませんので 結露は付きません。


2002年11月18日
突然、大型10トントラックが会社の前に横ずけして止まりました。「おおい、おおい!」と呼ばれて、何事かなぁと出て行きますと、「これ、ないっ?」と 端正な顔立ちできりりとした目つき どこか馬にまたがって草原を走ってるジンギスカンに似たような人が、荷台のドアを開けて、中から 長さ2250ミリ高さ1200ミリで幅50ミリと30ミリの 黒と青の2種類のマットを引っ張り出してきました。使い古されて表面に巻いたシートはぼろぼろになっていました。最初シートが何十にも巻いてあってよく判りませんでしたので触った感触でPブロックだろうと思いました。「Pブロックにヨンパチなんてあったかなぁ? またメーカーに聞いておきますので」と言いのこして遅い昼飯を始めようとしていました。と、ふと窓から外を見ますと 北風の中 まださっきの10トンが横ずけしたままで、運転席の横で きちっと直立不動の姿勢でケイタイかけながら 会社の横手に置いてあったフイルム貼り仕様の「あて板当てっ子ちゃん」 を一枚持って何か真剣に話をしているさっきの方が見えました。「この堅さがちようどいいんやけど」とまた来られて、熱心に話をされていました。さっきのヨンパチマットまで持ち出して来られ、一枚 シートを少し破ってまでされて中身をみせてもらえました。「なんや ヨンパチ発泡スチロールの60倍や」一目でわかりました。「これならあります」 険しかった顔が モンゴルの大草原を思いっきり愛馬で走って戻ってきた後のように すがすがしく見えました。明日には仕上げますからの約束を背にして 任務を終えたジンギスカン氏は大阪のスモッグの交通渋滞の大草原のなかへ愛車に乗って帰られました。少しでも積荷を傷つけないようにしようと 過当競争の激しくなる一方の大阪の流通にいる人達はたいへんです。

    木枯らしに ケイタイゆらすな ジンギスカン その一言に いのちかけるな


2002年11月17日
夏ごろは朝早く出て、自作の製品つくりに時間を使っておりましたが 今日も図書館へ入りびたりでした。地球の温暖化について何か新説がでたと聞いたからでした。次から次へといろいろ考えるもんだなぁと思いました。日が暮れるのは早くなってきました。帰りに イチョウ並木を通りました。ピークの季節じゃないのに まだ 銀杏の実を拾い集めている人がいました。薄暗くてよくわかりませんが3人親子のようでした。匂いがきついから皆軍手をしていました。白い軍手だけ 暗闇にも白く浮き上がって 良く目立つので お芝居のハンドパフォーマンスのように三つそろって上下していました。大阪は景気が悪いし ”落穂拾い”じゃなくって”落ち実拾い”だなぁ、と思いました。 実を落としたイチョウの木だけ枯れたようになっていました。建て売りの トップヒル公園街新規分譲見学会現地モデルルームの横を通ると、まだ明かりがついていて お客さんが2人ぐらい入っていました。 良かったね 売れたのかなぁ。 

   売り出しに におう ぎんなん いかんせん 不景気ひろう 親子ずれ  


2002年11月16日
お問い合わせありがとう御座いました。

取り急ぎですが、こちらで調べてみました。もう少し丹念に検索しましたら、ひょっとしてまだまだ掲載されているかも知れませんね
もし、お近くに東急ハンズやホームセンターなどありましたら、それらを参考にしていただけましたら(東急ハンズもホームセンターも公開していませんでした。商品の性質上とか そこまで細かく掲載していたらメイン商品のアピール性が減るらしいです)いかがなものでしょうか。たいへん大雑把ですが、発泡スチロールのだいたいの市場価格を掴んでいただけると思います

