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「わたしの研究開発雑記ノート」

                                                                          
                                          
2004年5月14日
朝から在庫積み上げ作業。3時過ぎ珍しい来客。世の中は実に広い。我々とはまったく違う別格の世界がありそうだ。面白実験のHPを作ったものですから本当に様々な方面からお客様が来られますし、お問い合わせもたくさんございます。改めて御礼申し上げます。今日もまた3件、お陰さまでトンデモナイ発想の案件をご提案頂きました。全国から頂くこれらの奇想天外なアイデアは本当に尽きることがございません。不思議といえば不思議なものです、面白いといえば実に面白い。各業界をひっくり返すような活力がありそうです。たかが発泡スチロールじゃないか、されど発泡スチロールでした。これにセルパネをミックスしますが。展示模型の、、、、zzzz zzzz。おっと、また机で眠ってしまいました。人の噂も49日、忘れ去られたカラスが夜明けの北の空を飛んでいきます。夢で逢えた人、先生久しぶりですね。出会いとすれ違い、「生きていたら何処かでまた会えますよ」。人の一生は重荷を負うては重すぎる。わらじを履いては軽すぎる。李下に頭を掻きかき、瓜畑で水虫を掻く。

 走り梅雨 チャリンコやめて 乗るバスに 発車オーライ でる放屁。   47歳手前。字余り


2004年5月13日
余り書くことが無くなった。土砂降りの雨の中、鳥飼の銘木団地まで配達。店の窓から外を眺め、手持ち無沙汰な人が 中から竹竿を出してきて土砂降りの雨に掛からないように干し物を手元に引いているのが車のワイパー越しに見えた。傘が無いのだろうか。向かいの数軒の銘木店からシャワーのような雨しぶきを通して 何人か横目で笑っているのが見える。3日雨が続けばそれこそひっそりとしてしまうんだろうが、材木屋さんを殺すには刃物は要らぬ、だ。大雨が続く中、ずぶ濡れになりながら積荷を降ろす。「すまないね、無理を言って」と店の主に詫びられると悪い気にはならない。帰り、ラジオをつけると、雨が上がらないというのに 石油が湾岸危機の時を越えて跳ね上がっているとアナウンサーが話している。オイルショック以来、エネルギーは原子力が増えて相対的に石油依存は全エネルギーの77%から52%に減ったが、全体が相当増加しての数字だし、中東依存は逆に85%と高くなっている。日本はまだまだ油上の楼閣だ。これで景気は本当に良くなるのだろうか。昨年、関西の○○アンバン銀行が御堂筋を買ったら途端にその周辺地が半年で3割値上がりした。ゴルフ会員権はこの一年ずっと上がってきた。土地はまだ統計には出ていなかったが、どうやらインフレは本当のようだ。もう金利が下がることは無いのだろう。これからは上がる一方だ。だから、家を建てるなら急いだ方がいいのだろう。


2004年5月12日
朝から配達1件。枚方のバイパスから守口まで来て鳥飼大橋を渡り、すぐを左へ堤防沿いに神崎川を進み阪急の高架になる少し前で左へ橋を渡る。ひとつめの信号を右に曲がるところをその信号の手前で右に曲がってしまう。狭い道を右へ左へして、迷い道を進むと、門の前にキングコングの巨大な人形やキリンさんの4,5mはある原寸人形を飾っているゴルフの打ちっ放しがあった。確かにこんなのが門前にあると分かり易いし記憶に残りやすいなあと思う。まるで動物園だ。枚方パークにも像やパンダのレプリカが沢山あるが、こんなのが街のいたるところに増えたら結構面白いだろうなあ。フジカットも小さな巨人の義歯だけではなくて、巨大なマンモスの化石でも飾れば目立つだろうに。時間があれば作ってみたいものだ。それから、また広い道に出て、すぐを右に折れ、またくねくねと進むと例の材木屋さんだ。「向かいの倉庫に放り込んどいてやー」と言われ、いつものように倉庫に降ろす。といってもガソリン代も出ない1ケースだ。たった1ケースでもこんな不景気の中、買って頂けるのだから有り難いと思おう。材木屋にはレプリカは無用かもしれない。道に溢れた材木があれば、遠くからでも直ぐにわかる。しかし、素人目には単に材木が並んでいるだけだが、プロが通りかかってその材木をみると結構シビアーだ。一目見るだけでその木の良し悪しを判断してしまうからだ。何処の世界にも目利きがいるものだ。巨大なキングコングもプロが見れば恐らくあーだこーだと値定めが始まるんだろう。たかが発泡スチロールの世界でも同じだ。プロが見ると違ってくる。たかが発泡スチロールのブロックの加工品だが、もう50年近く製造段階から眺めていると発泡スチロールの話し声まで聞こえて来るようだ。最近はうなり声がよく上がる。プラスチック全般、ナフサ段階からかなり、中国へ流れているからだ。それでも足りないと中国本土からつい先日も発泡スチロールを調達したいといった問い合わせが何を間違ってか当社にまで迷い込んで来たくらいだ。素材商品市況は相当影響がでているんだろうなあ。中国の次にインドも高成長を始めたらしいから、これはえらいことだ。 今日も書くことがなくなった。


