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「わたしの研究開発雑記ノート」

                                             

2004年8月25日
今日も朝から とんからりん♪ とんからりん♪ とんとんからりん♪♪ とんからりん♪ と機織り機械のような機械音が響く在庫積み上げ作業。有り難い事に今日もお問い合わせが続く。ネットの不思議が止まらない。営業の基本は足で歩いて回ることにあるのは何ら変わらないのだろうが、こんな中小企業にとって日に何件もお問い合わせを頂こうと思って足で稼ごうとしても大変なことだろう。しかし、それぞれにメリットデメリットがありそうなのも確かだ。結局、これは発信側からの話だが、常に内面のこころを鍛えて行くしかないような気がしてきた。鍛えるとは、、、、ヤッパリ数日前に買って来た斉藤孝氏作国語の入試問題で『読むチカラ』を鍛えるような、仮想現実でまず鍛えることも面白そうだが、もうこの年齢になってくるとどうだろうか。論語にも「40,50、にして啼かざれば畏るるにあらず」とあるが、周囲に対してすべてが鍛えるべき教材として というぐらいに取り組んでいかなければ間に合わないだろうか。そこで、と言うことでもないがノートの区切りに今回は丸写しと致します

 「積もった雪   上の雪 さむかろうな つめたい月がさしている
            下の雪 重かろな 何百人ものせていて
              中の雪 さみしかろな 空も地面もみえないで

  大漁   朝焼け小焼けだ
         大漁だ
        大羽鰯だ
        大漁だ
          
          浜は祭りの
         ようだけど  
        海の中では
        何万の
      鰯のとむらい 
      するだろう


  この二つの詩は同じ作者の詩である。二つの詩に共通している作者の見方感じ方について各自の感想を160字以上200字以内で記せ 1985年 東大」

私の回答
 これからがまだ希望と信頼に満ちた若者には作者の優しすぎそうな思いやりが不思議に思えるかもしれない。し
 かし、だからこそ希望の文字はまれな望みであってその影で叶えられない事の余りにも多い事が待っていること
 を察し そして信頼の文字が頼むを信じることであってその行間に正反対の信頼が時としてあることを知るべきか
 しれない。もし、我々の将来が輝ける夜明けなら、そんな鰯のとむらいの出来る人になりたいものだ


2004年8月24日
メールアドレスの整理をしておりましたら時間が相当過ぎてしまいました。

本日遠方からのお越しのN様有難うございました。メーカー様に対抗、例の期間限定商品。残る僅かになってきました。発泡スチロールブロック200mm×810mm×420mmシリーズ 淡いブルーカラーです。 原油の高騰(ガソリンも9月からまた上がるんですね)で各部材が何でもかんでも値上げになっているこの時期に、自信を持ってあえて大胆な値段設定です。どうぞ小型飛行機の型製作うまく行きますように。その他、お問い合わせのございました方々、お急ぎ下さい。東急ハンズやホームセンターには置いてません。

※ギネスに挑戦!発泡スチロールで作る世界最大級のお城
 大和郡山市から作業の途中経過をご報告戴けました。有難うございます。相当大変な作業が続く中、大勢の皆さんが、一心同体になって郡山城の製作に昼夜を問わず、取り組んでおられる様子がよく解かりました。まだまだ、アテネに比べては残暑厳しい中、皆さんお身体にお気をつけて、金メダルのゴールを目指して頑張ってください
 


2004年8月23日
今日は朝から、完全無欠の赤字配達1件。仕方が無い。阪神高速守口線8キロ渋滞の中、前進あるのみ。途中近道に切り替えたが、423号線まで渋滞だった。何をしているかわからない半日が過ぎる。NHKラジオの「夏休み子ども科学相談室」を聞いていると地球温暖化について山口県のお子さんが質問していた。その回答が「あと50年すると君は何歳かなあ、小学校2年生だから58歳かな、そしたらねえ、このままで行くと平均2度上昇するから、山口県の気温は今の鹿児島県の南の端とおんなじ気温になっちゃうんだよ」というものだったので、内心聞いていて恐ろしくなった。おいおい、今の小学生には『地球温暖化』問題は遠い未来の話ではないんだね。自分達の生きている間に起こる切羽詰った緊急の課題なんだ。山口が鹿児島の南の端に移動する様なものなんだ。冬は雪も全く降らなくなるだろうし、長雨か豪雨だけできれいな飲料水の確保はできるだろうか。夏はフェニックスの並木道の南国暮らしだ。生活習慣ががらりと変わってしまうだろう。「わたしが子どもの頃、冬には冷たい季節風が吹いてね」という会話は今でも消えかけているのに全く昔の思い出になっているんだろう。食べ物は、ほっておけば直ぐに腐るから冷蔵庫は2台3台あたりまえになっているだろうか。漬物を漬けたら冷蔵庫に入れないと腐ってしまうんだろうか。翻って、世界はまだまだ争いが絶えないんだろうか。絶えないとしたら、恐らく『地球温暖化』は食い止められていないだろう。さらに、深刻になっているだろう。進む世界の貧富の2極化は、『地球が100人だけの村だったら』の本によると現状 40人が食うに困った状態だが、その頃には 70人や80人がそうなっているんだろうか。これは人類の進歩だろうか。


2004年8月22日
今日は朝から例の委託実験で試作を重ねていた。進めば進むほどこれといった決め手が見つからず、大きな迷路に入ったようだった。ここまでのめり込んで来ると、単なる頼まれたから試作しているでは 済まなく なっている。もう少し、どうしても意義を掘り下げて、試作の目的をより深く、広く定義付けておかなければならないようだ。これは正しいことだろうか、これは正反対のことだったらどうだろうか、これは似た様なことはどうだろうか、このものの歴史的な流れはどうだろうか、これはマーケットの中で一定の価値を担っているのだろうか、消費とニーズはあるんだろうか、これは他に方法はないのだろうか、など様々に思いは巡る。
巡り巡ってこの突飛な発想を如何に具体化すべきか、それとも、幾らでも横道に反れようとも 試作品の使用目的の文脈を維持しながら、横広がりの可能性さえも有りうると見ておくべきか、将に迷路だ。その突飛な発想が委託の全てではあるのだが、考えようによれば、これは余りにも根本的な点を唯の一突きで突いたものなだけに 応用範囲は極めて大きい。しかし、直感で終わってはいけない。文脈に沿って具体化をどうしてもしていかなければ 説得力は皆無だ。だから、直ぐに出口が見えなくともこの迷路は進まなければならない。例えば、健康志向型エコ住宅部材『セルパネ』を2年前、毎日試作に追い立てられていた頃はどうだったろうか!この地球の未来を知ってか知らないでか、賢者は『セルパネ』を近未来の住宅スタイルだと選定してくれた。そしてその文脈に沿って我々は動いた。その結果、今も一定の評価を全国から頂いている。この未来を読んだ賢者達の評価の妥当性は、毎日のように届く 問い合わせの数から容易に想像できるのだが、追い立てられていた頃は毎日迷路に入って目の前の技術的な疑問を如何すればいいのか悪戦苦闘するばかりだったのを思い出す。苦闘は基本的に今も変わらないのだが、主観的な取り組み姿勢はこの突飛な発想についてもなんら変わらないと思っている。だから今日も我々に休みはない。結局、13個の試作はどれも満足いけるようなものではなく、矢折れした帰り道、気分転換に本屋で立ち読みしていたが、25年以上だろうと思うが、大変久しぶりに見た大学受験の現代文国語の問題で「160字以上200字以内で、文脈に沿って相手の考えを自分の言葉に直して書け」というのがあったので、気になって買ってしまった。斉藤孝とか云う見慣れない著者だったが、改めて読み直すと東大受験の現代国語の問題を解きながら人生を考え、そして考える力を身に着けて来た、と 予備校の講師風な人生観が書かれていた。迷路を進む委託実験のチャートにはなりそうな気がした。文脈を読むとは目的に適った試作品を作り出すことだろうか。


2004年8月21日
朝から近くの鉄工所のオヤジさんに来て頂いて、トンからリンと、トンからりん とんとんからりん とんからりんの在庫積み上げ機械の修理。各種製作。水に沈める発泡スチロール製の土管の件でまた問い合わせ。実に毎日、様々なアイデアが飛び込んでくるものだ。有り難くもあり、不思議でもある。さあ、また例の試作品作りだ。正確に配合を割り出してそれぞれの試作を作り始めると、もうグラム計とにらめっこであっという間に一日が過ぎるのでなかなか進展がない。そんなものかもしれない。何万通りも試作してひょっとして出来るかどうかの話なんだろう。やれるところまでやっていく他にないか。今日はここまで