    すずのねに いちば(市場)もゆれる 価格ひょう 目をそむけるは 親も子も


2002年11月15日
昨日に続き、終日加工作業。EPS建材関係の特注品製作。床下断熱材既製品でしたら在庫が常時5〜60以上ありますが特注寸法です。ユーザーの欲しい寸法に合わせて切らなければなりません。うちの得意技ですね!昼過ぎには出来上がりました。首尾よくトラックが戻ってきました。早速、載せて配達です。「こんなに早く届けたら、きっと喜んでくれる」
「木造に10年保証なんて野暮なこと考えるやつは誰やねん、チャンチャラおかしいやないか。うちは40年50年もつのがあたりまえだ。親父の代からそんなこと当たり前にしてきたわ。何をいまさらそんな紙切れ付けるんや。ほれ見てみい、あれもこれも大正の時親父が建てたんや、まだ建ってるやろが。木造は100年ぐらいもつんがあたりまえなんや。それをいまは何も知らんもんが、線引いて家たてるから、今日も お客さんに窓枠広げて欲しいから大工が現場行ったら、140のとこに柱入れてるから でけへん  わるいけど やっぱりさっきの角木いらんねんって、返されたやんけ。木造のこと何も知らん若い者が図面書きよるからや 馬鹿たれが」 地場で長年材木商やっておられるところには、仕事にものすごい意気込みと自信を持っておられるところもあります。家建てるならやっぱりこんなとこに注文するのがいいと思いました。


2002年11月14日
時々、加工依頼されて持ち込みされる製品で大事な精密製品に使うからと2重に袋つめしてある場合があります。そのため、却って内部が湿気てしまい(製造直後によく乾燥していなかったのか)、袋から出すと水滴でずぶぬれになっており カット作業も切れにくいので時間がかかり作業時間が大幅に延長されてしまうことがあります。今日がそれでした。善意でされたことが、逆にこのままだと折角の精密製品(ロケットの先端内部に使います___大阪の片田舎ですが技術と信用を頼りにやっていますとそういう注文も来ます)ですので いくら緩衝材でも 製造直後の内部含水率がこれだけ高すぎるのは、粒子の融着率の低さを現し 弾性率や引っ張り強度に影響を与えて精密製品の微妙な変形要因になったり、そもそも錆の原因になりますよね。そこで大半は事情をよく説明して依頼品の製造工場へ返品し、納期限のものだけは こちらでよく乾燥させてから加工作業に入りました。そのため、時間が2倍も3倍もかかりました。カット作業の後、さらに乾燥させるため段ボール箱のふたを開放したままにして半日。それから出荷です。何かとても大きな仕事の大事な一環を携わっていたのに一応納期だけはまもれた という実感だけで たったこれだけの数に 一日かけていてもなんの儲けにもなりませんでした。

    秋雨の つもる夢のみかなしくて 枯れ野を飛ぶは このわたし


2002年11月13日
変わりやすい秋の空の下、ひたすら営業日
車の中で何度もメモで確認したのに、事務所の戸を開け受付の子に名刺出して名前を告げ 担当者を呼んでもらうまでは良かった。出てこられた方に他の人の名を呼んでしまってからはすべてぶち壊し、折角の 、紹介状も菓子折りも吹っ飛んでしまった。まだそれでも しらばくれて、否 1里の期待を背に ねばっていると、「あのー それで」の次が出ない。出されたお茶に、 その日に限って力を入れすぎ、やたらと資料をコピーしていたため コピーの束の端が重さで折れ曲がってそのお茶につかっている 渡そうにも渡せず、「で、その件は」と詳しくないパンフ渡して「ここに詳しく、、、」と言いかけ、シマッタ、「どこでしょうか」とすかさず質問されてしまった。どこにもその件は書いていない。困った、なんて答えよう、「うーうー」としか声が出ない。いやな沈黙があって、しばらく周囲にいやな笑い鳥が飛び交って、頭上を3,4回飛び回ってからようやく その笑い鳥もいなくなり 周囲も何もなかったかのように元の沈黙を取り戻すと 「また今度 お持ちします」の答えに落ち着きどころをみつけた担当者が、菓子折り袋に目をやっているのに気ずき、急いで社交辞令並べて事務所から出てきた、、、、、、遠い遠い昔の話
7店128キロ。 

2002年11月12日
おそらく、年末商戦向けの各社のアクションプログラムが 本格的に 流通ラインを行き来しているのでしょうね 本日終日工場の加工作業。関西は10人に一人は職を失っていると言われるなか 厳しさが身に凍みる思いですが ただただ感無量。  
工場にいますと 今は使っていない機械をどう改造しようかとか 球体加工はこうすればできそうだとか トラック輸送に使う当て板のフイルム貼りに何かいい道具は出来ないかとか この前作った溝掘り加工機で足の形の深溝つくれば、足先がぬくもって きっと 一日動かずにデスクワークしている事務の人や学生さんに喜ばれるだろうなぁとか その他構想は尽きません。
金型成型もののコーナーパットでご質問がありました。世間の常識的には確かに、 同じようなものでは 重たいほど硬いものってありますね。7,8年前でしたら、型物は原料が入りにくいから、 ええい クラッキング広げて強制的に加圧エアーで送入してやれぃ 多少重くなるけど製品の使用度に問題ないし、ユーザーに対しては供給責任があるんじゃ てなものでかなり重たい製品を製造効率を無視して出していた会社もあったと聞いております(但しユーザーサイトからすると これがかえって あそこはいつも値段の割りに重たくていい品物を売ってくれるからあそこの製品を買おう って、いう事になった、あまり笑えない笑い話もありますが) 最近ではビーズの送流法もよくなり 予備発泡も連続式ではなくなり 充填方式も変わり、均一な蒸気融着も進み同じ重さで強度のある製品が日に日に開発されてきていますので、あとはそれに どう ついて行けるかになると思いますが。今日はここまで
    ゆく年の 鐘の音送る くるしさぞ くるもおくるも 誰がひとぞ知る  