2004年5月11日
今日は朝から在庫積み上げ作業。何故か何も書くことが無くなった。「考える日本人が増えた」とラジオで流れてきたが、以前から言われて久しいフレーズだ。ITネットの国内普及が質的にも世界レベルに到達したかと思うと早くも追い越したそうだ。ある材木屋さんで勉強好きの方が、「今じゃ冗談にも言えなくなってしもたな。みんなあ、よく知っておられるよ。風呂場と玄関廻りだけしっかりしておけば 家は 売れるってもんとちゃうんやでー。大学の専門家並みに巷の奥さんが台所の作りを質問されてくるんやー。何処でそんなこと知ったんやと思っていたら、こないだ、娘が同じこといいよるんでわかったんや。インターネットや。掲示板で質問したら回答が直ぐ返って来るらしいな。」  最初は、ネットサーフィンで横広がりしていくのだろうか、やがてどこかの掲示板かなんとかチャンネルで身近な話題にちょっと興味を持って続けて見てたりするんだろうか。そのうち、自分も積極的に中に入って意見をするようになるんだろうか、そして、メールは徐々に増え、友達の輪が生まれる。、、、否、今の若者はそうじゃない。いきなり目的だ。青春時代のそれを通して巨大な画像つきマイメードの輪を維持している。飽くなき情報交換に余念がない。しかし、個人で広げるアングラ通信には限界があるんだろうなあ。やがてある程度広がると既成のセミプロのようなものに吸収されていくんだろうか。そんな個人と個人がまたどこかで連続して情報化社会へと繋がっていくから、結構 草の根的な面が、逆に マスコミレベルに強く反映される時代が近づいてきているようだ。だから一方で公共放送は、自らの公僕としての目的を失わないように必死で自己主張をしているのだろうと思う。しかし、この多様な個人の情報化の役割が公僕放送に比して格段に大きくなった頃には、どうなるんだ。新しい形の「考える日本人」が現れるんだろうか。さてどうだろうか!そんなに生易しいものではないだろう。、、、知識人とは早々簡単につけ刃で知識を振り回してはいないだろう。その言うところの新しい「考える日本人」のはるか先を歩いているもんだ。おっと、またつまらないと、お叱りを受けそうだ。きょうはここまで


2004年5月10日
朝から在庫積み上げ作業。雨の中寝屋川まで急な現場直送配達1件。大阪は箱庭の庭もない家が殆どだ。それでも、ようやく家を買われたんだなあ。また一人、狭くとも一城の主が誕生するんだなあ、と感慨にふける間もなく、土砂降りの雨に襲われた。直ぐに追いついた材木屋さんも雨の中の積荷降ろしだ。3階建ての現場はあと、床下断熱材のセッテング前だった。霧しぶきが上がる中、戻るとまた積み上げ作業、水槽製作。今日はここまで

 5月の長雨 つゆ知らず きりさめ曇り 世を蔽い 知り賜う 事無き人の群れ集う 


2004年5月9日
朝から小船の製作。一度ダミーを製作し、試運転して頂いて浮力がどうか、波きりがどうか、傾きはどうか、タグボートのように、実際に一人乗りの本船を曳航できるのかどうか細かいチェックをして頂く他、全くわからない問題が多すぎた。そこで、ダミーを作ることにした。ダミーだからご自分で「ここんところはもう少し」と削って頂いても結構だ。池か川での初航海に使って結論を出して頂いても結構だ。プールで駆動機関を取り付けて動きだけ見ていただいても結構だ。それらの御使用の結果をすべてフィードバックさせて頂きます。

お問い合わせ有難うございます。「  足湯くんが実例集に2つ載っているのでご参考にと営業日記にあるのですが、見つかりません。とても興味があるので詳しくしりたいです。」とのことですが、ごめんなさい。もう20年前ですが会社で作っていたことがございます。正確にはそのもっと前、大阪の千里万博が始まった頃、亡父が自宅で使っていたように記憶しております。既製品ですので実例集からは削除したようです。今では様々な既製品が出回っておりますし、一般の魚箱などでも十分に対応できそうですね。これが20年前に会社で作って、今でも自宅で使っている足湯くんです。これは足のサイズが25,5センチ用ですが、オーダーメードで宜しければ足のサイズをお教え頂けましたら、似たものをお作り致します。
 使い方は、このようにお湯を入れてから蓋をします。真冬でも30分くらいは、足が暖まります。




2004年5月8日
朝から在庫積み上げ作業。各種製作作業。ロックが出来るフロートの苦心、水槽製作、船サンプル他。確かに、こうしておおっぴらに開いておきますと実に様々な情報がネットを通じてやってきては、何だろうと思って網から引き上げるとこれまた実に面白いアイデア満点のものばかりだったということがしばしばあります。次から次から何度も水瓶をひっくり返しているのに、どうした事か底枯れしないような まるでアラビアンナイトかイソップ童話の不思議です。こんな小さな そしてとても影響力も殆ど何も無いようなHPにすら、あり難い事に不思議おもしろアイデアがわんさとお届け頂けるのですから、実はこの国の真面目で器用な人達の醸しだす洗練されたムードは、計り知れない工業立国の底辺の広さが、どこまでも何処までも水平線の彼方にまで繋がっていることを連想させずにはおれません。そして思い知らされます。この小川のせせらぎを流れる清らかな水の流れのように 技術に対するきらびやかに光るような確かな眼と集中力とは、決して5年10年の単位で完成できるようなものではない。優に100年の単位で営まれ続けてきたものによってしか決して成果は産まれない。先人そしてその後輩方々が次代を期してやって来た若者達に苦心惨憺の漸くの大成果を無言のうちに無償で伝えて来られたのは何故か。その片鱗が、何も無くてこんな町はずれの小さな会社まで伝わってくるものではないのだろう。おそらくこの国が100年をかけて続けてきた教育への熱い思いがベースに無くては、何も起こりえない話だろう。


2004年5月7日
どうもPCの調子がイマイチだ。しかし、この間もありがたいお問い合わせが次々に寄せられて、そして不思議な発泡スチロールの使用例がストックされていきます。小さなものから、30坪の倉庫を借りてなさる誠に大掛かりな奇想天外なものまで実に様々です。あり難いものだ。しかし、決してこれだけではまだまだ食べてはいけない。われらが、中小企業。あれ、、、


