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「わたしの研究開発雑記ノート

                                                                          
                                                           
2003年9月8日
昼前、急ぎの配達で堺まで。阪神高速で大和川を渡るとすぐが鉄砲町。発泡積んで鉄砲渡る。そう言えば以前、”発砲する”スチロールのお問合わせが来たものだ。26年も前の話。「すずめ脅しに使いたいから」と何のことか合点が往かず、、、以下略。
神戸宝塚のある有名なお嬢さん学校から文化祭にお使いの小さなブロック『ブロッくん』6番、「生徒さんが今からお使いなのです」と言うことで何故かよく解かりませんが、特別別途配達致しました。世の中不景気が続きますが、そこの 桜の園には乙女達の明るい歌声が 今日も変わらず緑の山並みへ轟いておりました。
東京都江戸川区劇団ZAPPA様。お送り致しました商品、いかがでしょうか、有難うございました。
東京都新宿区高校の数学の先生、文化祭の製作に間に合いそうでしょうか、有難うございました。
本日お陰さまで、ようやく小さなブロック『ブロッくん』シリーズの著作権登録が終了しました。本業が1個何銭の鐘の鳴らないお仕事ばかりですから特許登録まで余裕がございませんので この登録でやっとと言ったところでしょうか。しかし、こんな事ばかり してはおられません。あれもこれもしなければなりません。

  ひらめきと想の実現、降りそぐ星屑の如し 已むやまずそは光り 押寄す永久の灯、 乙女の姿しばし留めん


2003年9月7日
結局我々に休みはない。遠廻りかもしれませんが また 調べものにうろうろしておりました。きっとこういうときに生き字引のような人がいるなら早いだろうと思いました。頼るわけにも行かず、かといってまだ誰もやったことが無いような発想を形にしていくような場合、それは何でしょうか。と問いかけるわけにもいかないものです。時々、聞こえてくる蝉の声、まだアブラ蝉が思い出したように鳴いている。そう言えば、どこかの野球チームが優勝するまでに道頓堀に浮かべ、綺麗なお花で一杯にして 誰も飛び込めないようにしようと言うので 急いでサンプル出荷した水耕栽培用ボードはどうなったのだろうか?研究員の方々急いでくださいよ。間に合いませんよ!今年はかなり大変な騒ぎになりそうな予測が出てますよ。今日はここまで

 綿のはら いそいそ駆けて 漕ぎ出でむ 人には告げよ 天のつり舟


2003年9月6日
商工会議所からのメールです
この度、高専側より「10月号府立高専だより」に8.27交流会に出展された企業1社を掲載させて頂きたいとの依頼がありました。
(企業・製品紹介と併せて、産学官交流に寄せて(ご感想等)を原稿用紙2枚分+写真)
つきましては、9月10日までですが、原稿を書いていただける企業を募集しております。業務大変お忙しい中、申し訳ございませんが宜しくお願いいたします

 『会議所の支援センターの木村さんの突然の出展依頼でしたが、無事何とか交流会を終え 現在一息ついて、といきたいところですがなかなか多忙な為、そうもいかない毎日を送っております。当日は展示ブースのレイアウトに細かいアドバイスを頂いたり、わざわざマジック等をご用意頂いてPRロゴを考えていただいたりと有難うございました。高専の学長の開催のご挨拶などがあって、いざ会場開きとなり、次々と 地域内外で日夜頑張っておられる研究の虫、技術の虫といった方が来られている様子で会場は直ぐに聞き慣れない専門用語が飛び交っていました。  見学に来られるご専門の方々や高専の熱心な学生さん達を相手に「左手に見えますのは」と言いながら左手を指してしまう馴れないガイドさんの様な商品説明でしたが、初めての大役は何とか こなせたかなあと言った実感で振り返っております。というのも 一つは地球環境への皆さんの意識の高まりとエコ商材への関心の高さがべースになって大勢の方が興味を持って見に来られた点ですが、それより やはり 何人もの高専の先生方が当社展示ブースに代わる代わる立ち寄られて こちらのぎこちない説明にも拘らず暖かい視線で熱心に聴いて頂けまして、その上で さすがと思えるような鋭いアドバイスやアイデアを幾つもポンポンと出して頂けたからです。その日のうちに貴重なアドバイスを無駄にしない為にも会社に持ち帰って製造工程の見直しに入り、約1週間がかりで自家製のちょっとしたものを組み立てて生産工程に役立てました。結果的にはまだ完全にはうまく回転しておりませんでしたが、折りしも昨日、交流会で あり難い叱咤激励を頂きましたNPOの方がわざわざお見えになって、先生方のアドバイスをさらに発展させるような発想を頂けまして、文字通り目の覚めるような気持ちでおります。本当に有難うございました。このような機会を設けて頂いた高専の学長様をはじめ関係者各位にこの場をお借りいたしましてお礼申し上げます。』
写真は特にございませんのでよろしくお願いいたします