2002年11月11日
先日までミスタードーナツのキャンペーンで「マシュマロクッション」という景品を 点数10点以上集めた人に配っていましたが、キャンペーン期間が終わったら クッションの内容見本に店内に置いてあったサンプルものを後で譲ってもらう約束をしていましたので 受け取りに行ってきました。マイクロビーズと説明書に書いてありました。おそらく、スチレンの加圧精製時、発泡ガス(プロパンとかの無害ガス)を添加して気泡粒子が出来たあと、遠心分離をかけて粒子をそろえますが、その過程で通常の使用範囲以下に区分けされた粒子を あえて使って 発泡成形の予備までで乾燥して商品化したと考えられます。今まででしたら、通常以上に生成された巨大ビーズを使ってマットなどが造られていましたが、この逆をいったわけで おもしろいものをつくるなぁと思いました。押した感触がマシュマロか水を入れて膨らました風船のようです。ファンシークッションとして売れているのもわかりますね 
ミスタードーナツの店の前で子供たちが 展示の「マシュマロクッション」を やたらと握ったり顔につけたりして離れないでいるのを見ていますと、母乳育ちが減ってミルクで育った子供たちが増え、親の肌のぬくもりの代用になってるんかなぁと、すこし複雑な気持ちになりました。

      秋深く 踏む落ち葉さえなし 人工の マシュマロに育つ子の夢や(字余り)


2002年11月10日
飽きずに繰り返しやっている開発途中品には他にセルパネ(セルローズパネル)やドームなどがあります
昼から近くの図書館にこもっていました。段ボールケースの製造工程を輸入原木から何をどうしてそこに至るのか調べていました
以前、段ボールのリサイクルを進めても現実にはリサイクル古紙のほとんどは輸出に回されており、紙ずくりでリサイクル古紙を新しいパルプに混ぜる割合はせいぜい20パーセントをこえないからで、それを超えるとさまざまな問題が起こり、2回3回4回と完全リサイクルは不可能と聞いたことがありました。つまり、毎年紙の拡大再生産がつズく限りその限りにおいてリサイクルは可能だというものです。その出典を知りたかったのでした。


2002年11月9日
ケース用コーナーパットを金型成型物よりも一体加工物でいかに安く作り上げるか、1工程だけですべてしあげまでいくにはどこをどうすればいいのか、いくつかのアイデアの具体化に追われていました。ここにしかない新しい発想をいれた加工機械をどれだけも資金をかけずに造ってしまえるか、ただそれだけですが、、、。
ただそれだけの話なのですがコーナーパットでは他に負けないぞといった気負ったものの考え方はまったく湧いてきませんね。こうして作ればもっとよくなるなぁ、もっと簡単になるなぁ、もっときれいになるなぁ、と言ったぐらいのもので、あとは何十回も飽きずに繰り返してやってるって事でしょうか

2002年11月8日
納期の迫った製品と急な注文とそれに別注品の本日配達が重なり、終日工場の加工作業に駆り出されました。
Yさんからおたよりが届きました。大変貴重なご意見ご提案ありがとうございます。早速、会社にはかってみる予定です。ご提案の主旨は
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
テレビ東京後援(未定)
第2回 発泡スチロール王選手権 地区予選大会(仮称)

日時 平成15年 5月5日(祝) 午前10時スタート
場所 当社前テント
参加資格 男女年齢不問 
       発泡スチロールを使って何か作品を作ってみたい方ならどなたでも可
持ち物  弁当、水筒、各自の作業用道具一式       
主旨   発泡スチロールのブロック(当日当社製品「ちいさなブロックぶろっくん」支給)をつかって規定の時間内にいかに本物そ       っくりの作品を作り上げるかを競うもの。優勝者には大会から優勝杯を授与され、次回発泡スチロール王選手権に地
      区代表としての参加選考対象になる
   ※予選会のため、当日までに作品をある程度作成していてもかまいません
申し込み 当日9時半まで受付(参加多数の場合先着順選考)
       ※ 参加者3人以下の場合開催延期
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