2004年5月6日
PCですが今、しばらく接続出来ているうちに、先日書きましたこちらの運命論的な書き込みに対して早速、理科好きの中学生から反論を頂きましたのでお礼だけ記しておきます。どうも、ありがとう。確かに、君の指摘通り、「光までも光子」で出来ているんですね。そして分子や光子は運動をしているので一つのところに留まっている事はできません。だから、「人間が見て判断しようとしても実態は常に動いて変化している訳だからこれだと確定できない」ということですね。「だから、運命論とか宿命とかありえない。未来はいつも変化しているですよ」という反論せずには居れない 自信ありげなご指摘には、若者らしい希望に満ちた明るさを文面から感じずにはおれませんでした。有難うございます。確かに、科学のテーマはとの書き出しで前回書いたのは、この精密機械としての人間がどこまで無機物質の集合した単なる機械でしかないのか、遺伝子に組み込まれた情報を自動的に右から左へ伝達するための この世界は、無言の生命のテクノワールドのパノラマを観衆なしで運営されているようなものでしかないのかと言った自問自答だったのですが、物理的に飛び回っている分子原子で、跳ね回っている光子が目から飛び出して当たって決めていくのが我々の世界なら、同じ時間に同じことは起きそうにありませんよね。否僅かでも起こりうるとか天文学的な数字を積み重ねても、それとこの世界の今日や明日がどうなるかわかるかといった問題とは、ちょっと整合性がありませんよね。(出典は以前古本屋で立ち読んだ利根川進と立花隆の対談集『精神と物質』です。どうぞ、ご参考に。)増してや、君のご意見の続きの「タイムマシンは不可能」といった結論付けは、逆にちょっと性急過ぎる様にも思えますがそこがやっぱり若い人のいいところかもしれませんね。でも、そのうち光を空間に閉じ込めておくことがアクロバットのように可能になればひょっとして時間ワープは出来るかもしれませんよ。出典?えーとえーと、ブルーバックの、、、、学校の先生に聞いてみてください。理科の先生には若返りの夢を見ている人が結構いますよ。


2004年5月4日
どうしようもない。HPの接続がうまく行かず、何ともやりようが無く朝からずっと徒労を繰り返す。何ともカントもボタンを触れば触るだけ深みにはまって行く。突然シャットダウンが始まるようだ。きょうもここまで。これは重症だ


2004年5月2日
不思議でも何でも無いのだが、老いも若きも健康な人も健康でなくても、時間だけは平等に過ぎていく。時間だけは皆同じように分け与えてくれて、今日は誰でも平等に5月2日だ。休みの合間にも発泡スチロールのお問い合わせは続きます。ありがとうございました。


2004年5月1日
一日PCの調子がよくなくカスタマーセンターとああだこうだとやり取りしては何とかならないかひっくり返していた。
ふー、今日はここまで


2004年4月30日
朝から在庫積み上げ作業。オレンジの穴あけ作業。日日是同じからズ、変化のみ、ただ変化する日日のみがやって来ては瞬く間に霧の彼方へ消えていく。己の人を知らざるを患いても遺伝子に組み込まれていないんだからと諦めるのが現代風らしい。科学の主要テーマが物理から人の研究に広がりだしてノーベル賞まで生物分野に占拠されるんだろうかと思うほどだ。人に自由意志は許されないのだろうか。現象からの自由意志とタカをくくっていたものが全て次々に確定されていくのだろうか。塩基の配列が決めるロボコン達が我々の姿だろうか。やめて欲しいものだ。次々に予定された事象が反応の当然の帰結として起きるだけなら、世界から 変化は消えて最早ありえない。昨日から明日へ無言の生物の営みは人間のみが自由ではありえない。限りなく複雑な機械生命だ。科学の主要テーマに再度、物理が復権するんだろうか。石油に代わって無尽蔵のエネルギーを手に入れることは簡単には出来ないんだろうか。超複雑機械を動かすのに石油だけじゃ洒落にもならない。


2004年4月29日
朝からメガネ浮き輪に時間を割いだため、他になんら進展がない一日だが、このような時は発想の転換に思い切って他を手掛けるべきかも知れない。コスト計算すれば、話にならないだろう。『選択と集中』というのがあるが、恐らく、この分野は無常にも選択されて消えていくのだろう。

製作実例集少し追加


2004年4月28日
連休前だというのに2日かかりで妙なメガネの形状割り出しが続く。夜11時を回り、向かいの廃油回収業の事務所の灯りが消えた。夕方事故を起こした隣工場の鋳物屋のトラックの 現場検証は道を隔てた50mほど先で9時頃終わってから、また再び始めていた。帰りを急いだ大型バイクと隣工場のトラックが出会い頭の激しい衝突だった。重なった。今日は、当社正門前でも接触事故があったようだ。結局、2日間無駄になった。鐘の鳴らない仕事が続く。出来上がって幾ら、出来ないようじゃ洒落にもならない。客の笑い声が耳に聞こえそうだ。図面でもあれば判断は簡単なのだが、何もない。あるのは水に浮かべた浮体とカーブした水槽のみ。ここに、力のモーメントを計算に入れて上からの加重がどのくらいのときまでは、ぷかぷか融通軽い動きの形状をこれらの現物から採寸して、形にしてください、という課題だ。今日はここまで


2004年4月27日
昼頃までかかって妙なメガネの形状割り出し。時間ばかりだ。今日もよく解からない何とよく解からない発泡スチロールのお問い合わせが何件かありました。「液体状の発泡スチロールありませんか」とのお問い合わせですが、これは、現場で吹き付け用の発泡ウレタンのことではありませんでしょうか、どうしても「発泡スチロールだ」と頑固にご主張なさりますが、発泡させて液体状のものは、相当新製品なんでしょうか、余り聞きません。また調べておきますが、、、、。
発泡スチロールで作る例の特許級のアイデア品、試作の試作、再度開始しております。確かにこれはど迫力なインパクトを与えそうなアイデア品ですね

今日で11営業日連続でセルパネのお問い合わせを頂きました。さあて、明日はどうでしょうか。皆様からのお問い合わせを楽しみにしております


2004年4月26日
朝から配達2件。39キロ。新幹線ガード下はどこも中小企業で一杯だ。狭いところに犇いている姿は、この国の企業文化の不思議さを端的に表現している。2件目の阪急淡路の近くの材木屋さんは、多角経営をされているようだ。階上をマンション並びをテナント。都市部で生き延びてこられた材木屋さんの典型のようなところだった。磐石の経営と言ったところだろうか。しかし、たった1ケース、とっても割りに合う仕事ではないが、仕方がない。事務員さんに恐縮されて、こちらまで何故か恐縮して出てくる。昼から、急な製作物。厄介な作りだ。浮体構造で重しを載せた上でバランスが要るから実際に水に浮かべながら形状を割り出すほかに方法がない。夜8時までかかって結局、今日は諦めた。こんなことやっていて、幾らも請求できない、鐘の鳴らない仕事だ。早く一区切りつけて、セルパネに掛かりたいものだ。今日でセルパネは連続10日の問い合わせが続く。確実に流れに変化が起きて来たようだ。