2004年8月20日
いよいよ石油が50ドル近くになった。どうやら、上げ過ぎ天井の様だ。しかし、下げても以前のような線までは戻らないような気がするが、原油が2倍になっても ガソリンの値段が2倍にならないところをみると、よく持ち堪えているようだ。オイルショックが表面化しないのは何故だろうか。石油を節約しようというトレンドが起きると いつも目の敵のようにされて来たのが発泡スチロールだ。過去2度のオイルショックはそんな風になった。しかし、今回はどうも様子が違う。110円という円高のお陰だろうか。それだけでもなさそうだ。大手国内電気メーカーが、国内向けには緩衝材に発泡スチロールを使わないと宣言しながら、平気で中国工場から発泡スチロールの緩衝材をわんさと使って逆輸入を頻繁に繰りかえすようになったからだろうか。1社、関西の○○電気産業が始めると、すぐ、経営の苦しい関東の○○電機系列がまねをした。それがきっかけで、新規包装緩衝材の設計者の間に発泡スチロールに対する抵抗感が減少し始めたようだ。商品の輸送コストを下げながら 破損リスクを減らす為には、包装の設計段階では厳密な計算が必要だ。やはり、ちょっとしたものを発送するには充分な荷重計算がなされるものだ。そして、この計算段階で、緩衝材には何が良いのかが、数字で出てくるものだ。__やはり、どうも世界レベルでの景気の流れは、これまでとは少し違いが出ているような気がする。、、、、だが、残念だが、街角の景気回復までは程遠い。


2004年8月19日
朝から在庫積み上げ作業。昼から台風15号の影響で強い南風がまともに当たり、テント倉庫の側壁、波板5枚が飛ぶ。強風の中、応急修理。押さえても押さえても風にあおられて作業が進まないが、ようやく何とか風が収まるとともに終わった。文字通り、吹けば飛ぶ中小企業か。今年は東北福井と水害があり、続いて四国で水害があり、またこの台風で被害が各地にあったようだが、その度にコンビニのレジに 『被災者救援募金』が設けられる。もう今年は、あれはいつだったか、福井に住む中学の同窓生の近所が水害の大災害にあったと聞いてからだが、コンビニでちょっとしたものを買う度につり銭を投げ込んできたので、一度に僅かな額でも 合計すると結構まとまったものになるような気がする。猛暑につられて紙パックの120円のトマトジュースを買って200円渡し、お釣りを投げ込んでいると1回80円が募金箱に入る計算だ。(もうちょっと少ないかなあ)お陰で小遣い銭が直に無くなったが、何故なんだろうか、サントリーのドラ右衛門だったか?伊藤園のアンパン緑茶だったか?ためらわず、よく買うようになったものだ。

製作実例集の掲載写真を撮るためのスタジオセットが出来ました。折りたたみ式ですので撮影時に広げて使います
                                                            


2004年8月18日

セルパネの件でお問い合わせを頂きました太田様、メールアドレスが違うようです、何度ご返事を致しましてもリターンしてきます。至急アドレスをお確かめの上、再度ご返事くださいませ。

寝たきりの重度障害児のためにビーズクッショウンをお考えの矢野顕子様、メールアドレスがわかりません。ご返事をお送りできませんので再度お確かめの上、ご返信下さいませ。お問い合わせフォームからですとアドレスをご記入頂かなければ返信できないようになっております。

セルパネで6畳プレハブの音楽練習室の防音をなさりたいという高橋様、サンプルの発送先ご住所がよくわかりません。お手数ですが再度ご連絡下さい。

発泡スチロール中に含まれる水素の含有量を厳密に測定なさる見田様、分子式レベルでしたら原油からの精製過程まで不純物を確認していく必要は如何でしょうか。ご返事にお時間をいただきます。ちょっと一走りして調べて参ります

元新聞社のH様、いつも最新のオフレコを頂戴させて頂きまして有難うございます。世界は狭くなりましたね。写真展頑張ってください。

『この樹何の樹』の方、本日は引き取り有難うございました。トラックに丁度積載できましてほっとしました。有難うございました。「これから170号線を和歌山まで行くんです」と仰りましたが無事到着致しましたでしょうか


2004年8月17日
2つのことを考えた。ひとつは、ネットのメリットとデメリット。
インターネットの普及に伴い、消費生活は急速に変化している。何故か、それは何といっても情報量のとてつもなく多いことだろう。チラシでは限界がある。テレビ ラジオのコマーシャルはコストが掛かりすぎる。その中間をどんどん埋めていったのがネットだろうか。ありとあらゆるジャンルが、双方向に主義主張の場であることが可能になり、その可能性自体が情報の受け手と送り手と双方の信頼を強めている。全く売れっこないと思われながらも製作された近所の「炭焼き窯のHP」から注文に追いつけない悲鳴のような喜びの声が上がったのを最近聞いた。こんなものまで売れるんだなあ現象の典型だろうか。かくてウインドウショッピングは歩いて商店街を見て回ることだったが、文字通りウインドウでネットサーフィンしながらのことになった。恐らく、時代はこれを一分野として文明の軌跡にしていくのだろうか。
何でも必ず反面がある。ある作家が指摘している。例えば、突然、夜12時過ぎ主人公に恋人から携帯にメールが入り、<遅くなったから終電車が出て帰れないので、今晩一泊させてほしいから扉の鍵を開けておいてくれないか。>とあったので、仕方なく起き出して玄関の鍵を開けて又寝ていると、しばらくして携帯にまたメールが入り<タクシーの運転手がこの辺りは初めてでよく解からないというので詳しく道順を教えてあげてください>とあるので困ったわねと思いながら返事を入れて又眠ってしまう。大分経って、玄関が開く音がしたので彼氏だと思って起きて見に行くとそこに見知らぬ男が刃物を持って立っていた、、、。命だけは何とか助かった主人公が後日、恋人に尋ねてみると、以前その恋人が使っていた携帯をどこかに落としてそのままになっていたと聞く_____。ネットバブルが始まってから水面下では、このような犯罪が表面に出てくる事件の100倍は発生しているようだと作家は指摘する。 この両面がひとつ。
そして、もうひとつ、こちらが本題の積りだったがもう時間がない。ではこの辺で。


2004年8月16日
朝から一日例の製作作業。毎日変わらぬ作業が続く。アルミ板にシャコ万で止め、簡単にしたので加熱がし易くなったが、基本的な構造はみんな同じだ。何でもそうだが、何よりも中身のアイデアなんだろうか。少しずつ確実にレパートリーが増えて、何でも屋に近づいている印象だ。「何でも知って 何でもかんでもやってみよう」のおじさんになり始めたんだろうか。しかし、中小企業だ。狭い場所だ。ようやく2年掛けて、畳1畳分の簡単な実験フロアーを確保出来た程度だが、文句はない。そのうち、レパートリーに合わせて為るように広がっていくのだろう。本当に一体どういうわけだろうか、今日も、どちらの何れの何方か解かりはしないが、かたじけなく、有り難く、不思議なおもしろアイデアを頂いた。大魔術師Mrマリックが、いとも簡単に一円玉にタバコを貫通させていくのが、種のない本当の非科学的な現象だとしたら、こういった複数の無名の人達が、笑いながら面白おかしく 後から科学にしていくのだろうか。旅費もなく凍える人が数え切れない程いるというのに、何で、ローマ法王がいそいそと我先に病気の治療にフランスのルルドまで行くねん。そんなことするよってに、折角の奇跡の泉は全国あちこちに増えて、みんな何処もかしこも白濁、効用温泉になってしまうんだ!??ちょっと加熱し過ぎたかなあ、電源を切ってシャコ万を外そう。