2003年9月5日
今日はとうとう15件のメール。もう一体どうなってしまったのだろうか。きょうもここまで


2003年9月4日
帰りに近くの本屋で漫画百人一首(くもんのまんがおもしろ大事典『百人一首』くもん出版)を見つけて楽しく読んでおりましたが、気が付くと寝ておりました。うわー大変だ!メールのご返事待ちが11件になりました。ごめんなさいね。

 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 寝巻きかたかた メガネ落ち


3003年9月3日
地球上はまだ我々の時代だろうか。2と3を打ち間違えたのに気が付いてからそう思った。今日も朝からバタバタしておりました。小口配達3件。昼頃、伝説の営業マンが現る。外は35度、真夏以上の残暑が続きます。大粒の汗を拭き拭き、「ここでしか作れんもんがあるんやったら何も営業いらへんねんで」と製造業従事のものには耳当りのいい話。3時ごろ、郵便局へ知的所有権申請2件出しに行く。何の効果があるのかよく分からないが折角のお勧めだし、取敢えず手続きをしておいた。夕方、セルパネ製造器、思ったより順調にテスト運転。まだまだこれからだが、、、。今日はここまで

発泡スチロール選手権のビデオのダビング遅れております。ごめんなさい。いつものビデオ屋があっ気なく 店をたたんで潰れておりまして他を探しております。もう少しお待ち下さい。


2003年9月2日
ギリシャのパルテノン神殿の柱のような8角柱仕様サンプルを高槻のある有名な技工社へ届ける。内部にカラクリ機械を入れ、その場で組み立てに立会う。「いくらCGで立体感は見ることが出来るようになっても 最後はやっぱりこうやって 実際にサンプルを組み立ててみない事には、フィーリングは掴めませんな」と 笑いながら いかにもその道4,5十年の技術屋さん肌の社長の言。縦長の構築物は昔から八等身美人に決まっているらしいが、それを長年培った直感で全体のバランスを計算してCADに入力したが どうもしっくりいかない。勿論装置の機能性からは何ら問題は無い。漸く 外装まで出来上がった装置を下の方から入念に点検していき、いつもの癖か再度白い軍手を替わる替わる上げなおして 縦横に走るチューブの閉まり具合を順番にチェックして 装置の中ほどまで来ると 上の方をじーっと見上げ、一呼吸おいて 天地方向の長さがほんの少し気になると周囲に訴える。その社長は皆によほど信頼されているのだろうか、鶴の一声だ。すべては決まった。回りの皆が走り出す。遅れて、皆について何となく わたしも走る。天地方向やり直し、195mm延長。この受け持ち部分は105π円柱 長さが995πで内部38πの継ぎ目なし一刀彫りくり抜きと計算が担当者から渡される。急がないといけない。大変なことになった。急いで会社に戻る。鶴の一声がまだ聞こえる。


2003年9月1日
恐ろしいほど時の流れは早く、もう9月になりました。今日から夏休みが始まりそうな暑い毎日ですが。水耕栽培用浮き輪の重量実験にプールに手を入れて浮き加減をチェックしていると、プールから離れられなくなりますね。だからどうも実験が思うようにうまく行かない。他の人に代わってもらうと、また なかなかうまく行かない様子でプールから離れない。暑い時はみんな水の方に引きつけられる。夕方、よく見ると 1m四方の小さな手製のプールにアメンボウが浮かんでいた。今日はここまで。


2003年8月31日
朝から雑用で車を飛ばしておりました。休日の朝の外環は平日の混雑が嘘のように空いておりました。24時間セルフのスタンドで牽引車に乗せた水上バイクに 黄色い麦わら帽の子供達と一緒に 給油されている水着姿の若い人が見えました。今から家族で大阪湾へ行かれる様子でした。不景気なぞ、何処吹く風といったところでしょうか。昼頃工場に戻ると、早速、昨日の続きに取り掛かりました。兎に角、時間がない。我々に休みはない。24時間セルフで仕事ですね。ようやく 目途が付いたのが 夕方暗くなってからの8時前でした。子供達が見ていたのか運転する大人が聞いていたのかは よく分かりませんが、近くの信号待ちをしているワゴン車の 大きく開け広げられた窓から 液晶テレビの 懐かしい「ひょっこりひょうたん島」のエンドミュージックが ボリュームを一杯にして、一息ついた電動ドライバーの味気ないモーター音に替わって こぼれて来ました。名残惜しい夏休みも今日で最後です。