2004年4月25日
全く進展のない一日。体力回復のためにもじっとしていた。偶然、ドラえもんの29巻に発泡スチロールが登場するのを見つけた。HOゲージのパノラマ模型に使っていた。


2004年4月24日
今日中に仕上げるつもりで、夕刻まで作業。どうも寒暖の差が激しい。解熱剤の注射の効き目が切れてか、家に戻るとそのまま気力も尽きた。前向きに。最後まで、努力を惜しまず。ここで、区切りを付けてまた次へと、次へと、          zzzz   ひと寝入りすると薬がよく効いた。もう朝だ。文章書きならどう表現しているんだろうか。

 寒い朝。ここ何日続いた、連夜の汗ばんだ夏の暗い玄夢から覚めると、これまで流行に全く無頓着に生きてきた路傍の存在であっても 予定通過のように初冬のソナタを半ば強制的に映像視させる強引なやり方は、無関心な大衆まで一気に時代化させ、そこに既に在ったかのような錯覚を抱かせながらも いつの間にか大陸からやって来た季節外れの寒気団に丸ごと支配されている 妙にこのままでは飲み込めない白々しい一面の 霜の朝だった。ゆえに、こんな風に起き出して と言ったマイルドなコーヒーでも傾けるような のん気な予定調和が、バッハのパイプオルガンの調べに乗って天上界から雷鳴とどろき降ろすように目の覚める爽快さは何処にも望みようがなく、かと言って群雄割拠した古戦場に 荒れた田をうずめる屍の山を これから幾日かけて血の匂いを消せばいいのだと 途方に暮れる村人たちを前に東の冷たい風が吹き、朝霜が僅かに残った稲の実りを遅らせながら辺りを白く消してくれて 誰が彼らの願いを一瞬たりと叶えてくれたのだろうかと言った物凄く希望のない朝でもないから、こんな僅かな時間に投影させるほどの人生模様が 果たしてこの朝の白い世界にあったのかどうか疑わしい程だ。

こう言った文章ではどうも面白くない。やっぱり体験談の方が奇なり且つ面白いかなあ


2004年4月23日
体調がすぐれず、朝から寝転んでおりましたが、ほどなく呼び出しの緊急電話が事務員さんから入り、出社。思わず、一体何考えてんじゃ、どこに熱出してる者に「休むな」なんてぬかす事務員がいるか、と怒鳴りたくなった。事務所に入るなり体温計を振りかざして水戸黄門のように「ひかえろー」と言ってやるつもりでした。が、どなたか30歳前半だろうか若い女性のお客さんがお待ちでしたので、家から持ってきた体温計も医者の薬袋も出せずに鞄の中に又仕舞い込みました。「お呼び立ていたしまして、本当にごめんなさい。枚方のS病院に主人が入院しておりましたもので。病院の床ずれ防止用のクッションを主人がとても気に入っておりましたので、、、、お陰さまで自宅療養となりまして、そのクッションを家のベッドでも使いたいからと申します。病院に尋ねますと、クッションの材料はこちらで購入されていると聞きまして、その材料のビーズを頂きたいと思いましたの、、、」「市販されていますクッションではほとんどが、このタイプの材料を使っていても 伸びる布で包んでありますので寝たきりになりますとクッションを当てたいところにうまく回らないんですよ。でも、伸びない布でこのビーズを使ったクッションでしたら背中とか膝とかにぴったりあてがう事が出来ますし、病院に居た5年間の間、本当に随分助かりました。」「また、これから自宅療養ですが、主人の病気が治るまでわたしは頑張るつもりです。」「5年ほど前、朝、いつもの通り社宅を出て、向かいのすぐ近くの会社に歩いて出社した時、急に倒れまして意識不明の重態でした。1年してようやく、意識だけは戻りました。わたしと話が出来るまでに 回復しかけた時、今度は肺炎を患いました。それもようやく回復し、自宅療養とリハビリの道を選んだらどうかとなりまして、退院して九州の主人の故郷に移ることになりました。」  お話を聞いて、何だか寝転んでいるわけにはいかなくなりました。ご主人の年齢はお聞きしておりませんでしたが、おそらく40歳にはなっておられないと想像します。大黒柱として人生最も意気盛んな時期であったはずなんでしょうか。最初の1年は会社の同僚も「○さん」と呼んで見舞いに来てもらえていたらしいですが、やがて社宅を追われ、2人の子供を保育所に預け弁当屋さんの盛り付けのパートで、何とか暮らして来られたらしいです。見舞いに来る人もいなくなり、ご主人にとって頼りに出来るのは奥さんだけの日々が続いてきました。そしてこれからも、奥さんに頼るほかない人生が続くのでしょうか。どうか頑張ってください。御免なさいね。ビーズ代、どうしてもと仰りますので受け取ってしまいました。6キロのご注文でしたが、事務員が気を利かせて8キロお渡ししたと後で解かりました。


2004年4月22日
在庫積み上げ作業中、頭痛。掛かりつけの医者へ行くと、38度5分の熱。こ、ここまで。



2004年4月21日
一日外で作業、熱射病気味。今日はここまで


2004年4月20日
朝から在庫積み上げ作業。
セルパネ問い合わせ2件
発泡ビーズ問い合わせ2件
特殊加工品問い合わせ3件
行列の出来る箱屋相談1件
他、1件 計9件のお問い合わせがありました。有難うございました。
他1件についてですが、本日『漫画アクション』が1年ぶりに復刊しましたが、早速、漫画家鎌田洋次くんのファンと見られる人からでした。もう一度繰り返しになりますが、皆さん、鎌田洋次君が載るのは第2号からですのでお間違いなく。また、回し読みや図書館での立ち読みなどもご遠慮下さい。必ず、駅の売店か本屋さんにてご購入してからお読み下さい。また、ファンレター等のお取次ぎなどもしておりません。確かに私の手元にも鎌田君へ直接連絡を取る方法は勿論ございますが、混雑が予想されます。出版社へお聞き下さいますようお願い致します。それと、皆さんがお考えの程、漫画家への道は平坦なものでは有りませんよ。まず、しっかり学校を卒業されてから、進路を他のつぶしが効きそうな方法で固めてからにされる方がベターだと思います。冒険は若者の特権ですからお留めは致しませんが、後は知りませんよ。それでも、どうしてもと言うことでしたら仕方ありません。特別に鎌田君のアトリエを紹介致しますが、東京までの電車賃と宿泊代はいい勉強代だと思えば、一流の現役漫画家の話もいいものかも知れませんね。1週間くらい毎日通わないと時間を取ってくれないかもしれませんが、その時は例の合言葉をどうぞ使ってみてください。