2004年8月15日
朝から、例の製作にかかる。特に、お盆はない。変わらぬ仕事が続く。昼から、近くの古物店、リサイクル店、100円ショップ等々を回る。以前より、例の実験と製作に必要な形状を捜しているのだが なかなかない。随分と はしごした後、あるホームセンターの神仏用具の販売コーナーで「堂鈴」が目に留まった。キリスト教会の大きな十字架の横に浄土宗、禅宗、一向宗、とあって、何故か、持ち運び可能なポータブル式プラスチック製神棚の次に浄土真宗の仏具が並んでいたが、浄土真宗用堂鈴と断り書きがあった。面白いものだ。宗派によって堂鈴まで違うようだ。「南無南無、、、、、、、チーン」のあれだ。どこがどう違うのか素人には全く解からない。しかし、値段が高すぎて手が届かなかったが、真ちゅう製でこの半円形の微妙な形状に何故かこころが引かれる落ち着きのありそうなバランスが感じられた。材質はこの位あったほうが変形もせず、実験に使える。形状は ぼた餅型でひっくり返せば安定しそうだ。わざわざ お盆だからという訳でもないのだが、神仏用具コーナーをうろうろした後、結局、堂鈴はあきらめて、古物店で壊れた自転車の警鈴が安かったので、形状は多少違うが、そちらにした。そう云えば、しばらく音信がないが滋賀県のお寺の坊主はどうしたのだろうか。きっと、音信がない時は大抵、黙って海外へ遊びに行っているようだ。先祖の霊の戻る大事な時期に、またヨーロッパ辺りまでお迎えに行ったのだろうか。困ったものだ。


2004年8月14日
潰れた発泡スチロール屋さんの事が夢に現れて目が覚めた。寝汗をかいている。そこで、今日は朝から各種製作。例の水槽作り、委託実験他遅れている作業だ。メールでお盆の無い研究所のあることを知る。いずれにしろ どちらさんであれ、毎日の糧を得るために仕事をしていかなければならない。仮に利子所得の富裕な他人ででも無い限り、我々中小企業者は、黙って上を向いて歩いていかなければならない。オリンピックのように いつかメダルを獲得すれば終わり、と言うわけに行かない。勝っても負けてもいつ終わるとも無き作業が延々と続くだけだ。まだ、こんな年齢じゃ くたばる訳にもいかない。温泉にでも入って暮らせば健康にいいのに決まっているが、財布は直ぐに空になり、3日も過ぎれば湯舟に伸びきって お陀仏だ。府の図書館に立て篭って好きな調べ物をする毎日で それでいつまで暮らせるだろうか。良さそうな研究資材を片っ端からかき集めて こねこねしていてメシがいつまで食えるだろうか。最初の動機付けや意識の導入は、何だったのだろうか、もう何十年も前のことだから忘れた。仕事が好きであろうと無かろうと、僅かな日銭相手にやっていく他ないようだ。お盆では、中小企業の劇的な挽回は 夢すら見せてくれないのだろうか。


2004年8月13日
結局、神戸には1泊することになったが、翌日の帰り道の途中、親戚筋の家に立ち寄った。親戚の酒屋の叔父さんはとっくにコンビニに業種代えしている。奥さんが出て来て「歳いったねえ、よーけ白髪 でよってやねえ」と言う。そうこうしながら奥から叔父さんが店のビール1箱担いで車に載せてくれた。それから、さほど時間も掛からず がらがらの湾岸線を大阪に戻ってきた。大阪市内に入る料金所で大阪の空の写真が撮れた。お盆でスモックも少なく、青色が綺麗だった。この空の下に幾百万人の人生模様が広がる。


かなり小さいが中央左手のビル群が梅田近辺、中央の橋の右側がユニバーサルスタジオ 湾岸線はご覧のようにがらがらだったので簡単に車を停止できた。
環状線に入って直ぐの休憩所から天保山を望む 梅田方面のタワービル


2004年8月12日
お盆の休みらしい休みも無く4年が過ぎていたが、今日は意を決して朝から出掛け、終日神戸にいた。神戸のこの辺りはかれこれ 47年の昔、もの心がつく前より知っている土地だ。通過するバスが神戸市バスの白緑のストライブがあるだけで何故か懐かしいものだ。この前の地震で町は相当変化したが、それでも もう10年も過ぎるとこの街全体に、以前の落ち着きを取り戻しているのが見える。阪神高速5号湾岸線からコベルコの製鉄所が見える辺りには港一杯に何十艘の曳航船が係留しているのが見えたのは壮快だった。


2004年8月11日
朝からある研究所の帰り、最近 ひっこしされた高槻の材木屋さんの前を通る。広い敷地にゆったりとした材木置き場が気持ちがいい。ご自慢は何といってもその巨大な金庫だ。高さ2m 横1m50 奥行き1m20はある。以前の持ち主が移動に困ってそのまま譲り受けたらしいが、ちょっとした銀行の支店の金庫並の大きさは軽くある。もし、中に札束が詰まっていたら数十億円は入っているところだが、今のところ空っぽで お客さん用のお茶の葉がひとつ入っているだけだ。おそらく、関西一円の材木屋さんでこれだけどでかい金庫をお持ちのところを他に知らない。充分過ぎるほどトレードマークになりそうだ。何を隠そう、斯く言う私も噂には聞いていたが 実物を見せていただくと やはりその大きさには驚いた。「そのうち中身を一杯にしてやるで」とご主人の鼻息は荒い。昼から来客2件、材木屋さんの引き取り1件。製作作業は一日続く。

※ギネスに挑戦!30mはありそうな発泡スチロール製「世界1のお城つくり」
 大和郡山から暑い中、遠路はるばる本日は たまご屋さんをはじめ教育委員会の方など 3台のトラックでお越し頂けまして有難うございます。いよいよ第2弾の発泡スチロールで作るお城!!素材の出荷です。
手前の円柱は鯱になる予定です

※大和郡山市の方からまた写真を頂きましたので紹介させてもらいます
    発泡スチロールの世界一のお城作り。材料だけで800種類もあります。まだまだ、暑いですが皆さん頑張ってください。
 

2004年8月10日
製作実例集を更新しているうちに随分と時間が過ぎました。今日もおもしろ可笑しなお問い合わせがぴょんぴょこございましたが、それはまた次回にさせて頂きましょう。セルパネの件で近くの馴染みの段ボール屋さんにお越し頂きました。「紙を作る製紙会社は大中小合わせれば、無数にあるんですよ。大阪でも幾つもあるし、ほら近くの茨木市にも1社中堅の会社がありますよ」とのご指摘を頂けました。有難うございました。大変参考になりました。



2004年8月9日
今日も朝からあるホテルの作業現場へ向かう。割り切って余り深く考えないことにした。前向きに、ただひたすら前向きに、頑張ってやっていくしか他にないようだ。我々のような中小企業では、仕事が定年のない人生だから、どんな仕事でも ソフトであれハードであれ 営業であれもの作りであれ、一生かけるようなつもりが無ければ勤まらないのかもしれない。その現場で業者さんに先日亡くなられたsさんのことをお聞きする機会があった。その東京のホテルと関西のホテルを往復ばかりの職場で、sさんは16年勤めたベテランだったらしい。死因がハッキリせず、警察から何も言ってくれなかったらしいが、ようやく心臓の右心房の静脈破裂が原因だったとわかったらしい。それまで心臓が悪いとか身体が弱いとかは全く聞かなかった 元気な仕事一途のsさんだったらしい。「いわゆる突然死ですかね」という。将に突然人生が終了して、東京のあの作業現場が 強引にも悲しくも生涯最後の仕事になったのだが、それもこれも皆sさんと同じ我々の同年代に起こっている症候群のようなものなので、せめてsさんの為にも他山の石としても、sさんの残した仕事の継続をしなければならないのだろうか。他人の死に出会う度に、人生の意味、そして仕事というものが、単純なものでは決してない事を、次第に肝に叩きつけられるようにして 思い知らされてくる。新撰組ゆかりの地、京都駅前近くに建つそのホテルの正面玄関には、新撰組組長 近藤勇の跡を記念した石碑があり、その前には、sさんが手掛けた生涯最後の仕事になってしまったのだが、京都の蒸し暑い夏には少し似合わない位に、爽やかにそして色とりどりに咲き誇る水耕栽培の美しい花が見える。sさんの今はまだ小さい子供達が大きくなる頃まで、そのホテルは ここにsさんが残した仕事を継続していてくれるだろうか。そのささやかな願いを知る人は、夏の蒸し暑い京都には いないかも知れない。
                                                                 