 親と子の 絆はひょうたん禅問答 思い出の夏 海にさよなら 


QアンドA少し追加


2003年8月30日
朝からあらゆる仕事はすべて技術員に振り、空いた時間を全力でセルパネ製造工程の見直しと製造装置の改良型の製作に賭けました。朝8時頃から始めて昼飯晩飯すべて抜きで、時間が過ぎて行きます。途中サントリーの缶ジュースを1本、道の向かいの自動販売機で買って飲んだのがもう随分と辺りが暗くなってからでした。10時半頃、近くの村の花火大会の打ち上げ花火の音も遠くになって、「どうしても」と言いながら急ぎの仕事を続けてくれている技術員に申し訳無いと思い、また道の向かいに買いに行こうと、ふと 事務所横のポストを見ると 何か白いものが出ているのに気がつきました。宅急便の小さな小包でした。もう遅いから「この位にして明日にしよか」。発泡スチロール業界では、取締り(取り締まられ役と言ってました)工場長にまでのし上がった栄光の過去歴をお持ちの技術員ですから、すんなりと従いました。普段着に着替えてもう一度先ほどの小荷物を取り出して開けてみますと、何ときれいな写真アルバムでしょうか。添えられたお手紙に「パンフレットが出来ました。作って頂いた文字がかなりフューチャーされています。AUGUSTA CAMP 2003」とありました。そういえば今日はメガ神戸でライブ公演ですね。どうだったのでしょうか?大成功だったと信じております。溜まっておりました疲れがいっぺんにとれたように思いました。素晴らしいものをお送り頂けまして有難うございました。とても素晴らしいのでアルバム写真を少しだけ宣伝させていただきます。購入ご希望の方は直接、係りの人にお尋ね下さい。オーガスタキャンプ実行委員会「オフィスオーガスタ」はhttp://office-augusta.comです。少しだけ当HPに写真を載せました。お探し下さい。


2003年8月29日
いくつもの作業が同時進行しております。壊れた門柵の修理工事。テント倉庫の補修。壊れた冷蔵庫の修理。および、セルパネ用装置他、製作。夏ばて気味。ここまで、では火星を探しながら。
 
 夏の赤夜の 空遠く 戦い済んで 願い星 今日斯在り 明日斯在りなむ


2003年8月28日
まだまだこれ位でしたら全方位外交で進みます。今日は朝から在庫積み上げ作業。どうも社内で検討しておりますが、昨日 NPOの方が話しておられたことが気になりながらの作業でした。早急に量産体制の確立に入ります。四条縄の材木屋さんのお上さんが「展示会何でも出しなさいよ」とアドバイス頂いて、それで昨日の参加に踏み切った訳ですが、確かに異業種からの大変暖かい熱烈な刺激を頂けました。今現在 生産体制の再構築に掛かっております。NPOの方にお会いして もう一度お話を聞かせて頂くには、まず こちら側の身だしなみを整えてから というのが物の道理と考えます。それで今日も大忙し。まだ一つの鐘も鳴らないのに大忙し。しかし、確実に期待は膨らみました。はちきれそうな風船のように大空へ飛んで行きそうですね。あと1週間お待ち下さい。順調でしたら量産が可能になると思います。それプラス、フジカットのオリジナルなセルパネに仕上げましょう。いろいろお知恵を頂き、商工会議所の方をはじめ 皆様に感謝致します。有難うございました。

NHK2003ロボットコンテストにご参加の高専の方、1800π円柱一式、本日発送致しました。どうぞ勝利して下さい。

お問い合わせ有難うございます。込みで500円が高いと言われましても申し上げる言葉がございません。この場合、作業時間はのべ最低4時間になると思います。大阪府の最低賃金からしても全く見合わない作業ですね。1枚からでも出来ますか、と仰るからお見積もり差し上げました。あなたがご自分でなさるお積りでしたら一つ作るだけなのに、とお考えだったとご推測いたしますが、会社としては一度に何百と作れるところを遊ばして1個作るのですよ。あなたならこれしか為さらないかもしれませんから時間は掛からないとお思いかもしれませんが、会社としてはどちらにしろ作業時間を予定の中に確保するわけですよ。