といった内容のものをやれないかという大胆斬新なご意見とご提案でした。ありがとうございました。若し成功しましたら優勝者の作品はご了解の上社員食堂に飾りたいです。
Yさんのご提案を読ませていただきましてふと思いついたのが「発泡スチロール教室」ってできないかなぁというアイデアでした
今日はここまで

2002年11月7日
1社3店走行距離98キロ。少し遠方ばかりなので、固定のなじみばかりとはいってもあまり回れなかった。家に戻ると、テレビ番組表に「発泡スチロール王選手権」とあったので、2週間前から折れたままになっていたアンテナをペンチとニッパープラスドライバーでいそいで修理し、ようやく画像が映りだしたのでダビングONしたが時計をみると半分ぐらい過ぎていた。内容は発泡スチロールを使ってさまざまな立体模型をつくる造型芸術の分野でその道のプロ4組によって作品の優劣を競うものでした。たいへん面白かった。しかし、参加者が関東地区のひとばかりなのが少し残念、あのぐらいのひとなら関西にもけっこういるでしょうね。うちの得意先にも結構好きな人もいるし、近くにズバリ造型社ってプロ集団の会社があります。
まあ、みなさんにどこよりも安く加工素材である発泡スチロールのブロックを提供しているのが仕事ですから、何か形のあるものを
作りたい、自分の思いをかたちにかえて何かを訴えたい、つたえたい、大きなものから小さなものまですばやく形にしてみたいといった造型芸術への関心の高まりはすごいと思います。枚方は、昔から人形劇が盛んでうちにも舞台や人形つくるのにわけてほしいからって、小中学生が時々発泡スチロールの三角や四角の切れ端を取りに来ますが「1こだけやで」といって渡すとそれで何を作るつもりなのか長々と説明してくれます。今日はここまで 

2002年11月6日
EPS建材推進協議会の人が久しぶりに来て今年6月に施行になった建築基準法改正で「防火性能に関する技術基準」の施行令第108条の大臣による個別認定がほぼ下りそうだから、という説明がありました。6月からこの改正の為、「審査件数が膨大なため」マスコミでもなんどか末端建築ユーザーの混乱が話題になっていましたいわゆる「新基準」っってやつです。
正式にはあと少しかかるそうですが、これで安心して建築確認申請も出せるようになります。うちの取扱商品で床下使用に限定
されていました物もこれからは壁材としての使用もできますので商機が大きく拡大します。「明日からいそがしくなるね」と、いわれ
て帰られました。でも、なぜか、後姿が深秋色のせいか力味がいつもにまして、ない。

2002年11月5日
東大阪の営業の合間に以前から一度尋ねてみたいと思っていました会社にアポイントとれ、さっそく「近くまで来てますから」
と車を飛ばしました。「800度まで燃えずに形状を維持できる発泡スチロール」の評判どおりすごいものが発明されたと実感。
鉄はナノテクの発展でますます軽くなります。軽い発泡スチロールはまた一歩鉄に近ずいたなぁ、!300坪程の小さな工場
ですが長年この業界にいますと直感的に、一目で大研究の軌跡や苦労のあとがつたわってきます。「試験販売」の段階です
が将来は楽しみだと思いました。発泡スチロールじゃなくってEPS系の特殊断熱超難燃材って感じでしょうか

2002年11月4日
きょうはホームページに「雑記ノート」のページを開設。パソコンに大変詳しい望月さんに朝からご指導頂き、夕方になって
ようやく「ノート」の公開まで、こぎ着けました。今日はここまで。

 2002年11月3日
 神戸電鉄「フラワータウン」駅まで2時間かけて兵庫県立人と自然の博物館開館10周年記念ウィークを見に行きました
 スペシャルゲストの日本人初の宇宙飛行士毛利衛さんの公開対談を聞いたあと、東京の日本科学未来舘ボランティアによる
実験舞台〜青色発光ダイオード開発物語〜を見ました。おもしろ実験でご協力頂いた車田先生も舞台の上で飛び回っておられました

   
    
トップページオンラインショップおもしろ実験室会社概要お問い合わせ
フジカット有限会社
Copyright 2002 Fujicut Co.,LTD.
All rights reserved.