2004年8月8日
完全に夏休みモードに入ったようだ。くらわんか花火大会が、今年からどういうわけか中止されて、代わりのお祭りが、北大阪商工会議所や馴染みのT木材さん、I木材さん、M木材さんなどの協賛で開催されるからというので出掛けた帰り、不景気続きの中でもお客が多い100円ショップへ立ち寄った。例の道具になりそうなものは無いか探していたからだ。ところが、店の中の狭い通路でその道具を探していると、確かに初めて来た店で初めて見た陳列棚である筈なのに、目の前に流れるこのシーンだけは、以前、遥か昔、同じシーンを見たことがあると思った。小さな105円のお鍋や蒸し焼き器用の下板が並んでいる所である。解からないものだが、そう思えるので仕方が無い。その蒸し焼き器用の板を しげしげと何度も見た。それがこの位置にそのように少し斜めになって置いてあるのだが、どうしてもこのシーンが以前見たことがあるという思いに捕らわれて離れなかった。まだまだ今日も30℃を軽く越えるような暑い日が続く。幻覚に捕らわれたようだ。小さな頃から 時々そんな幻覚によく出会ったものだ。中学の遠足で六甲山へ行った時もそうだった。駅から歩いて登り、取水場へ行く途中、茂みの道を歩いていると、そこへは全く初めて来たのに、どうしても以前そこへ来たことがあるような気がしたものだ。誰にも話せず、後日、今は『いっつあ』の会社の本部で品質管理をしている近所に住んでいたMくんに話したことがあったが、確か彼も、「同じようなことが時々あるよ」と言っていたので 何故かほっとしたものだ。学生の頃、Nハムの研究所長のSくんと ある大学の11月祭に遊びに行った時、剣道同好会の模擬店にいたIくんの知り合いだという光田秀くんが「紫微斗数」とかいう占いをしていて、僕が彼の始めてのお客さんになってその占い料500円払うと、「おおー、初めてお金をもらった」と大変喜んでもらえて、「ほら占いの本を本棚に一杯集めたんだ」とか話してくれて、その博学な専門を披露してくれた事があった。その時の占いメモは彼のサイン入りで今でも持っている。それが縁で、しばらく密かに占いに凝ったものだが、後から解かったことだが、光田くんは結局、学部とは関係のない その好きな 何か怪しげな道へと進んだようだ。何年か前、図書館でアトランテス大陸のことを調べていると、彼の名前を偶然発見した。今では、眠れる預言者エドガーケイシーの本を書いて 僅かな生計を立てているようだ。人生解からないものだ。また長くなりそうだ。この辺で


2004年8月7日
この夏もまた暑中見舞いを書けずに過ぎそうだ。3年ほど前からだ。こうして2足のわらじのように とんからりん♪の作業とHPの更新を続けていると実質的な時間が無いのが現状で最大の理由だ。素人が慣れぬ指を 弾いたこともないピアノを弾いているように ボードと向き合って 迷いながら押すものだから 余計に時間がかかる。最近では、小学生の子供達が、簡単に作れるHPの作成用HPを使って、プリクラごっこをインターネット上でしながら遊んでいると聞く。その携帯で写真をとってHPで紹介し合い、ネットで友達の輪を広げて、アバタでおしゃべりのチャットを続ける遊びがとてつもなく広がりをみせているようだ。彼らにすれば、HPを使いこなすのは算数の九九を覚えるのと同じで 出来て当たり前なのだ。 若者に特有の天才的な直感で何を共有するというのだろうか、解からないが その性善説の権化のような彼ら彼女らは、学校の垣根を越えて平気で友達の輪を社会に広げていく。それが現代若者事情らしい。それに比べれば、こちらは 何ともたどたどしいHPの更新作業なんだろう。どこに差別化を図れるのだろうか。まあ、焦らずこうして書き続けているうちに見えてくるのだろうか、現代発泡スチロール屋さん事情。時々、中学高校生の方からお便りを頂きますが、彼ら彼女らは、このつまらないHPをご覧頂いて何を感じているのだろうか。チャットでアバタにえくぼとなってくれたらいいのだが。今日も朝から各種製作、手作り作業、実験と試作。と書いていると、またまた妙な実験用道具のご依頼が飛んで来た。では、この辺で


2004年8月6日
本日は、朝早くから遠路はるばるお越し下さいまして、なお且つ、お待たせ致しまして申し訳なく思いつつ、有り難くお礼申し上げます。セルパネの出来立てホヤホヤの最新のカタログの原案が展示会用に刷り上ったばかりでしたので、丁度タイミングよくお渡しできました。「やっぱり、現場を説得させるには実物があったほうがいいから」と言われる通りですので、セルパネの910×460×100(SS-B100W)1枚、折角ですので無償でお持ち帰り頂きました。そして、そのワンルームマンション業界の知られざる現場の貴重なお話有難うございました。大変参考になりました。思わぬところにそんな形でニーズがありそうなんですね。お話をお聞きしておりまして、こちらまで何故か少し熱くなりました。お名前の由来通り、日本に始めて由来した鉄砲が全国にまたたく間に伝播していったように そのようになりましたらいいのにと思いました。今も、宇宙センターがあることから、セルパネが飛ぶように売れましたら将に、ご同慶の至り、といったところでしょうか。重ねて本日は有難うございました。
そして、朝から とんからりん とんからりん とんとんからりん とんからりん の機織り機械音のような在庫積み上げ作業が続く。
道路の混雑は尋常ではないようだ。夏休みモードに入った会社が かなりあるんだろうか。さあ、こんな駄文もこの位にして、仕事だ。

 世の中よ 道こそなけれ 夏休み 街の中にも 蝉ぞ鳴くなる


2004年8月5日
今日も朝から在庫積み上げ作業。とんからりん とんからりん とんとんからりん とんからりん 機織り機械音のようなとんからりんリズム音が響く。京阪第2高速が近くまで出来た影響だろうか、8月に入って前の道路の交通量がいやに多くなった。世間の景気は回復したと言うが、不景気疲れで厭になった人々がロングバケーションを取り出したのが実情に近いような気がするのが、前の道路を通過する車から判断出来そうだ。親子連れで虫取りの網や、水上モーターを引っ張った車がやたらと目に付く。皆、景気がよければ夏休みも返上で仕事だから、とてもこんな今から始まるような長い休みはないだろう。不景気で仕事が無いから生産調整に今から入ったんだろうと考えるのがまだ自然だ。仕事は無くても時間があれば遊びたい人は元気でよく遊び回るものだなあ。いいなあ。いや、どちらでもないかな。遊ぶ人は遊ぶか!あと1週間もすると、本格的な夏休み現象に入るようだ。

 おややこの 行くも帰るも 笑いては 知るも知らぬも 逢坂の夏

2004年8月4日
今日は朝から各種製作、この歳になって泥んこの団子練り実験などしていたが、埒が明かないので方法を変えた。古い簡易加熱容器を取り出してきて何やら、また、ママゴトの様になってしまう。何のご縁か、発泡スチロールの実験依頼まで飛び込んでくるようになったが、こういったことは兎に角、途方も無いほど時間を食う。全国の研究所で 日夜 試験管をコネコネなさっておられる研究者のお気持ちが少し理解できたような気がした。先日も、「発泡スチロールの中に含まれる水素の数を計算したいから」と言った実験依頼があったが、困ったものだ。

セルパネのお問い合わせ有難うございます。ご自宅がお近くということですね。いつでもお越し下さい。現在、漸く8月31日のマイドーム大阪での展示会用カタログの下書きが出来ましたが、下書きで宜しければお渡しできます。セルパネに関しましては、依然相当強力な流れが続いております。毎日の、御社以下、多くのお問い合わせの方々が続いていることからも推測できます。皆さんの関心がどちらに向かっているのかが、容易に判断できます。世間では、ど不景気の中、暗い話や汚職、事件、が続き、『冬ソナ』にちょっと一息つきたいのでしょうか、住宅分野でも、ほっと一息「冬ソナ」の「セルパネ」をどうぞ。

※ギネスに挑戦!大和郡山市のお城つくり
約高さ30mぐらいはありそうな「世界1間違いなし」の発泡スチロール製お城の製作風景有難うございました。
 設計図だけで約100ページ位有るとのことです。製作に必要な部品だけで800種類にのぼるという とてつもない でかい話ですね。将に、中東はエジプトのギザの大ピラミッドの横に郡山城を建てようか、と言ったお話です。皆さん暑い中、お身体に気をつけて頑張ってください。