2003年8月27日
火星が大接近しているようですが、水の惑星に浮かんだ謎のアパッチ砦の様な大山崎のSんとりー研究所を出たのが10時半でした。そこから寝屋川の産官学交流会会場まで1時間掛かりました。到着して展示ブースにセルパネを並べておりましたら 商工会議所の木村さんが 親切に 並べ方やボードに書くPRなどを教えていただけましたので大変助かりました。寝屋川府立高専学長の祝辞やオープニングセレモニーがあって、会場開きです。次々と大勢のセルパネファンが展示ブースに見えました。用意した名刺やカタログも瞬く間に無くなりました。みなさんの地球環境エコ商材への関心の高さと広がりを肌で実感出来ました。有難うございました。テレビ大阪の記者の方お忙しい中有難うございました。寝屋川NPOの方「どうしてこんなにいいものをもっとPRしないのか」と厳しい叱咤激励を頂きました。有難うございました。高専の先生、セルパネの製造方法について素晴らしいアイデアを有難うございました。各種住宅用断熱材に入った薬品を何十年に渡ってご研究されているまだまだお若い教授、「もう我々のような専門家は無用の時代かなあ」と仰られていましたが決してそんな事はありません。確かに、「独立行政法人になったらもう生徒や学生を相手にせずに好きな研究ができる」といわれる方も存じ上げておりますが、現在は過渡期に差し掛かっているだけで、その昔、遠野物語にも出てきますような”語り部”や 何処の村にも1人は必ずいた生き字引のような人は情報が氾濫する時代にこそ却って重要度が増していると思います。若者達にすれば、そのうちにIBMの高速演算用PCですら耳たぶにぶら下がったイヤリングほどになったら あらゆる善智識が心地よいミュージックのように いつも耳もとでささやいて 静かに聞こえてくるでしょうから もう たけたけしい学者は要りませんと結論付けしたいのでしょうね。その他、セルパネのカタログを受け取られた大勢の皆さん有難うございました。会場内は終始、研究者や技術者から漏れてくる聞き慣れない専門用語があちこちで飛び交い、独特な雰囲気を醸し出しておりました。この国のとある一地方のそのまた とある一地域で 名も無い研究熱心な方々がこれほどまでも沢山いらっしゃって、日々研究にそして技術の向上に汗水流しておられる事を知り、翻って国土全体を見渡せば 確かに世界に冠たる工業技術立国の基を これら無数の在野の研究者達が担っているとよく言われるのは当っていると思いました。

セルパネページに写真を追加。
天文研究会の方、お問い合わせ有難うございます。同縮尺の惑星群の製作は可能です。
押し花研究会の方、それほど細い掘り込みが可能かもう少し検討いたします。
3mm径ビーズのお問い合わせの方、1立方メートルで20キロの計算になります。



2003年8月26日
時間がなくなりました。お問い合わせ有難うございました。8人すべてにご返事をお出しするところまで行きませんでした。ごめんなさいね。今日はここまで。セルパネ展示会でお会い致しましょう!


2003年8月25日
朝から在庫積み上げ。水槽仕上げ。各種製作作業で暮れた一日でした。
東○大学理学部の研究室の皆さん、例の実験用発泡スチロール加工品、本日お送り致しました。一体何にお使いになられるのかさっぱり分かりませんでしたが、とりあえず実験の成功をお祈りいたします。ど不景気な時代です。どうぞ自他共に認めるようなトップ研究で この国をリードして下さいよ。
洛南高校1年6組の皆さん、例のもの本日発送致しました。文化祭頑張ってください。何が出来るのか楽しみです。
岡山県K建設の方、大至急ということで、セルパネサンプルお送り致しました。他のサンプルご希望の方もう少しお待ち下さい。ごめんなさいね。
夜10時半、ようやく展示会用セルパネカタログ200部、閉じ終えました。セルパネ用名刺100枚出来ました。今日はここまで


2003年8月24日
北大阪商工会議所様、27日の件了解いたしました。展示資料は当日車で搬入いたします。最新のセルパネを持ち込む予定です。しかし、今日は他の予定は全てキャンセルし、内部の構造を変更し、水圧変化にどう対応できるか、その実験まで進めるために例の水槽を4個製作しているうちに 日が暮れていました。これでもう16個目ですね。全て何らかの変更がしてあります。まだ満足いかないのに どうやら時間切れのようです。たった1個の注文に 何で鐘も鳴らないのに ここまでするのでしょうか、やはり、納品先のそのまた納品先にどうしても迷惑がかけられない、といったこともありますが、どうやら、だれもこんな水槽作ったことがない、という裏づけがあるからでしょうか。4,5軒メーカーに当りましたがどこにもありません。抜き勾配ゼロでここまで深モノです。外周ずんぐりです。関西で容器を探すなら「この人に聞いて無ければ何処にも無い」と言われる あの中村容器のおやっさんにお聞きしても「ふざけんなー、350やてー、そんなもん あxるっかー、」と怒られる。だから面白いが、、、。明日はまた忙しくなりそうだ。


2003年8月23日
我々に休みはない。中学校の休みは長くて夏の1ヶ月、高校3年の春は夏休みより長かった。大学の休みは一年の内、合わせて6ヶ月はあった。これ位ないと碌な読書も出来ないと思っていた。今はどうか?有り難い事に 休もうと思えば何十年でも くたばるまで休みだし、休日はカレンダーに勝手に赤丸が出来る。誰も「休むなよ」と止めてくれない。黙って、申し訳程度に微笑んでさっさと他の取引先へ行ってしまうだけだ。そうなれば自動的に公的なお休みとして5,6ヶ月か1年か国から支給され、晴れて 久しぶりにめでたく 夏休み。そして期限切れで、後はくたばるまでの何十年の夏休み。それほど長い休みは要らないからささやかな休みが欲しいと思いながら、我々に休みはない。
 社員5,6百人のある発泡スチロール会社の元工場長と容器の形状についてしばし相談、「力の分散をどのように形状に実現すべきか」がテーマ。そこへ、ひょっこり、近くの発泡スチロール工場の現役工場チーフマネージャーが遊びに来る。層々たるメンバーが何故か集まっている。面白い話になった。例の 最近、仕入れた素材を見せると皆 痛く感心される。「これ、使えるねえ」という話になって 手ぶらで帰すわけにもいかず、結局少し 2個に切断して半分御裾分けして簡単に包み お持ち帰りにしてもらう。「遅いお中元よりこの素材を頂ける方が大変有り難いんですよ」と話す現役チーフの笑顔に また昭和37年生の面影が顔を出す。