2004年4月19日
朝から雨。在庫積み上げ作業、各種製作作業。今頃になって硬質ウレタンの表面処理に新しいアイデアが浮かんだ。作り続けているとやっとひょっこり思い浮かんでくるものだ。ありがたい。たったこれだけに何100万も掛かるとは無茶な話だ。こうすればお金は掛からないな。しかし、もうひと越えかなあ。

セルパネのお問い合わせがありました。
「実際家を建てはじめていて、工務店が決まっております。よって、この工務店でセルパネを出来るかが知りたいのですが、セルパネはどの工務店でも出来るものではないのですか。教えていただければ幸いです。」
 
お問い合わせ有難うございました。滋賀県の保育所の断熱にセルパネを使った時、大工さんの了解を得て現場作業の取材に行きました。その経験では、○○工務店という現場で始めてセルパネをご覧になられた大工さんが、最初「こんなの使ったことないし、見たことも聞いたこともないし」と使用を拒否されて返品になりかけたことがありました。ところが、棟梁が外出で居なくて、工事が中止なのか進めるのか現場だけでは判断できず、時間が過ぎ、一応セルパネを1枚だけ組み込んで、それで棟梁には具体的に「だから使えない」と言うつもりで1枚試しに組み込むと、余りにも簡単すぎて、「こんなんだったら2時間も何やってたんや、と怒られるから」と2枚3枚使っていくうちに「これは簡単や、これなら大ヒットしそうや」と言われて最後まで使い切られた、といったことがありました。斜めの部分や、コードの部分はカッターで切れますが、そこに少し時間が掛かる位です。要は皆さん、今までに使ったことが無いものは嫌がられるようですが、○○工務店の方も光事務所の工事の写真のコピーだけで施工工事をされていました。
以上ご参考に


2004年4月18日
朝から花粉症で動けず。今だと 杉だろうかイネだろうか、窓の外はタンポポの黄色い花が沢山咲いているが。目がしょぼしょぼし始めて鼻の痒みがピークに来たところでくしゃみが止まらなくなる。そして鼻水が水道の蛇口を開いたようにでてくるからじっと上を見ている。___考えてみると この国は、石油の99,7%を海外からの輸入に頼りその8割が中東からだ。そしてその80%を燃焼に使っている。何とももったいない話だ。 おっと、時間切れ 今日はここまで


2004年4月17日
朝から在庫積み上げ作業。900×900×900と600×600×600と300×300×300と100×100×100の製作、こんな物を一体何にお使いなんだろうか。全くよく解からない。その後水槽の製作。まとまった数を昨年10月頃から作り始めてようやくこれで最後となりそうだ。最後は長さ800mmの少し大きめの水槽だ。
試作まで含めると手作り水槽を半年で100個以上作った計算になる。まあ、飽きもせず根気だけでここまで来たものだ。出来上がった水槽を並べて見ていると感傷に浸るものだ。一時期、私はこんなことをしておりました。
会社から帰ると自宅の冷蔵庫が止まり、中のものが全滅していました。前からモーターが焼けていましたので 何で今まで冷凍が出来ていたのか不思議な位でしたが、急いで電気屋さんへ自転車に乗って走りました。「そこまでなれば、修理するより新しいのを買った方が安いですよ」と店員に言われ、途方に暮れておりますと、店内に ボロの『大阪で生まれた女』という曲が流れてきました。もうあれこれ25年ぐらい前になりますか、京都にボロのコンサートがあって、若いボロが歌うこの曲を始めて聞いたときは、そんなに騒ぐほどいいのかなあと思いましたが、こうして長い間歌い継がれて来たと言うことはそれなりの受ける何かがあったんだと思いました。店に陳列された2,3台の冷蔵庫の扉を開けたり閉めたりしながら「♪おおさかでーうまれたー おんなやさかいー♪♪」を聞いておりましたところ、この曲が18番まであって45分も続いていることを隣の店員さんと一緒に知りました。

 難波江の 流す黒髪 目になみだ    散る花に 燃えるあおいの行列は  都を遠くなりにけり


2004年4月16日
今日も朝からとんからりん とんからりん、とんとん からりん、とんからりんと機織り作業のような音が工場内に響く在庫積み上げ作業。そして、水槽作業。ピリオドが打てたら、セルパネ在庫作業に掛かる予定だ。やはり、まず在庫作りが大事なような気がする。何故かよく判らないが、また、不思議なアイデアのお問い合わせがある。そうですか、−−そうしますか、実に不思議なものだ。確かに電波を貫通するとは先日来書いておりますが、電波で動くんですか!エネルギーが電波ならひょっとして永久に回転しますか!昔、永久磁石をドラム状に並べたものを2面 メガネのように隣接させると初期の一瞬トルクであと永久に回り続けて発電していく不思議な発電機がありましたが、なかなか一般に出ないところを見ると問題がいくつもあったのだろうかどうだろうかと残念ですが、今回も、またまた いい線行きそうなアイデアですね。発泡スチロールが電波で回転し続けるんですか、不思議ですね。
製作実例集は明日追加します


2004年4月15日
朝から在庫積み上げ作業。各種製作作業。昼から寝屋川のパチンコ屋さんが見える。23日、建屋新築新装開店だそうだ。工夫して勝ちムードたっぷりの満足感が得られるような構造を作りたいと言ったご希望でした。華やかなネオンと勇ましい音楽の舞台裏は結構シビアーな計画性があることが理解できました。zzzzzz zzz zzzzzまた眠ってしまった。解放されたんですか、よかったですね。
お店で交換すれば、「コイン」これだけで30万円!こちらは何と×00万円!!
  23日当日は是非、寝屋川にお越し下さい。こんなのをザクザクだそうです。拘束されていた人質もパチンコ球も大解放。