これが噂の『大和郡山城』の設計図です。こんな凄いもの誰が書いたんでしょうね


2004年8月3日
今日は午前中、川向こうまで引き取り1件。門で付ける入門証のロゴが替わっていた。新会社になったような変わりようだった。ICチップまで埋め込まれているらしい。そのうち50年もすれば、国民総背番号でそんなICチップを胸にぶら下げて街中を歩かなければならない時代が来るんだろうと思った。頭が痛くなった。今日はここまで


2004年8月2日
今日は、朝からとんからりん とんからりん とんとんからりん とんからりんの在庫積み上げ作業。こうしてひたすら汗を流して 機織り機械のような機械音を響かせる毎日だ。いつ終わるとも無き、ネットからのお問い合わせも 休むことなく今日も続く。何となくもう少し、製作実例集をいい加減なものではなく、全作品の登場まで心がければ、もう少し見易く面白いものになりそうだとは思いながら、手が回らず、そこまで行くにはハードルが高すぎる。とりあえず、先日『この樹何の樹 気になる樹』の会社からお問い合わせがありましたがこちらのページで先日製作いたしました『この樹何の樹』のサンプル写真ですが時間がございませんので載せておきます。
  この会社には高校の時の同級生Mくんがおります。今ではこの年齢ですから偉いさんになって お腹がぷくぷく出てきているらしいですが、最近は偉くなり過ぎてあんまり動けないのか、会っておりません。彼の親父さんは、マクセルの専務をなさっておりましたので 社内グループでは結構名前の通った有名な方でした。私も何かと公私ともご両親にはお世話になりました。彼の実家は茨木だったものですから、北千里から丘を越えて自転車でよく遊びに行ったものでした。彼の奥さんが、これがまた 気の利くよく出来た人で彼にはもったいない位です。彼の結婚前から何度も何度も将来奥さんになる方のその写真を見せられたものでした。よほど気に入って結婚したようでした。、、、、、また長くなりそうだ。時間がない。急ぎましょう

岡山県からセルパネのお問い合わせ有難うございます。ご意見 大変参考になりました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

※鎌田洋次くんからメールが届きました。月2回発行の『漫画アクション』に今週号に鎌田くんの名前が無かったので さては編集から降ろされたのだろうか。現実は厳しいものだ。だいたい、人気が今ひとつパッとしないし、ダサいし、流行らない暗い漫画シリーズの絵を担当しているし、あれじゃー「冬ソナ」が受ける時代に全く逆行している事件画じゃないか、それに無名の実力者を次々に登場させる編集パターンに変わったので、あっさり蹴落とされたのか、やっぱりこの年齢になれば付いて行けなかったんだろうか、体力もポイントだろうし、折角、わずかな期待の星ではありましたが、残念でした。まあ、ここまで頑張ってきたのだからよしとしよう、、、、などと心配しておりましたら

            「鎌田です。1回休みました。 8/3(火曜)にまた出ます。よろしく。」

と、いうことが書いてありました。どうやら、まだ続いているようだ。乞うご期待!と言うところでしょうか


___『漫画アクション』は駅の売店かお近くの本屋さんでお買い求め下さい。回し読みはご遠慮下さい。


2004年8月1日
昨年の8月のノートを見ると、3日に発泡スチロールの廃工場を何年かぶりに通りかかったら、偶然正門が開いていたので中に入った事が記録されていた。昨日は その工場が夢に出て来たようだ。それからでも1年が過ぎた。早いものだ。どういう訳か、今でも正門付近のタイムレコーダー置き場や配車室、そして『工場内禁煙』の看板は残っているが、後は、かなり侵食がひどく、建屋もかなり取り壊されてきたようだ。しかし、昔の倉庫だけが依然そのままの外観を残しており、新しい持ち主に継続して倉庫として使われているようなのは 先日配達の帰りに見てきたところだ。今日は、あれから、たびたび何か考え事をする時には、兎に角、バーガーが130円に氷水を注文すると、我々のような不景気の直撃を受けてきた者達にとっては、有り難い事に大変安いので 時々通うようになった例のハンバーガー店の中の 常設お子様向けプレイランドに面した交差点側の 誰も座りたがらないのか何時も空いている窓際の席に、通りを行き交う人を眺めながら座り、2,3歳の子供達が走り回る歓声を後ろ背にして、今後を案じていた。それから、間もなく、思い切って なけなしのへそくりを握って、近くの古道具屋へ自転車を走らせたのだが、例のモノ実験用の小道具は2、3ヶ月前に売り払われてとっくに無かった。店の窓から外が、突然の雷雨のような大雨で かすんで見えなくなっていたのに気が付いたのは 3時前だったろうか。店の主に「直ぐに止みますよ」とタカをくくり、どしゃぶりの中、無理に自転車を転がして外に出たのだが、なかなか止まず、結局家に戻るとずぶぬれになっていたし、寒気が走った。ラジオを点けると、遠に行ってしまったと思っていた台風10号がまだ温帯低気圧で日本海に停滞して、その影響で各地に雷雨を降らしていると、アナウンサーが忙しそうにメモ用紙のめくる音をさせながら話していた。昨年の8月のノートには、中学の同窓会の日に 同じ名前の台風10号に 同じようにやられた事が記録されてたと気が付いたのは、夜遅く休日診療の市民病院から帰ってからだった。不思議なものだ、解からないものだ。昨日の夢に出て来た工場と云い、昨年と同じ台風10号と云い、そして、今月の末にはまた、セルパネの展示会をしようとしているのも同じだ。また寒気がしてきた。

※ギネスに挑戦!高さ30mくらいの世界1の発泡スチロールのお城つくり
 大和郡山市からお城造りで、いよいよ発泡スチロールに塗装作業が開始されたとご報告を頂きました。有難うございます。作業は順調に進んでいるようですね。綺麗な色が出ていますね。皆さん暑い中、大変でしょうが、どうかご無理をなさいませず、頑張ってくださいませ
 順調に進む塗装


2004年7月31日
夢にうなされて目が覚めた。きっと昨日、ささやかな実験設備もなく、途方に暮れていたので、それが夢になったんだろう。これが現実だ。足掛け3年公開ノートを取り続けると、おおよその事は検討がつくのかも知れないが、いくら考えても仕方がないことだ。前を向いて頑張る他にないことだ。それが時々、ちょっと気を許した瞬間、夢になって立ち現れる亡霊か海坊主かポセイドンのようだ。夢の中で、いつものように成型機を調節して、貯水槽を見て周り、給水ポンプのラインの所まで来ると、知らない社員がいて蒸気バルブを回していたので、それは先ず先にエアーで呼び水してからだ とか説明した。ところがその後、周囲を見ると工場ががらりと変わっている。白い天井と壁にグリーンの床で真新しい見たこともない機械が並んでいる。おかしいなあ、と思いながら事務所へ行くと空っぽになっていて「本社は移転しました」と張り紙があった。忘れ物を取りに来たという事務員さんが「ここにはもう誰も来ませんよ」という。「どないなってるんだ」と叫んでいると目が覚めた____。確かに、今から思うと、あそこには何でもあった。ちょっとした実験ならその辺に転がっている機材と部品で直ぐ出来た。直ぐ出来たからまた類は友を呼んで、そんなとんでもない実験を始めたいといった人が社外から寄ってきた。ボルト一つにしてもありとあらゆる種類が転がっていた。それこそ50年の蓄積だったんだろう。戦い済んで夢の跡。祇園精舎の鐘の声、沙羅双樹の花の色、諸行無常の理はこのことだろうか。わからない。だが、これからはまた一から集めていかなければならない。残る半生で間に合うだろうか。頑張る他にないようだ。その長い行程はここに残していこう。