2003年8月22日
朝から かわらずの、在庫積み上げ作業。終日。 お昼前頃、近くの豆腐屋さんが「こんな通販用の箱ありませんか」と中に高級な手作り豆腐を入れて持って来られる。サンプルが欲しいとのこと。市販で買うと1丁5,600円のアガリスク入り豆腐が4丁入っていた。当然、二つ返事でサンプルは無料で製作することになった。昼の食事時によばれた。平安の昔、公家の別荘地があったようなところです。少し行くと銘酒「くらわんか」の酒蔵もあります。水も美味しいし、いい豆腐が出来るのだろうなあ。昼から豆腐のにがり汁を飲んで元気一杯在庫積み上げ作業。

製作実例追加。水耕栽培少し追加。


2003年8月21日
詰らない駄文になりそうだがそんなものでしょうか!今日は朝から在庫積み上げ作業。こんなスタイルでいいのだろうかと思いながら合間あいまに水槽の製作。これは、製作実例集に写真を掲載しておりますが同じものです。これで12個作りました。すべて何らかの試作ですので厳密にはすべて何処かが違いますが、Sトリー研究所の方と何度か往復があってようやく12個目にしてこれでいいかなあと言えそうな水槽になりました。この段階ではソロバンは全て無視しておりますね。それより研究所のバイオ技術を駆使して創られた謎の植物群落が、映画「天空の城ラピタ」の大空に浮かぶ緑の島のように、初めて その不思議な人工の植物達が得体の知れない謎の輝きを惜しげもなく周囲に撒き散らす 妙に蒼いというか紅いというか何とも形容しがたい色合いの花々を 眼前に垣間見て まるで本当にあの研究所内の2重の無菌室に「天空の城」が実現したような錯覚に襲われた最初の時の 途方もない感動が まだ少しこころの片隅に残っているのが唯一の原動力です。やはり、めったな事で決して外部の者には窺い知ることが殆ど不可能な 巨大バイオ研究集団の何百人という白衣の研究者達によって今 漸く達成された膨大な研究成果の中で その核心部分にすべてを凝縮した形で何気なく咲いている一束の花を 偶然 ではあっても 一度見てしまいますと 内部から湧き出す衝撃波が連綿と地球を回っていくような気がします。この国の途方もないバイオ研究の前進と成果にただ ただ脱帽いたします。 

セルパネ業務連絡。了解。檄、我々も天空を撃ち、前進いたしましょう。


2003年8月20日
有り難い。今日は技術的なことでひとつ、ふたつ進展が見られた。やはり餅は餅屋だ。以前、地下水の高度処理をしていた頃、30トン濾過器の濾材入れ替え時に 濾材の水を抜いた後の砂に残った流紋でボイラーがどのように使われていたかをすべて言い当てるひとに会った事がある。凄いなあと思ったものだ。また、神戸のK重工で潜水艦の溶接をしていた人に溶接のいろはを習ったことがある。「日本の溶接棒は最高さ」といいながら鋼鉄を自由自在に曲げたり折ったり切ったり貼ったりとまるで手品師のように見えた。ちなみに彼の先輩にあたる人が戦艦大和の溶接に係わったらしい。発泡スチロールの巨大な成型機を制御する制御盤を自由に操ってハイサイクルで製品を製造するパチプロには、成型機に留まらず、自動制御の手ほどきを習った。みんな若い頃貧乏だった。ハングリー精神旺盛だった。論語にも 孔子は若い頃 貧乏していたから習わなくてもよい雅楽を習いましたとある。今日は、左官歴20年のプロに決して1年や2年では教えてくれない技術的なコツを偶然教わる事になった。彼らの大切な食い扶持だ。めったな事がないと外部には漏れない技術的な核心に関わることだろうか、有り難い。大変勉強になりました。


