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 静岡県立○士高等学校
    吹奏楽部30周年記念定期演奏会        特別演出作品製作
 発泡スチロール製「2mのケーキ」
   


    がんばる ふじつながりの吹奏楽部様 

      


「先月3月26日、無事定期演奏会を終えることができました。発砲スチロールで作ったケーキは目玉の演出として大変高い評価をいただけました。」県立○士高等学校吹奏楽部一同

お便り有難うございました。高校の学生だった頃、もう、32年ほど前になりますか、あれは確か、茨木市民会館で高校の音楽会があったので、一度だけ聴きに行った事があります。「ほ、ほ、ほ、ほー、ほーたる、たるたる、来いー来いー」と、8重連で歌っているチームがあったり、モーツアルトのピアノ協奏曲ケッヘル何番を物凄い速さで弾いている人がいたり、といった事を30年以上過ぎても憶えている位ですから、我ながら、その音楽会のことは、とても印象に焼きついたのだと思います。当時も音楽に全く興味がなかった人間でした。ラジオは聴くよりも、鉱石ラジオを コイルを自分で巻いたりして作り、電池を使わないのにゲルマニュームだけで音声が延々と流れ続けることの方に驚き、興味が引かれる方でしたので、音楽会には全く畑違い、といった所でしたが、同じクラスの知り合いから入場券を1枚もらい、これも何かの思い出の体験だと、ためしに出掛けたのでした。高校3年の最後の冬だったのだろうか。慌しい街の喧騒をよそに、市民会館の中は、一糸乱れない音の競演が次々とあって、いつの間にか、同時代を生きる若者の熱気に呑み込まれて行きました。その時、一言だけ、やっと言葉に出来たのは、決して、楽譜の音感がどうかとか、シンバルのタイミングがどうだとか、フルートやギターの音色が合っているかとか、そこにハーフがどうだとか、そんな事ではなかった。「いい音楽会やなあー」という感動の一言だけだった。それなのに、こうして30年が過ぎても、不思議とその音楽会で聴いた音の響きだけがこころに残っているのでした。何年か前、築80年になる高校の校舎を取り壊すからというので、”校舎とのお別れ会”というのが母校であって、仕事が空いたので出掛けたのでしたが、偶然、その時、あの音楽会でモーツアルトのピアノ協奏曲を物凄い速さで弾いていた人が見えられていたので再会しました。なるほど、矢張り、高校の音楽の先生として、若い人達のご指導にその腕を振るっておられると知りましたが。音楽というのは、確かに不思議なものです。いつの間にか、人のこころの中に入って来て、勝手に住み着いて仕舞い、こころの中をぐるぐる回りながら、こうして、何十年が過ぎても出て行かないことがよくあるからです。こころの中をぐるぐるしながら、嫌な事、思い出したくない事などを、すべて洗濯機のように洗い流してくれます。そして、またタイムマシンに乗ったように、昔の若々しく、生き生きした頃のこころの状態に戻して呉れるから不思議なものです。





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