20004年7月30日
今日も朝から例の製作と在庫の積み上げ作業。お問い合わせは、、、何件ぐらいだったろうか、覚えがない。毎日実に様々な不思議な星のきらめくアイデアをご紹介頂いている。本当に有り難いものだ。岩手県の病院の検査用座台の件、ご丁寧にFAXにてその御使用の結果報告を頂けました。有難うございました。全く畑違いの分野ですが、大変参考になりました。また、そこまでしていただきますと今後の励みになります。それだけで充分2倍3倍になって返っておりますので、お気になさらないで下さいよ。静岡県の方、ホバークラフトを学校の皆さんで製作なさるんですね。頑張ってください。ホバークラフトを作るからその母材を欲しいと言われた学生さんはこれで3件目でした。福岡県のトイレの会社の研究所の方、0,5mmマイクロビーズですね。恐らく、発泡スチロールではこれが世界最小になります。こんなに小さくても発泡しています。蹟スイ科学の方、お見積もりはこれで4回目ですが如何しますか、5回目のお見積もりのやり直しでも構いませんが、、。『この樹何の樹♪気になる樹♪』の会社の方有難うございます。それでは先日サンプルをお送りいたしました形状でということですね。枚方にも以前『この樹何の樹♪』の会社の大きなグラウンドがありました。高校の同級生のMくんが今も御社におりまして一緒にそのグラウンドに遊びに行った記憶があります。今では、そのグラウンドも建て売り住宅が建ち、Mくんも偉いさんになってお腹がぷくぷく出て、時代は変わるものですね。天婦羅フライのチェーン店の専務さん、東京荒川の花火大会は明日ですか、こちらPLの花火大会は1日です。いい実験結果のご報告がありますことを お待ち申し上げております。偶然いとこの住んでいるすぐ近くの大阪の方、例のもの もうしばらくお待ち下さい。鋭意製作努力しております。立体文字の方、あれでよろしかったでしょうか。千葉県の大学の方、測定台ですね。同じく千葉県の大学の方から偶然、面白そうなご提案も来ております。Etc、、、、、西へ東へネットは全国自在に飛び回ります。ではこの辺で。


2004年7月29日
今日も、朝から各種作業。連日の猛暑がどうやら、昨年の夏にヨーロッパを襲ったのと同じものだと聞いて、何となく納得した。しかし、暑い中変わらぬ作業は続く。そして、実にバラエティーなお問い合わせが今日も続いてあった。不思議なものだ。有り難いものだ。否、普通在り得ない様な用途の不可思議さもある。例年、この時期、夏休みに入る為か、お問い合わせ数は 半減するはずだったが今のところ変わらない。むしろ、前年同期比、で3割増しのようだ。訪問者数も昨日はまた100人を越えだした。

※ギネスに挑戦!高さ30mぐらいの世界1の発泡スチロールのお城作り
 奈良県大和郡山市から 現況を知らせる写真が届きました。折角ですし、掲載させていただきます。有難うございました
最近は北陸の方の会社で、直径3m程度の発泡スチロール製の家を作ったからと話題になりましたが、奈良県も負けていません。大きなものならこちらは1200年の伝統がありますぞ
斜めに切断ですね。大変な作業ですね


2004年7月28日
今日も変わらず、在庫積み上げ作業は続く。道を挟んだ向かいの小さな会社の新社屋が完成したので、紅白の垂れ幕を張って完成祝いをしている。よほど、うれしいのだろうか。神主がやって来て式典を5,6人で始めた。盛大に とまでは到底届かないが、一応段取りを踏んだ式を始めていた。こんな不景気の中、小さいながら上を向いて歩いて来た会社だったのだろうか。向かいの会社とはいえ、、、。水質検査で以前お世話になった事のある高槻の業者さんも、まわり回って どういうつながりで何だろうか、さっぱり解からないがその小さな式に来られていたので、道路越しに見えた。

本日も沢山のお問い合わせ有難うございました。液体窒素容器についてですが、お問い合わせが不思議と重なるものです。2件、ございました。係留ヨットの岸壁との間に挟みたいからといったお問い合わせですが、ヨットに関しては後一件 デッキの蓋に使いたいといったお問い合わせと都合2件、重なるものですね。
、、、○化学の方からご予算に合わせて実験用容器を作れないか、といった無理なお問い合わせがありましたが、あっさりお断りいたしました。プラスチックの業界でその一方の雄たる会社が、今般の国際原油価格の暴騰に伴うナフサ価格の急激な上昇をご存じないとは信じられないし、世間では皆が羨むようなそんな大きな会社なのに 何とみみっちいいことを「上司が横で言ってますから」とか恥ずかしい物言いでしないで欲しいと思いました。確かに当社は仰る通り、小さい会社だとは思いますが、そこまで言われる筋合いはない。もう一度、研究所の実験に取り掛かる前に、トップは後進の道徳倫理なり生活指導なり、それなりにちゃんとして欲しいものだと内心強く思いましたが、あまり大きく啖呵を切りますと、何かと心許ない我が身に 相当返って来ますのでこの辺に。お互い忘れましょう。では、失礼。


2004年7月27日
朝からとんからりん とんからりん とんとんからりん とんからりんの在庫積み上げ作業。近くの鉄工所のおやじさんが今日もちょっと機織り機械のような音のする とんからりんを見に来られた。昼過ぎから、急な配達。新幹線ガード下に構えたベンチャー企業の集配所だ。近くには馴染みの材木屋さんもある。社屋をオレンジに塗って、ここなら大抵の人は始めてでも迷わず来れるだろうと思った。 若い人ばかりで頑張っているものだと感心もした。

お問い合わせは今日も14件。有難うございます。大きな切り文字、保温箱、食品用使い捨て箱、断熱材各種、実験用水素反応チャンバー、長いもの、短いもの、0,5mmマイクロビーズ、などのお問い合わせでした。

発泡ビーズですが、現在在庫は 0,5mm径、1mm径、1,5mm、 2mm径、3mm、となりました。半径3mmが増えました。

毎日、実にいろんな変化に跳んでいる。楽しみなのは、今日は、ある食品会社から保冷箱を探して欲しいとのことで、中に詰め合わせるご自慢の保冷食品ごとお送り戴けるとのことだ。「中身もお送りした方が、お探し頂く箱のイメージも湧くでしょう」と話す ご担当者のご配慮によるものだ。この記録的な くそ暑い猛暑の中、そこまでして頂けると 誰でも自然に力が入る。HPにもその食品の写真でも何でも紹介しようかという気持ちにさせてしまう。

※ギネスに挑戦!
奈良の大和郡山市から発泡スチロールで作る30mは優にありそうな巨大なお城の製作風景をご報告頂けました。順調に製作は進んでいるようです。商工会青年会のメンバーが中心になって昼夜兼行の作業ご苦労様です
 

倉庫に残っていた25年前の発泡スチロールの写真も有難うございました。先代の商工会青年会のメンバーがお作りになった初代発泡スチロール製お城に使われていたブロックですね。製造工程が現在と違うのがひと目で見て取れます。大変荒く、発泡粒子が不均等ですね。それだけ、強度も落ちますが、逆に、25年は発泡スチロールの成型技術にも画期的な進歩があった事をうかがわせます。大変参考になりました。有難うございました

25年前の発泡スチロールブロック。名付けて『ブロッくんのお爺さん』
このような連続式予備発泡方式は、現在ではバッチ式発泡方式に換わって来ております。実は、連続式発泡では以前の上司がいくつか特許を取っていましたが、バッチ方式が出てからその特許も意味がなくなってしまいました(笑い)


2004年7月26日
朝から在庫積み上げ作業。昼すぎ、暑い中を小さな配達1件。その配達先で、ある同年代の人の 突然の死が、昨日出張先の東京のホテルの1室で見つかったことを知らされた。心臓のマヒによる急死だった。死亡推定時刻の夕刻9時から半日以上過ぎて ホテルのチェックアウトの時間になっても 鍵が掛かったままで何の応答も無いため ホテルの関係者が扉を合鍵で開けて、その人が扉近くの地べたに倒れているのが発見されたらしい。すでに意識はなく呼吸も止まって冷たくなっていたようだ。働き盛りだった。社内のほかのメンバーが嫌がる仕事を次々と引き受けていき、難なく こなしてやり遂げ 有る程度の成果を挙げて、その人以外には、今では その仕事が解かる人は社長以下 誰もいない状態になっていた。そんな矢先だ。だから、会社の関係者も大変なショックだ。それに、小学生の子供さんがいると聞き、ご家族にとっても計り知れないほどの悲しみなんだろう。まさに、これからと言う時だ、「この歳になると、仕事は増え、会社の中心的なことをこなして責任も取らされ 休まる暇もない上、家族もまだまだ手が掛かる状態で、もう若い時の体力は無いというのに、逆に一番体力と気力を使わないといけない 危険な時期だとは、よく言われているが、まさか目の前でこんなに身近な同年代の死に出会うと 改めてそのことを思い知らされる。驚きだ」と、配達先の同じく同年代のお客さんが、深くため息をつきながら話された。今日がお通夜で、明日葬式らしい。わたしは、その亡くなられた方とは、つい先日も仕事の件で 会って話したところだった。忙しそうな様子は微塵とも出さず、少し余裕か笑みを浮かべながら仕事の件でいくつか質問を受けた。「なんでやろうなあ」と筋肉質の身体を持ち上げながら喋られたのが最後の会話になった。こちらも、「やるしかないですなあ、前向きに頑張る以外ありませんわー」と返すと、大きく笑っておられたのが印象的だった。本当に、予期せずして、また一人同年代の死を見送ることになってしまった。