2003年8月19日
通い始めて足掛け4年目でしょうか、今日は新規お取引の材木屋さんからのオーダーに沸きました。有難う御座いました。そこの材木屋さんもご親切なところで、特設ショウウインドウに当社製品を展示して頂けることになっておりましたが、いよいよといったところでしょうか。今後ともよろしくお願いいたします。今日も在庫積み上げ作業。合間に水槽製作。水圧実験など。なんでもやってみよう。何でも挑戦してみよう。まだまだ、その連続上を歩いている。と、今日は昼から また突然面白いお問合わせが来た。計り知れない想像力だ。何といろいろな発想と構想力が湧き出てくるのだろうか。不思議だ。まさに、延々と尽きる事のない新しいアイデアの噴出。ただの どこにでもありそうな発泡スチロールだというのに よくまあいろいろと 面白いお問合わせがあるものです。公開は差し控えますがこりゃ凄いと思いますよ。やはりこの国のDNAなんでしょうか。次々とお問合わせがあるものですね。有難う御座いました。
会議所の産官学技術交流会まであと1週間。準備はさっぱり進まず。困った。5分間の会社PRの持ち時間があるらしい。他社が長々と自社PRした後だと つい、緊張して「あの あの」になりそうだ。困った。人前で大上段から喋るのは苦手だ。こんな時は 1曲歌った方が受けを狙えそうだ。得意の持ち歌は「どんぶりころころ 古城の月見」か「翼を下さい、ロバの耳」。困った。だめだ、これじゃー逆に 蒸し暑くて、「Re KAERE」の野次がたかりそうだ。


2003年8月18日
今日は朝から在庫積み上げ作業。その後、輸出用大型ギヤーモーター軸受けの穴あき梱包材製作。またいつものように穴あきの毎日がスタート。時間の合間に漆塗りの実験。手が痒くなりそうな気がする。 何処かのプロチームが優勝するまでに道頓堀をお花畑にしようと言う計画、どうも進まないと思ったら、マジックあまり減ってませんなあ。今日先方に問い合わせると当社のサンプルで今から実験に入る段階のようだ。気長にスローライフ。肩肘張らず、焦らず、焦らず、「暮らしはもっとよくなる、景気はよくなる確実に」日が昇る国の新しいサイクルが始まっている。 あと10日で商工会議所と近くの高専との技術交流会。準備がなかなか進まない。別注名刺すら頼んでから10日過ぎてまだ刷り上らず。10分名刺の或る時代、スローライフランニング。ようやく東のセルパネを送っていただける段取り。
セルパネのカタログをお待ちの皆さん、ようやく発送致しました。公社便です。あと2,3日お待ち下さい。
ご注文の300π球お送り致しました。もう暫くお待ち下さい。

中学同窓会関係、Oさんお久しぶりです。元気にしてますよ。それより、中学校のアルバム委員の時のお話、懐かしいというか 面白かったですよ。この前F女史から暖かいメールいただきましたし、皆さん元気で何よりです。ごめんなさい、時間です。さあ、楽しい思い出背負って仕事です。


2003年8月17日
今日も朝から昨日の続きでした。発明家鈴木さんから以前、発泡スチロール製保温タンクを作ったらどうか、といった有り難い御提言があって かれこれどのぐらいの歳月が流れたのだろうか。有り難い事に下準備の技術的裏ずけも少し出来始めた。今日は例の900×900×200の水耕栽培用水槽「ハイドンくん」の製作に取り掛かる。昼から素材屋回り。古道具屋回り。業務連絡、セルパネカタログの件、「当社責任編集」を明記しました。



2003年8月16日
朝から別件水耕栽培用水槽の製作。一番簡単に仕上げるにはどうするべきかあれこれ工夫を試行錯誤。化学の勉強をもう少し真剣にしておけば良かったのにと後悔。反応が千差万別の化学樹脂はやめて発泡スチロールに漆でも塗ってやろうかと投げやりになり、と、待てよ!それも面白いかなと 早速漆を探しに行く。途中、セルパネカタログのカラーページのコピー。結局、我々に休みはない。常に何かを求めて その線上を行ったり来たりの連続だ。常に素材の試行錯誤で ウロウロあっちこっちして その面上を這いずり回る迷路の探検だ。常に 時間と空間に目的の観念を探し回る他に仕方のない動物だ。常に、目的に価値を問い続けずには生きていけない生物だ。最近、競争の原理を研究分野に取り入れようといった動きがありますが、結局のところ、平たく言ってしまえば、お金で研究の価値判断をしてしまえと言ったことになるのでしょうか。傍から見ていて いつまでも ぐずぐずしている しょじょ寺のタヌキのような太腹の研究者が大勢いるから この辺でタヌキを捕まえてやろう といったことになるのでしょうか。しかし、それでは研究範囲が矮小化されてしまいそうだ。競争の原理は民間に任しておけば充分ですよ。危険は分散した方がいい。価値はばらばらな方がいい。競争原理を取り入れたところで数学のいまだに解けない原理が解けますか?哲学の本質を競争して解決できますか?長くなるといけない。今日もここで失礼。