2004年4月14日
昨日書きました誘電率などの記述に間違いがありました。早速、滋賀大学の工業技術センターのM教授から有り難いご指摘を頂きました。その上で、6ページに及ぶ資料をお送り頂けました。重ねて御礼申し上げます。少し長くなりすぎますので、結論だけになります。1MHzで
材料名 比誘電率
フェノール樹脂 4,5〜5,5
エポキシ樹脂 4,4〜4,8
塩化ビニール 2,8〜3,0
ポリスチレン 2,25〜2,35
ポリアミド樹脂 3,4〜3,5
空気

昨日の公式から15倍品の場合
(1×14+2,25×1)÷15=1,08

また、同様に30倍でしたら
(1×29+2,25×1)÷30=1,04166666
50倍で      (1×49+2,25×1)÷50=1,025
60倍で      (1×59+2,25×1)÷60=1,0208333  となります

比誘電率は高周波誘電加熱の原理資料から
誘電体の比誘電率=εr  tanσ:誘電正接  σ:誘電損失角
0,01<εr×tanσ<1とのことで電気材料としては小さいほどよいと言うことらしいです
例えばこの特性を使って、近年身近に使われだした高周波の測定器具、携帯電話 無線ranの無線測定装置に利用されてきているようです。
先生のご指摘どうも有難うございました。さわりだけをかいつまんで紹介致しました。この他に何件も実用化されております発泡スチロールを使った世界の測定装置を写真入で頂けましたがそれらは割愛させて頂きます。先生もご指摘でしたが、確かに携帯電話や電子レンジなどの普及に伴い、当社のようなオーダーメードの発泡スチロール加工は重要度を増して行きそうです。


2004年4月13日
結局、機械の調節に時間を費やしてしまった。折角、合ってきたのでまた解除して一から始める訳にも行かず、浮き輪の形状修正には一日掛かった。今日は珍しく、セルパネのお問い合わせだけで4件ありました。有難うございます。重なるときは重なるものですね。
「御社の「定尺切りさぶろーくんシリーズ」の発泡スチロールの誘電率と誘電正接はどれくらいでしょうか?周波数(任意でかまいません)がいくらの時の誘電率、誘電正接かがわかればありがたいのですが。」と言ったご質問ですが、誘電正接は、塩化ビニールが2,9 スチレンが3 空気が1ですのでこちらで大雑把に計算しますと

15倍品ですと スチレンが1で空気が14含まれるということですから

(1×14+3×1)÷15=1,1333となって 誘電正接は1,1333で空気に近いと言ったことはわかります

これが30倍品でしたら (1×29+3×1)÷30=1,066666
50倍で          (1×49+3×1)÷50=1,04 
さぶろーくんの60倍で     (1×59+3×1)÷60=1,033333   となって空気に近づいてきます。しかし、逆に60倍になって来ますと、アンテナ台や試験用ポールをお作りしても取り扱い時に思わぬ負荷がかかって折れやすいし、細かな形状の作製にはちょっと難しい面があります。試験用アンテナポールなどには30倍程度をお勧めいたします


2004年4月12日
今日は朝から某ビール会社の立会いのもと、水耕栽培用水槽のまとまった出荷引き取り作業。花の出荷作業はやはり本当に大変なものだと痛感した。某社の方も神経をすり減らすようなこの生き物相手の仕事をよくここまで頑張っているものだと感心した。その某社のトップに声を大にして言いたい位なものだ。現場は大変ですよ。それでも苦も言わず頑張っていますよ。温室栽培は簡単そうに見えて低温にはボイラーでカバーできても、外気の急な上昇には全く対応が出来ないようだ。6ヶ月間下準備を続けて来ても 出荷前のたった1週間で茎がひょろりと もやしのように伸びてしまうらしい。そうなると何ぼ予定を厳密に立てていてもだめだ。またやり直しになる。ベストの花を出荷するために切り落としてまた一から花つくりのやり直しだそうだ。天気に左右される典型のようなところがある。果敢にも、その激しい天気変化を征服して一瞬のきらりと光る花の美しさだけをお客さんに届けようとする挑戦が、現場の彼らの仕事だ。

 花の命は短くて 幸い住むと人がいう ああ 誰か知るらん 送らるる 花 何と可憐なことよ



2004年4月11日
暗いニュースが続く中で、夕方遅く会社へ明日の出荷のチェックに出てくると、技術員が一人製作作業に出社して頑張っていた。
黙々と作業をしていたので、黙って出て来た。先日来、また妙に変わった加工の依頼があった。食品容器の底に敷くものや、電力会社の高圧電気の安定サポートとか、ウサギ小屋とか、妙に細長い水槽とか、セラミックの鋳型とか、ここ数日重なったようだ。我々のような仕事に休みは無いようだ。
セルパネを使った防音性ペットハウスを納品させていただきましたお客様より有り難いお便りと画像をお送り下さいました。助かります。防音性の効果についてもご解答を頂けました。これで自信をもってこれから販売が出来ます。今回は本当に有難うございました。先日昼飯ぬきで製作作業に当たりました甲斐がありました。
 
「過日は犬小屋の防音用の資材をありがとうございました。預けておいた犬も戻り、添付の写真のように利用をはじめました。音は全くなくなることはありませんが、ある程度の消音効果はあるようです。後は換気の点を注意していれば、同じような悩みを持つ方には喜んでいただけるのではと思います。」


2004年4月10日
お問い合わせ有難うございます。人物はこの「ノート」を読んで頂けましたら見えてくると思います。信用云々はそれからご判断下さい。02年11月からですから結構分析出来るんではないかと想像できます(笑い)。こいつは何者か位はご理解頂けると思います。ただし、飽く迄も日記ではありませんからここに記入していく話題はそれなりに限定しております。わたしの日記までここに書き出したらごったかえして収拾がつかなくなりそうです。テレビ番組で、マリリンモンローの日記が行方不明になった。そこにはジョン・F・ケネディの国家機密に関わる会話がつぶさに記入されていた、、、。とかしておりましたが、そんなに有名になってくれたらいいんですが、仕事柄、毎日とんからりんの在庫積み上げ作業で時間もありませんし、最近はこのノートと後二つでやっとですね。掲示板のご希望ですが、今のところ予定はありません。もし、ご希望でしたら2チャンネルとか、ヤフーなどへお回り下さい。現在でも一日平均6,7件のお問い合わせですから、これ以上になりましたらHPを本業にしないといけなくなりそうです。お問い合わせ、ご意見ご希望がございましたら今後ともマンツーマンでお答えいたします。では、新学期 頑張ってください。担任の先生によろしく。


