発泡プラスチックの種類
■発泡スチロール(EPS)
発泡スチロールは原料である発泡ビーズを発泡させて
作成します。発泡の過程で成形する場合もありますが
フジカットでは発泡後にブロックにしてから熱線加工して
手作業で成形品を作成いたします。
フジカット使用分
密度 0.066~0.0076kg/㎥
発泡倍率15倍~130倍
■スタイロフォーム(IB)
スタイロフォームは基本的に家屋の断熱材として使われます。
断熱材として使う場合断熱性能と硬さを保つためにガスを入れます。
フジカットではスタイロフォームには青色がついているため
着色された発泡スチロールの代わりに使用しています。
フジカット使用分
密度 27kg/㎥
発泡倍率 約37倍
■発泡ポリプロピレン(別名 Pブロック)(EPP)現在は取り扱っておりません
■発泡スチロールの性能 断熱性
発泡プラスチック系断熱材のなかには長期の使用により
熱伝導率が低下して、断熱性能が低下するんものがあります。
図1は平成13年に行われた発泡スチロールの断熱実験の
予測値です。実験により発泡スチロール(EPS)は
25年後も優れた断熱性能を維持することがわかりました。
実験結果によれば発泡スチロールの熱伝導率の変化はわずかで
長期に渡って、断熱性能を維持するようです。
図1 発泡スチロールの熱伝導率の予測
■発泡スチロールの性能 耐久性
昭和32年に第一次南極観測隊でプレハブ小屋の断熱材
としてしようされた発泡スチロールが平成9年に40年ぶり
に回収されました。その後、使用された部材が調査されましたが
断熱性がほとんど劣化していないことが分かりました。
図2はその調査結果で、まさしく発泡スチロールに優れた
長期耐久性があるといえます。
図2 発泡スチロールの耐久性