2003年8月15日
一日かかってワードでセルパネのカタログ作り。27日の地元商工会議所と高専との技術交流会に併せてカタログを100部以上準備しないといけない上に、セルパネカタログ希望者で送付待ちが6、7人になった。急いでおりますが、なかなかいいものができず、ワードは諦めて結局、ハサミと糊を出して来て あちこちからコピーを切り抜いて一枚に張り合わせることにした。セルパネに興味をお持ちの方ならきっと誠意は伝わるはずだ。と、少し手前味噌なことを考えながら、ラジカセに漱石の「三四郎」のテープを入れて聴いていた。理科大学では今も光線の強さを毎日穴倉に入って観測している人がいるのだろうか。覗き込む望遠鏡の度盛を1,2,3と数えて日が暮れているのだろうか。「江戸の何百年が明治のたった40年で繰り返されていく変化の時代」にあっても もしカラーフィルムで人々の日常動画が撮影されていたなら、現在の我々との共通性というか連続性がはっきり見て取れるかもしれない。今もって変化に激しい。今日はここまで


2003年8月14日
朝から在庫積み上げ作業。発泡スチロールのベッタン作り終了。先日サンプル出荷してあるので まず、大丈夫だとは思うが兎に角、途方もなく手間暇ばかりかかる割りに 1個何銭の鐘のならない仕事でした。仕方なし、請けた仕事です。どうも。昼から漸く、遅くなっておりました別件水耕栽培用水槽の製作。つい、アルカリ反応だとどうだろうと思い 余計な薬品を混ぜて、やり直しになる。内側を乾燥している間、例のSトリーの水槽製作用に簡単な金型製作。先日、Sトリー研究所にお邪魔した際、農学博士のご案内で夢の水耕栽培を見学させて頂いた時の事を思い出す。素晴らしい実験設備で見事な成果を挙げておられた。流石だと思った。酒造りで育んだバイオ技術で 見たこともない花の 生きた芸術作品を作り出して、次々と見学に来る人々を酔わせておられた。あの見たこともない青い花は何と命名されたのだろうか。あの不思議な若々しく 少し、赤みかかった青色は、デジカメでも認識できないだろう。花好きの画家に話せば「是非その花の絵を描きたい」と言って飛んできそうだ。雪解け水で尾瀬沼に咲き誇る水芭蕉が 映画「天空の城ラピタ」のように何故か 大空に浮かんで 空の青に 青く透明に染まっていくような気がしたのは、私一人だろうか。その後、夜遅くまでかかって H立金属の見積もり加工の試作をして、結局結論がないまま帰宅する。と、全く思いがけず、10年振りの懐かしいF女史からメール。大変暖かいご声援を頂き、有難う御座いました。今後とも、是非当HPにご注目下さい。今日はここまで


2003年8月13日
朝から在庫積み上げ作業。26,5πドーナツ製作。1個何銭の途方もない作業を黙って もくもくと進める。鐘が鳴らない。首が回らない。腰が上がらない。その後、K大学理学部様の一刀彫り液体窒素円柱型くり抜き容器の製作。実例集に追加。その後夕方遅くになって、H立金属の実験用約6,7インチ径曲線パイプの受け軸加工試作。実例集に追加。帰宅前、ふと 水耕栽培の水槽を見ると この前の台風10号で全株 根こそぎ倒れたトマトに 小さな黄色い(白は間違い)花が咲いていた。もうダメかと諦めていたが、水耕栽培のものすごい生命力に我ながら感心する。世間はお盆モードのようだが、明日も変わらず仕事。

お問い合わせ有難う御座います。舞台大道具にお使いですね。そのような形状のものでしたら まさに発泡スチロールの踊り場です。
お問い合わせ有難う御座います。これから3階建てのマイホームを建てられるのですね。いいですね。セルパネを使った施工例は光設計のHPからご覧いただけます。8月27日は地元商工会議所と高専等との交流展示会に出品予定です。宜しければどうぞ。
お問い合わせ有難う御座います。ショップのビーズは1mm径で少し硬めで重いものを選びました。粉雪の感じを写真に出すのに様々なビーズを使ってみましたが、地面にあたって跳ね返る所など これが一番雰囲気が出ておりました。

お問い合わせ有難う御座います。健康住宅をお考えとのことですが、まずご自分でとことん世間の相場というものをじっくり研究なさってはいかがですか。我々には便利なインターネットといった 今まででしたら 考えられないような強い武器が御座います。その上で決められても 決して高い買い物にはならないと思います。なお、セルパネは お陰さまで 国土交通省の財団法人ベターリビングの次世代型住宅部品の選定を受けましたので、おそらく 誰に聞かれても安全安心健康と答えが返ってくるとは思いますが、ご参考にどうぞ。

大学の友人から この前やっと結婚したかと思ったら、もう子供が産まれたという知らせの手紙が舞い込んだ。これから20年!子育て日記が始まるのですね。奥さんによろしく。また、奥さん共々京都の例の飲み屋で会いましょう。伝説の障子貼り職人岩崎君を偲んで、これをもって返信に代えさせていただきます。


