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発泡スチロールのおもしろ実験室
フジカット社員による、発泡スチロールを使ったおもしろ実験のページです。成功あり失敗ありの実験室。今後何が出てくるかお楽しみ!皆様もいいアイデアや実験結果がありましたら、メールをお寄せ下さい。
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29、生分解するか?発泡スチロールを食べて栄養にかえるという虫の飼育実験

ゴミムシダマシの幼虫で発泡スチロールを食べて栄養にしてるらしいとニュースがあった 海外では『発見』とされて大学の研究所が発表していました 業界或いは国内では昔から食害を起こす害虫との位置づけで特に
普通のよく知られた話でした ゴミムシダマシ→http://www.naro.affrc.go.jp/org/nfri/yakudachi/gaichu/zukan/4.html

国立研究開発法人 農業食品産業技術綜合研究機構 のHPより

和名 ガイマイゴミムシダマシ ゴミムシダマシ科
分布 日本を含む世界共通種
形態 幼虫 円筒型で細長い
    成虫 体長5,5mm〜7,5mm 黒色で光沢あり
加害する食品 穀物の粉
加害形態 飼料工場や製粉工場に多い くず中に多く 穀類に入ることは少ない 近年 養鶏場でも発生
防除方法 工場 倉庫 の清掃をよくし こぼれた粉粒などをそのまま放置しない
(農研機構 の貯穀害虫 天敵図鑑 から)




1)実験開始 
 ペットショップで鳥の餌の「ミールワーム」(ゴミムシダマシの幼虫) 350円を購入しました

 2)よく消毒したプラスチックの容器に入れます

3)弊社の発泡スチロールの端材を幾つか表面に置き 蓋をしました


 4)さて 事務所の横に置きました 外気温 15度 この後 カラスか来ないように周囲を外から見えないようにしました

5)3日目 特に変化はありません 幼虫が発泡スチロールを食べた痕跡も今のところ見られません 時間かかるのかなあ
6) さらに 経過観察を続けます

7)前回 11月に写真をUPしました、早いもので それから5か月半が過ぎました  外気温 23度前後の暖かい日が続きます

  中を見ると 、とうとう 本当に発泡スチロールを食べ始めました  後ほど写真をUPします 驚きです

   ※育て方
     ○最初に おがくず に霧吹き程度の湿気を与える 決して 水をかけたりしないこと 水には弱い
     ○ 風通しの良い日陰に設置する
     ○ 気温が低い間は 発泡スチロールの裏側で じっとしている
     ○ 気温が20度を超えてくると 動きが活発になる  エサは一切与えない
     ○ こうして1か月ほど暖かい期間が過ぎると 発泡スチロールを旺盛に食べ始めた

 ※ プラスチック容器には 3mmの空気穴を 数か所 開けている 空気と湿気だけ 内部に入るようにして5か月半経過している

  
※ ご覧のとおり、幼虫たちにとっては、発泡スチロールブロックのほうが、他の餌より食べやすい様子だ

ブロックの内部には縦横にトンネルを作って食べ回っている様子がわかる 凄いものだ 
※これで、発泡スチロールは生物性分解されることが実証された
  自然界に生息するゴミムシダマシとその幼虫によって、発泡スチロールは彼らの栄養分になっていくのだね 皆さんも こんな実験してみませんか?



※ この実験に使用しました発泡スチロール 70x70x20mm は 1個 10円で販売 させて頂きます
       発泡スチロール70x70x20mmの入る返信用封筒に 
        郵便番号
        ご住所
         お名前 
        を記入の上   メモ用紙に 「ゴミムシダマシの幼虫が食べる発泡スチロール希望」
        と書いて 返信用切手 240円と 商品代 10円 計 250円分の切手 同封の上 お送りください
        届き次第 郵送 させて頂きます





こちらの記事から
ミールワームに発泡スチロールを生物分解、堆肥化する能力を発見。新たなプラスチックごみ処理方法に期待  
 
『スタンフォード大の研究者チームが、ミールワーム(ゴミムシダマシの幼虫)に発泡スチロールを分解し堆肥へと発泡スチロールを食べて堆肥へと還元する能力があることを発見しました。

 発泡スチロールを食べてもミールワームの具合が悪くなるようなことはなく、研究チームはプラスチックの分解なども可能か調べたいとしています。

ミールワームという呼び名の由来は、主に鳥や爬虫類などの生き餌として扱われることから。高カロリー高タンパクではあるものの栄養バランスはあまり良くないため、小動物に与える場合は主食としてよりもおやつ的な与え方

をする場合もあります。

研究チームによる実験の結果、発泡スチロールはミールワームの腸内で堆肥とCO2に分解され排出されていることがわかりました。処理量は1匹で1日あたり錠剤1個ぶんぐらい。錠剤1個というと非常に少なく思われるかもしれ

ませんが、通常ミールワームは大量に扱われるため、個体数を増やせばそれに応じた処理量になることが期待できます。

消化のメカニズムでいえばミールワームの消化器官に特殊なところがあるわけではないものの、腸内微生物の一部が発泡スチロールを分解する能力を有することが判明。これはノシメマダラメイガ(Indian meal morh)の幼虫に

ポリエチレンを分解する能力があるのとよく似た状況と言えそうです。

発泡スチロールを食べたミールワームの健康状態に異常はなく、排出された堆肥は農作物の肥料として役立ちそうなこともわかりました。研究チームは今後ミールワームの腸内微生物や酵素の研究を続け、たとえば廃車にし

た自動車などから大量に分別されるプラスチックごみの分解処理が可能かどうか、また逆にそうした微生物で分解可能なプラスチックの製造方法などを調べて行きたいとしています。

ちなみに、ミールワームは人間の食料としても研究されています。たとえば国連食料農業機関(FAO)では人口増加による食糧危機への対策として昆虫食の研究を進めているほか、オランダの大学ではミールワームを生地に混

ぜ込んだケーキなどを開発、さらに2012年には昆虫レシピを記した料理本も出版しています。』ENGADGET日本語版記事から








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