この場をお借りいたしまして関係者及びご家族ご親戚の皆様にお悔やみを申し上げますと共に、ご本人様のご冥福をお祈り申し上げます。


2004年7月25日
天婦羅用粉水ボール保温容器の製作で少し気になり、念のためコーキングをした。折角のチャンスに セルパネを使えないかどうかあれこれ上にしたり裏返したりしてみたが、今回は妙案が思いつかない。熱源の第一波を先ず止めなければならない。そこをどうするか、確かに費用を掛ければいくらでも可能だろう。しかし、この時点で発泡スチロールの難燃材と、ブロンズテープを使い、硬いコーキングまでしたので、相当手を掛けたから、コストとの相談になる。しかし、翻って考えてみると、単なる出来ないかどうかの求めに応じた試作ではないか。試作費の持ち出しだが、これでだめならだめもとか。 、、、、 、、、書くことが無くなった。昼から、発泡スチロール製虫かごを持って、裏の古墳跡へ蝉取りに出掛ける積りだったが、急な雷が鳴り始めて、やめた。、、、 、、、書き続けることは大変なものだ。駄文でもいい。独り言でもいい。しかし、書き続けなければゴールは見えない。、、、夕方、マクドナルドのハンバーグ無料引換券が今日25日までだったのを思い出し、急いで自転車にまたがって近くのマックへ走る。2枚で2個引き換え、氷水を頼んで食べた。なんと情けない話か、世の中足下の不景気は続く。「相変わらず、ビンボーだア〜」とぼやく漫画家鎌田洋次くんのメールを、いつも なかなか面白いことを書くもんだと ふと思い出し、無料のハンバーグをがつがつ食べながら、紙コップの底に残った氷をガリガリした。、、、 そういえば最近百人一首を読まなくなった。おっと、もうこんな時間だ。では失礼。

 蝉時雨 5年に10日鳴く歌に 5年10年やまぬ不景気 


2004年7月24日
朝から暑い中、11時頃、作業場の気温を測ると41度になっていた。これでは、どうしても能率は下がる。仕事をしに来ているのか、ただこの暑さに耐えに来ているのかわからない。そんな暑い中、現在もアニメ作家として活躍中の漫画家 鎌田洋次くんからメールが届きましたので、折角ですから紹介させて頂きます。この前まで隔週発行の漫画雑誌『漫画アクション』に連載していましたが、最近はどうでしょうか、心配しておりましたが、、、

     「鎌田です。相変わらず、ビンボーだア〜。何かマンガの色紙頼まれた気がするけど、まだやってません。
       そのうち送るね。皆な元気か?
             暑いけど頑張って仕事しょうなあ。」

どうぞ、頑張ってください。次回作に期待しております。漫画家家業に関わらず、人気稼業は大変ですね。常に、ヒットを取り続けなければいけない。しかし、その大変な仕事に取り組む鎌田くんの後ろ姿を もう30年近く、見続けて来ますと、仕事に取り組む一途な姿は此方と致しましても励みになりますし、ヒット商品が如何に世に出て行くのかのプロセスが痛いほどよく解かります。
だから、下書き中の次期新作は、きっと根性ものストーリィーで やさしく爽やかな女性が主人公だと想像します。『モナリザの微笑み』のようにどれだけ素晴らしい女性を描けるか、そこが漫画家の勝負ですね。

製作実例少し追加しました


2004年7月23日
今日も相変わらず朝からバタバタしておりました。昼前、造形に関して今では世界的に有名に成り始めた伝説のプロ集団、造型社様から、遠路暑い中、あの社長がお越しになった。テレビ東京の『発泡スチロール王選手権』で第一回テレビチャンピオンに輝いた東映系のスタッフW師と、実によく似て、澄んだ遠方を射すようなさわやかな目をされている社長さんだ。恐らく、職業柄、芸術の世界で、『美』を追求して、何十年と来ると そのような光るような眼つきをなされたご威光の持ち主になるのだろうか。若者の失業率10%を越える暗い世情、今の若者の中に 時代の美に救いを求めて、それを形に残そうと考えて、芸術に生き甲斐を見出した者達が、多く あの社長の門を叩くのもうなずける。
昼過ぎ、近くの豆腐屋さんがお見えになる。「景気が回復したって言いますけど本当かな。未だにぜんぜん恩恵が回って来ないね」と、35度36度の暑い日中、大粒の汗と同時に ぼろぼろの愚痴がこぼれ、下に落ちて腐りそうな顔をなさる。いろいろあるものだ。「やってられないよ」と、笑いながらの捨てセリフと、いつものご注文と、美味しい この店にしかない美味しい特製の『豆腐ドーナツ』をおみやげに置いて帰られた。 おっと、もう時間がない。では、今日はこの辺で


2004年7月22日
今日もお問い合わせが延々と続きます。有難うございます。本当に不思議な発泡スチロールの使い方がございます。先日も、まだ未完成らしいですが、おもしろ実験リンクのコーナーを見られた方で、ヒントがあったからとコンデンサーに応用できそうだといったお問い合わせがありました。発泡スチロールで 本当に電気を貯めるそうです。が、今度のお問い合わせは 驚いたのには「発泡スチロールで水素の入り数を数えます」と言った信じられないような内容でした。一瞬、何のことか解かりませんでしたが、「えーーーーーーーーッ」とご返事するのが精一杯でした。確かに不思議な実験が次から次から届けられます。バケツ型気密容器に発泡スチロールを入れて、そのバケツの中の水素を1こ2こと数えるお仕事らしい。それが一体、どれだけ時代を先駆した実験なのかさっぱりわかりませんし、どれだけすごい大発見に繋がるのかもわかりませんが、とりあえず頑張ってください。しばらく誰にも話しかけられないように 静かにおれますように。そして、例の天ぷらの鍋敷きの話はその後でした。この件につきましては、一度思い当たる筋がございますので、試作してみます。その次のお問い合わせは、発泡ビーズでカラーのものはありませんか、色は黄色か砂色と言う内容でした。夏休みに入り、夜空の天体観測を通して宇宙や惑星などに興味をもたれる子供さんもおられますが、この方は「金星の砂を作りたい」とのことでしたので、発泡スチロールビーズを使ったカラービーズの超簡単方法をおもしろ実験のコーナーに追加しておきました。本当に金星で手にする金星の砂は、こんなに軽いのでしょうか。よく解かりませんが、ご参考に


2004年7月21日
午前中、JR京都駅近くまで雑用に走った。1号線東寺のところを右に折れ、近鉄の東寺駅ガードの交差点に渋滞で長時間待った。駅から次々とそして延々とあふれ出す主婦の列だ。何があるのか解からなかったが、東寺では例の陶器市だ。漸く列が切れて、左折し、新幹線のガードをくぐり、直ぐ左折した。現場の名称が替わっていたので解からなかったが、現場まで来ると、何だここか、とすぐわかった。確か、ここも本願寺寺領の上に建っていたのではなかったか、古い学生の頃の記憶がよみがえった。ただし、私が学生の頃アルバイトしていたのは、四条烏丸にあった京都旅行会館の屋上ビヤガーデンだったので、こことは全く関係はなかったが、古い記憶のそんなこととは無頓着に親近感を抱いた。あれはもう27年も前になるんだろうか、すぐ直立姿勢になって 首を伸ばすのでダチョウそっくりのビヤガーデンの次長さんと のさのさ歩いてカバそっくりのホテルの部長さんと ビール酌みのエビフライのような海老さんと 赤顔の料理長とに毎日挨拶して、夕方から夜9時半まで毎年夏になると そこでウエイターをしていたものだ。どういう訳か同じ学生寮の例えば岡山毎日に勤めるY君や漫画家の鎌田洋次君やその他 仲間が5,6人いたし、沖縄でDJをする仲村君や ドラマーでジャマイカに渡ったきり今だに行方不明のあの名ドラムニスト石井君や 腐れ縁になってしまった町内すべて寺の大豪邸に住む長浜の寺の坊主や(そういうと最近彼から音沙汰がない) 同級生が10人ほど ごろごろ集まっていたし、偶然、実家のすぐ裏手に住む1年下の沢くんとも ある夏は一緒にウエイターをしていた。、、、、、いけない、こんなことを書き出すと長くなる__。