2003年8月12日
朝から在庫積み上げ作業。結論的に我々に休みはない。すべてに優先した体制になっているのにそれでいて当たり前になってきた。当たり前といった白々しい感情ではない。面白くてブレーキがかからないニュートラルで走っている。その後、50パイの穴あけ、延々と続き、昼から熊本電波高専様納品の部品を製作。NHKロボットコンテスト、今年は何故か熊本を応援します。その後
また発泡スチロールのめんこ(べったん)用26,5πのドーナツつくり。穴あけ職人アナアキストンズ。急遽夕方遅くになって、京阪電車から淀屋橋、新大阪へ乗り継いで、自費で東北、北海道方面に工業視察コンペに参加していた嘱託研究員を迎えにいく。 面白いみやげ話を受け取る心算だったが、コンペを途中でほっぽりだして、地震か大雨で崩れた村内の民宿の裏山の土かきをしていたらしい。11時半帰宅。

AUGUSUTA CAMP 2003様有難う御座います。完成しましたパンフ心待ちに致しております。宜しければHPにUPさせて頂きます。
セルパネのお問い合わせ有難う御座います。グループ内で作業は順調に進んでおります。パンフご希望が今日は何と一度に6件参りました。もう暫くお待ち下さい。ご免なさいね。大変バタバタしております。先日来、ワードを使ってちょっと作り直しをしております。
K大学理学部様、特別仕様ですねえ、了解いたしました。実験用液体窒素容器製作に入ります。有難う御座いました。


2003年8月11日
朝から在庫積み上げ作業。隣の工場は、さっさとお盆モードに入って休み。周辺の工場団地もほとんど休んでいる工場ばかりのようだ。大至急の追加製作と配達。戻るとすぐ、材木屋さんから問い合わせの電話。「こら、われ何ぬかしよるんじゃ、定価いうたら客渡しの値ーぐらい、分からんかったら猫の首に巻いて 一緒に吊り下げとかんかー、われ今度”定価”ぬかしよったら承知せんぞー。”入りの値段”きいとるんじゃー。今度分からん事ほざいたら、お前の首に縄かけにいったるから、よおお覚えておけー」と激しい。こちら出し先方入りの値段で、”定価”は あくまでも末端ユーザー様のお使いになるものですね。お客様をどこまでも大切に、言葉一つに気持ちが込められております。有難う御座いました。それでもお取引頂けます事を感謝いたします。要は誠意でしょうか。先日の同窓会のどこか浮かれた気分も全て消え去りました。(そういうと中学の数学の先生にこの材木屋さんのような凄味のある人がおられましたね、どこの世界にも何人かいるようです。厳しくもあり、温かくもあり)。夕方から京都の工芸店のご注文で発泡スチロール製めんこの試作。これは手作業しか無理な世界でしょう。

お問い合わせ有難う御座います。ビーズですね。これで何件目でしょうか病院介護関係の方からのお問い合わせが結構あります。
お問い合わせ有難う御座います。この時期から学校は文化祭準備モードですね。暑い中頑張ってください。


2003年8月10日
結局、我々に休みはない。地味な仕事の繰り返しだ。否、仕事とも思わない。これが ごく当たり前の繰り返しだ。同窓会で大勢が集まり、ちょっと「場違いやで」と言われながらのセルパネの展示でしたが、反面 もう46歳になってくると 皆 ある程度生活もなんとかそこそこに 自分たちなりのものを築いた人も多く、それぞれ、実に様々な仕事を持ち(しかし本当に実に様々な仕事を持っていたので驚いたし、楽しかった)、それぞれの立場からの あたたかく そして掛け値なしの同年代、且つ同時代から ストレートな評価をもらえた。正に、有り難いのひと言に尽きる。「面白いことやってるなあ」とか「家建てるんやったら、これしかないなあ」といった声も聞かれたし、中には「仕事、建材やってるねん」といった声もあった。そんな中でNハム勤務の友人から「マクドナルドという人の営業形態に似てるなあ」というご指摘があったのが妙に気になって 早速、本日昼から図書館へ走った。検索で引っ張り出すと何冊も出て来た。カウンターで頼むと 慣れた手つきで ものの1、2分で大きな書庫から係りの人が該当する本を出して来てくれた。5冊ほどあった。どれもこれもさーと目を通すと、結局、「我々に休みはない」というのが結論のようだ。今ではもうごく、一般的になったが、外資系が戦後日本で如何にして拡大して行ったかの基本営業戦略が 営業マンの 欧州的というべきか兎に角、数量的な拡販と心理戦にあるという。最近では研究され尽くしていることだが、敗戦後、進駐軍とガムと段ボールが持ち込まれた頃は、まだ縦割り式の営業方式が日本では主流でした。勿論、新入社員の教育においても当然のように軍隊式の講話で一括されて、後は上司の後を3歩下がってお供するといった方式が現場の実践教育でした。その中で、異彩を放ったのが彼の数量目標を決めて、最も営業の下手な上司に先を歩かせて わざとへたくそな営業を新入社員に見せ、「あんなことなら自分でも出来る」と逆に自信を持たせていくといった方法でした。、、、、、長くなるのでこの辺に。今日はここまで。




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