
フジカット社員による、発泡スチロールを使ったおもしろ実験のページです。成功あり失敗ありの実験室。今後何が出てくるかお楽しみ!皆様もいいアイデアや実験結果がありましたら、メールをお寄せ下さい。
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40、波の動きを観察できる大きな波動実験装置をつくり、
実験物理の雄、イギリスの物理学者第3代レイリー男爵でもあるジョン・ウィリアム・ストラットの業績を称えるものであるはずだった
※数々の冒険的で勇敢な実験をこなしてきたわれらが 実験室は、今回 またまた 後悔の大海原に乗り出すのだろうか
発泡スチロールの大変軽量で細長い 棒をならべて実験装置をつくる
暑い夏の昼下がりであった
その日の36度は 昨日まで続いた40度近い気温と比べるとなんとも心地いいように最初 思われた
おかげで、事務所の通路に渡したセロハンテープに発泡スチロールの 10x10x310mmステックを
貼り付けていく作業は思った以上に順調に進んだ
それでも、ここの通路にはエアコンがない
半分ほど作業が進んだあたりで、全身汗だくになってきた 朝から用意してきた水筒の麦茶も底を尽
きそうになっている 我ながら何でこんな くそ暑い日に限って屋外での作業をしなければならなかっ
たのか、頭の中は、自問自答で一杯になっていた 確かに この暑さだ 水分補給を絶やしてしまうと、
作業よりも こちらの健康が危ぶまれかねない 増して、意識もうろうになれば、実験どころではないに
違いない。後悔だけが残るに違いない。昨夜も、近所で 熱中症で倒れた老人を乗せた救急車が 最低
2回は走っていくのを聞いた。聞いたのだが、はっきり覚えているのは2回で、 またこんなに暑いのにエ
アコンをケチった人がいるのだなあぐらいに考えながら うとうとと 明日の実験のことを思って眠りにつ
いたのだった

しかし、暑い暑い

ようやく両端まで発泡スチロールのステックを貼り終わり、汗を拭きながら
一度こころみに 一番端のステックを振ってみた
確かに 波動は次々に伝わっているように見えた 詳しい物理法則はわか
らないのだが、力が波のように伝わっている。これだけ暑いなか、ここまで
作業をしてきた甲斐があったものだ

途中、暑さをしのいで、休憩をいれた。
近くのコンビニまで行って、冷たいものを買い、戻ってきた
レイリーの実験装置は、そのままの状態であったので すこし 安堵していた
安堵して、気が緩んだからだろうか、ふと見れば昨日、他の作業に使ってそ
のままになっていた扇風機のスイッチが足元にあって そのままになってい
るのが見えた。 これだけ暑いし、実験を続けるためにも涼をとるのは、至極
当たり前の道理にかなった必然的な科学法則に沿った 人間的な行為であり、
昨夜のように エアコンを付けづに倒れて救急車で運ばれていった数多くの人
たちと自分は違うのだ。ちゃんと健康には最低限 気を付けながら 作業をする
ものが、レイリー男爵ではないが、紳士たるもの 当たり前のことなんだと 自
分に言い聞かせながら、ほんの数秒だけと軽い気持ちでスイッチを押した

それでも 最初扇風機は弱だったので この暑さだ 扇風機から流れてくる
微風はヘアードライヤの熱風のようで、顔に当たっても 暑さをしのぐにはほ
とんど無いよりは幾分ましかな程度だった さきほど飲んだ冷えた飲み物も
、すべて汗になって早くも体外に押し出された状態だった
これでいけない、人間の生命維持にとってはこれから行う決断は崇高な決断
なんだとか、勝手な言いがかりを急ごしらえででっち上げて、扇風機のスイッ
チをあとひと目盛だけ、たったひと目盛だけだから、実験には全く支障は無い
に違いないからと 勘弁してもらって目盛を上げた

ようやく、生き返ったような爽快な気分になれた

熱風でも風力を上げればある程度暑さはしのげるものだ


しかし、もう 実験は明日にしようということにして、家に帰って
ひと風呂浴びて冷たいものを飲むことにした
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