本日は、ご不自由なお身体にも関わらず、遠路わざわざのお越し、有難うございました。年商500億、取得特許122 今は顧問に退かれているとは云え、この日本でその発明がなければ、未だにあらゆるコンクリート造りの建物の窓枠はすべて鉄でしか出来なかったんですね。画期的なその発明を得て、日本でそして世界で窓枠は鉄からアルミに替わる事が可能になったんですね。そんなに偉い方に、わざわざ、こんな掘っ立て小屋のような当社にお越し戴けまして大変恐縮しております。なんらご配慮させて頂けませず、申し訳ございませんでした。長く建築業界の先頭を走ってこられたスーパーエリートに 時下に生々しいお話をたくさんして頂けまして本当に参考になりました。重ねて、この場を借りまして お礼申し上げます。有難うございました。御付きの人がお車を回している間、トイレまで介添えさせて頂きました折、ひとこと「わたしも 最初はたった4人で始めたんだよ。 町工場だったなあ」が大変印象に残りました。「こうしていろいろ見てまわるのが面白くてねえ」ともお言葉を戴けました。本当に有難うございました。


2004年7月20日
帰宅が23時になった。売り上げに繋がるのならいいのだが、残念ながら、全くそうではない。雑用に今まで掛かった。その雑用の合間を見て、8月31日のマイドーム大阪で開催の今年の産官学交流会に展示の「セルパネの案内」を作製し北大阪商工会議所へメールで送った。離れ業のようなものか。ひとつひとつ、前向きに取り組む他にない。だから、我々に休みはない。
 そして、今日もどういうご縁か、今現在取り込み中の仕事に関連したことで 或るメーカーの方から偶然連絡を受けた。不思議なものだ。わからないものだ。そして有り難いものだ。zzz zzzまた眠ってしまった。蝉の鳴き時雨れる夏の夜明け、今日も始まりだ。では、失礼


2004年7月19日
朝から昼過ぎまで頑張るが、暑くて それ以上は気力が尽きた。やれることはやった。打つ手は打った。後は待つだけか。こんな事もあるものだろうか。以前、或る会社で 客の求める急な依頼に応える為、時間節約に島根県から岡山県まで そのたった1枚のゴミ袋をタクシーに人が乗らずに運ばせて 間に合わせたと言った話を思い出した。また、或る会社では、昔 市立のグラウンドを借り切って、グランドで野球をするんじゃなくて 包装資材をグランドに一杯に広げて すべてを 1日で乾燥させたと言った話を思い出した。その事斯様にきびしいものだ。今日はこの辺にして 例の準備だ

同世代の方々からのお便りが2,3ございました。子供さんを大学に行かせておられる方、義父の介護に翻弄されている方、皆様非常に大変なご様子でした。また、娘様とアベックで映画に行かれた方からは、以下のような微笑ましくも、また同世代として共感いたします内容のお便りでしたので 少しご紹介させていただきます

     今日娘と映画にいきました。
     「チルソクの夏」…うーんこれよかったよ!!主人公は、女の子4人組。僕らよ
     り3つ位下かな。結構泣ける映画です。是非一度見てみてください。HPもあります。
     「なごり雪」が頭の中から、出ていかないで思わず歌ってしまいます。
                          映画『チルソクの夏』から 


2004年7月18日
朝から例の修理補修と、会社の前を整地作業。
お問い合わせ有難うございます。もうすぐ夏休みですね。中学2年生ですか、まだまだとは思いますが最近は早いんですね。もう進路を担任の先生にご相談なさったんですか。で、先生は もし しっかりとした希望があるのならこのまま学校の勉強に沿ってやっていったら良いとご返事があったんですね。特に特別な勉強は復習を中心にして 3年生になってからでも始めれば良いと言うことでしょうか。先生にはそれぞれのお考えがありますし、また 担任としてあなたをよく観察されておられることでしょうし、この夏の大会に出られる数少ない2年生のメンバーとしてあなたに迷わずバレーの練習に打ち込んで 良い結果を出して欲しいといった願いもあるんだと思います。私はただの発泡スチロール屋ですが、お答え出来る事といいましたら、そんなことぐらいで何のお力にもなれませんが どうぞ頑張ってください。高校は普通の高校でいいと思いますよ。男子生徒もいるような男女共学でもいいと思いますし、どんな高校でもあなたのように今からはっきりと生物の学者になりたいと言った堅い意志をお持ちでしたら、きっとなれると思います。そして、最高学府まで進みましょう。必ず、頂点まで行きましょう。日本では有り難い事に、そりゃある程度の勉強は必要ですが、大学を選ばなければ 意外と 何処かの学校に入れるものです。そして、どこの大学にも必ず すばらしい先生がおられますよ、あなたの中に埋もれた生物への探究心をうまくエスコートして下さる先生が大学には沢山おられます。本物の学者に始めて接してあなたはきっと驚かれることでしょう。あれほど混み入って解かりずらく 難しいものだと思っていた学問の世界ですが、本物の学者達はあなたにひとこと、ぼそぼそとたった一言語り掛けるだけですが、そのたった一言であなたは、あなたにさえその難しそうな学問がすべて解かった様に思わせます。それはあなたの全生涯をその学問に突き動かして、夢中にしてしまうような すべてを賭けたくなるようなその学問の本質的なものを表現した言葉なんでしょう。その言葉は 本当の学問を何十年と積み上げてきた者達にしか決して発することのできない 学問の面白くてわくわくするようなすばらしい本質をあなたにでも解かる様な簡単な一言にまとめたエッセンスです。きっと あなたにやさしく教えてくださるような 師と仰ぐことができる先生に会えますようにお祈りいたします。 


2004年7月17日
今日も朝から 例の製作作業に追われる。扇風機を回しても温風が流れるだけで熱くて仕事にならないが、仕事にしないといけないので休めず仕事が続く。強度を上げるにはどうするべきか、あれこれやってみた。結局決め手になったのは、昨日、ひょっこり笑いながらやって来た同業者のいつもの営業マンの一言だ。何かいい手はないだろうかと聞いてみると「うちの社長は昔、大失敗を しよりましてなあ。ほいでから いろんなことやりよりましたがな」で話が始まり、「出来る間に何か しなあかんさかいに言うて、今度も、思い切って名古屋の駅前のビルの屋上に 横18mで高さ5mのどでかい 大森屋の昆布の立体看板の仕事引き受けたんですわ。発泡スチロールですわな。設計段階から試作なども入れて8カ月掛けて、費用は2000万円かかりましたんや。完全無敵の持ち出し大赤字でしたんやでー。風が吹いてその看板飛ばされたら うちの会社も何処かへ飛んでいくー。そいで 吹いて壊れへんか心配しとったら この前の台風が直撃でッしゃろ。もおー あかんなあ、軽いから飛んでいったんちゃうか 皆で心配して言うとったら、何と びくともせんかった。 大丈夫でしたんや。結果的に風速45mでも壊れないと言ったデータと自信が得られましたんや。新幹線で名古屋駅に入ってきたら見えまっせ。大森屋の昆布の立体看板やで。」、、、おっともうこんな時間だ。

セルパネお問い合わせ有難うございます。本日特大のサンプルお送りいたしました。後ほどご確認くださいませ。防音室ですね。もってこいですよ


2004年7月16日
今日も全く進展の厳しい一日だったのに、あるお客さんから 発泡スチロールを使って面白いことをしているところがあるからと
、連絡を戴けまして、ふと、元気漬けられました。名づけて『発泡スチロールで出来た家』、直径7mの大きな組み立て式のお椀構造を発泡スチロールの強度素材で造ったようだ。また、発泡スチロールに自己消火性の難燃剤を入れたことで建築基準をクリヤーして特許も下りたようだ。資本力のあるところは違うものだと思いながらも、よくまあこんな大きなものを造ってみようと考えたものだと感心しました。これまでも地下の骨材に発泡スチロールを使った会社が広島か岡山でありましたが、とうとう、地上に出て来たんですか。 以下にそのニュースがあると知らせていただきました。おっと、もうこんな時間だ。では失礼。



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