2004年4月9日
朝から在庫積み上げ作業。東京から機械メーカーの人が加工機の修理に来る。1台、もう、かれこれ早くも3年になるが部分的に故障したままで、あとはこちらで「ウルトラQ」?のような使用テクニックを駆使して使ってきたが、如何せん、とうとう寿命が尽きて部品交換となった。15年保った訳か。矢張り、西の方の業界では結構名を知られた発泡スチロールメーカーが また1社潰れたそうだ。家電製造メーカーが中国大陸へ工場の生産拠点を移動したためだ。1750万円もかけて 最新式の加工機を昨年、低金利で導入されたばっかりだったらしい。まさか○○○電気までが移転するとはゆめゆめ思わなかったそうだ。一夜明けて突然の通告で、町の人々の生活は、一変したそうだ。その町の人々の生活はほとんどその○○○電気に掛かっていたからだそうだ。「フジカットさん、中古らしいんですがー加工機、今さー たくさん売りに出てるんだってさあ。」と東京の人が垢抜けた東京弁で仰る。研究所の一瞬のミスで大爆発を起こした工場の残骸を拾い集めるような そんな風に聞こえたのに。そんなに大金を借りてまでする商売では無かった筈だ。見通しが甘かったと言えばそれまでだが、そこに住む町の人皆が見通しが甘かったのだろうか。そうではないだろう。人生解からないものだ。禍福はあざなえる縄の如し。その町のすぐ横に隣接した町には、同業のライバルとしてだが、規模が月とすっぽんぐらいの差がありながら 発泡スチロールの加工業を意地と頑張りでたった一人でなさっている会社がある。隣が潰れた途端に、若くて美しいビーナスのなよなよとした白い御手が、早速 その意地と頑張りのクソ親父さんの 油だらけで、黄色い水鼻たらたらが こびりついたごつごつのどろどろの手の方へ向けられる。お客さんが流れてきたそうだ。親父さんにすれば1軒でも転がり込んでくれば大喜びだ。解からないものだ。本当に人生わからないものだ。ビーナスは移り気だ。


2004年4月8日
早速、馴染みの段ボール屋さんから貴重なご意見を頂きました。有難うございます。こちら発泡スチロール業界に留まらずプラスチック全般に言えることでしょうが、原料ナフサが大量に中国へ流れてしまいますと言った理由で 今年は昨年に続いて またメーカーから値上げのうわさ話がちらほら聞こえて来ておりましたので、逆に、お客さんからは「石油の値上げで経費全般が上がるからいくらかこちらで泣いてくれないか」といった要望が出て来ているのに そんな話はもっての外だと思っていましたら、段ボール屋曰く、「段ボールは今年だけで3回値上げを言ってきたよ。今度4回目の値上げがあるよ。段ボールの原料もみんな中国行くんやなあー」と耳くそが鼻くそを笑うように話しておりました。「ここまで上がって来たら、エコ商品だから多少高くても使うといった余裕も吹っ飛んでしまいますよ。会社やものなあ!箱に少しでも安い発泡スチロールの緩衝材使おうか、となってくるよ。時間の問題だねえ。」と持ち上げてくれたりもするので、不思議なものだ。実に奇奇怪怪で複雑なのが、そう 現実ですね。どこまでも企業の論理が優先されて行きますよね。どこまでも。インフレの足音が遠くから聞こえてきます。消費者の心理に上がるには、おそらく間違いなく最後は金利が引き金になるんでしょうか。銀行さん、金利引き上げ 秒読み段階だろうなあ。

 新年度 インフレねあげ さあ開始 桜が散って 耳鼻笑う


2004年4月7日
お問い合わせのご返事大変遅くなりました。その、海外からの輸入品に大量に発泡スチロールが緩衝材として或は保温材などとして使われて国内に持ち込まれ始めた現状についてですね。当然、これらにつきましたは、選別は不可能ですから発泡スチロールのリサイクルルートに紛れて回収され 国内の発泡スチロール製造メーカー等で費用を負担して再利用へと回ると思います。確かにご指摘の通り、最近特に目に付きだしたと言うご意見ですね。丁度、本日発泡スチロールのメーカーN社の営業マンTさんが来ておりましたので、この点について聞いてみましたら、彼は大変不快に思っておりました、「例えば、有名な○○電器は、国内では発泡スチロールを電気製品の緩衝材に使うな、と言っておきながら、同じ会社の中国工場で生産された製品には緩衝材に発泡スチロールを大量に使ってそれで逆輸入をしている。腹が立ちますよ。確かに、海外からの輸入品には、ダンボールでは製品が湿気ると錆びの原因になったり、ダンボールがふやけて中身が傷みやすいといったクレームがでるから、湿気ることもないし、傷み難い発泡スチロールを使ったというのは理解できますがね、何で○○電器やねんっ。国内から海外へ輸出する場合も同じことだったはずですし、それに国内でも長距離輸送の場合 条件は同じですよ。その上で、エコエコと囃していたんじゃないんですか。地球の環境がどうとかこうとか言うから国内で緩衝材の製造取りやめたんじゃないですか。倒産させられた工場も何軒もあったんですよ。しかし、本当は彼らには関係ないんですね。売れたらいいんですよ。イメージだけなんですよね。」少し声を荒立てて帰られました。まだまだ不景気の続く巷ではイライラや不満を沢山抱えておられる方もいるものです。御身体にはお気をつけてお帰りください、、、、、、詳しくは解かりませんが、確かに輸入物の魚箱などは、わざわざ容器を国産容器に入れ替える作業を魚市場で負担しています。それは、年間に直すと莫大なものだ。電器でそれは負担が大き過ぎて出来ないだろうと思われます。ご質問の答えになったかどうか解かりませんが、時間切れのようです。続きは次回に


2004年4月6日
朝から在庫積み上げ作業、終日。
寝たきり患者さんの床ずれ防止に何とかしてあげたいと仰るS病院第4病棟の看護婦さんがお見えになりまして、0,5mmマイクロビーズについてご意見ご感想を頂きました。有難うございます。患者さんは寝たきりが続きますと体力的にも弱っておられることが多いのでしょうね、床ずれで皮がめくれることが背中だけではなく、場合によっては 首や腕、お腹にまで起こるそうですね。そこで、触った感触も柔らかいし、粒が小さいのでヘタリも殆どないから0,5mmビーズで除圧クッションをお作りになって患者さんにあてがって 看護に利用されているということですね、以前は4mmビーズを使っていたらしいですが、患者さんから「こんなのがありますよ」と持ち込みがあってそれがきっかけで、0,5mmビーズに切り替えなさったわけですね。本当に貴重なご意見有難うございました。一昨日は、1mmと0,5mmの違いをと言ったお問い合わせがありましたが、一番分かりやすいのは、小さな子供さんにそのクッションを触ってもらうことだと思います。ふにゃふにゃしていて不思議、面白い、欲しい欲しいとなるのは大抵決まって0,5mmで作ったクッションのようです。ご参考にどうぞ。


2004年4月5日
今日は朝から在庫積み上げ作業。とんからりん、とんからりんの機織り機械のような繰り返しリピートミュージック。だんだん乗って来たところで昼からは、飛行機の羽の製作に全力を投入した。金型もまた作り直した。かれこれいつの間にか9種の金型が揃った。一体なにをやってんだろう、と思いながら日が過ぎた。これで一先ず置いて、明日からまた水槽に掛かる予定だ。先日の特注品水槽は、とうとうイギリスへ送られて行った。長い旅のあと、ロンドンでどのように使われていくんだろうかと想像すると楽しいものだ。やはり当たり前か、あちらは皆イングリッシュを話すんだろうな!水槽の梱包用にダンボールの箱を買いに近くのダンボール屋さんへ行った時、そこの爺さんに、ロンドンへ送るんやと話したら「どんどん送ってくれるんか」と厭に喜ばれたのを思い出す。

今日もお問い合わせが5件
四国電○様、例の商品本日発送致しております。有難うございました。


2004年4月4日
会社から自転車で10分程の所に百済神社の遺跡が残る。先日、新聞ニュースでも取り上げられたが、ここに1600年ほど前の古代の都市遺跡が新たに発見されたらしいので、ちょっと気になっていた。今日は早めに仕事を切り上げて(と言っても夕方になったが)遺跡を訪れた。戦乱を逃れて半島からやってきた百済の工業技術集団が特に許されてここに国を造ったそうだ。彼らの進んだ技術力をもってすれば、都市国家を形成するのも訳なかったようだ。彼らの製鉄技術、機織り技術、陶芸、染色、そして、建築土木のあらゆる技術が、この国の古代国家の基となっている。
寺跡は現在、公園になっている。   今の百済神社


夕方まで続いた本格的な雨だったが、テントを広げてすき焼きパーティーをしている花見客が大勢来ていた。神社の境内でたこ焼きを1舟300円で売っていたので買って食べながら遺跡めぐりのついでに 束の間の花見を楽しんだ。



2004年4月3日
今日は朝から各種製作。在庫積み上げ作業。例の飛行機の羽で また金型を作り直してみる。相当精度が必要なのは当然かもしれない。5年前にお蔵入りしていた道具まで引っ張り出して製作に使う。これでもかこれでもかと試作を続けた。zzzz、zzz、あれ、もう朝だ。またこのまま眠ってしまったようだ。夢の中で、学生の頃、茨城の宇都宮の大学に通う友人の下宿にひょっこり遊びに行った時のことが 突然 蜃気楼のように浮かんで来た。生物研究会というのは 木の扉がどうも開き難い木造の部室だったが、ストーブがあって薪をくべていたのだろうか。それから、何人かで岩舟山まで山登りをしていた。頂上付近に神社があって、白装束の人達と入れ違った。研究会の誰かが、白装束の人達に「そちらは違いますよ。行き止まりですよ」というと その中の一人が黙って丁寧にお辞儀などされた。そしてまた その人達は藪の向こうの 何十mもある断崖絶壁でしかも壁に掘られた石畳の階段が壊れて使用中止になっている為、ロープに行き止まりの看板が掛かった方へ そのまま進んで行かれた。彼の4畳半の下宿に戻ると、部屋に彼の将来の奥さんが来ていた。部屋の鍵は合鍵を持っていたようだ。僕がコタツで少年サンデーを読んで夢中になっている間、彼と将来の奥さんは、並んで二人で食事の準備をしていた。あの時 彼らが作っていたのが、ひょっとして将来、新発売で売り出された例のNハム「医食同源」シリーズの原型になったもののような気がするのだが、夢の中ではフライパンを加熱して油炒めのピーマンと茄子の味付けのところで、フラスコと試験管が登場して何やら二人で熱心に相談していた。子供が3人いて2人起き出して来たので、子供たちに一緒に少年サンデーを読み聞かせていたら、また皆コタツで眠ってしまって、朝になって目が覚めたのが私だけだった。あれは、もう27年も前のことだ。


2004年4月2日
今日も朝から或る製作作業。夕方信用調査機関という方が来る。なんだかんだと聞かれ調査票に書かれる。またどこかのデータバンクが大手のメーカーに頼まれてやって来たのだと思っていた。HPを出してからどういうわけかその類が増えたからだ。しかし、よく話を聞いていると、何のことは無い。新手の商売だった。時間の無駄になった。最近は信用調査もローソンでワンコインで買える時代だ。さらに、信用機関を信用調査しているところもあるらしい。考えてみると散々あれこれ聞き出しておいて「はい何万円です」となる。べらぼうなー、とお断りしても彼らは痛くも痒くも無い。聞きかじった事は他に情報として流れて金になっていくのだろう。付き合わされたほうは時間の取り返しがつかない。相当いい加減な返答だったが、あれで信用調査になるんだったら世の中超優良企業ばかりになるんだろうか。市場経済、グローバル化、対法人取引に調査はつきものなんだろうが、ベンチャー企業には害あって百利なし。そんなことより、飛行機だ!水槽だ!セルパネだー。介護の看護婦さんのお助け商材だ!

 信じられ 気つけば ここは法人異邦人 散る桜に 匂う戸惑い



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